新ウン鉱業グループ技術開発部副部長夫妻に10年の判決がくだる
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 【明慧日本2016年6月16日】2015年12月、山東省新ウン鉱業グループ技術開発部副部長の曹玉光さんと妻の李琴さんは、法輪功を学んでいるために10年の不当判決を下された。夫婦が上訴した後、中級裁判所(高裁にあたる)は「再審するように」と案件を現地へ差し戻した。

 2008年に法輪功を学び、心身とも受益

 2008年、曹さんは現場で事故に遭い、肋骨と片腕を骨折し、内臓が出血し、緊急救命の最中、呼吸が2度停止した。手術の後で、医者は「24時間以内に曹さんの意識が回復しなければもう救いようがない」と話した。人事不省から目が覚めた曹さんは「『轉法輪』を読みたい」と言った。それから曹さんは法輪大法を学ぶようになった。

  曹さんは修煉してから心身ともに受益し、いろいろ不思議なことを経験した。ある日、会社の健康診断を受けた時、医者から「曹さんの体はとても元気です。修煉する前の神経衰弱などの症状も消えました」と言われた。

 2015年、夫婦は再度連行され、10年の不当判決に

 2014年5月10日、山東省新泰市の警官の李同軍と鐘崇涛は私服警官を連れて、曹さんの家の扉をこじ開けて進入した。曹さんを打ち倒して、パソコンなどを持ち去った。

 1カ月後、警官の李同軍と鐘崇涛は旅行から帰ってきた李琴さんを空港で連行し、泰安市留置場に拘禁した。検察院は証拠不十分で李琴さんを帰宅させた。

 2015年12月18日、再度李琴さんを自宅から連行した。

 2015年5月、李同軍などの警官は何度も曹さんの勤務先へ行き、曹さんに「反省文」の書類に署名するよう強要した。しかし曹さん夫婦に拒絶されたため、警官らは恨みと恥ずかしさで怒っていた。

 2015年12月22日、新泰市裁判所は曹さんと李琴さんに対して不当裁判を行った。法廷で裁判所は、曹さんの家から探し出した法輪功の書籍やDVDなどを証拠として提示した。その中に「捜査時のビデオテープ」もあった。ビデオテープの映像の中に、曹さんの家の床が乱れていて、その中で茫然とした表情の曹さんと李琴さんが映っていた。

 曹さんと李琴さんは法廷で「警官に協力して撮影したことは一切なく、しかも家財を差し押さえられた日に李琴さんは現場にいないのに、どうしてあの映像がある得るのか」と疑問を訴えた。

 最後に曹さんが「自分は絶対に法輪大法を放棄しない」という決意文を法廷で朗読した際、警官は無理やりに曹さんを連れ去った。そして、新泰市裁判所は曹さん夫婦に対して10年の判決を下した。夫婦が上訴した後、中級裁判所(高裁にあたる)は「再審をするように」と案件を現地に差し戻した。

 2016年に5月裁判所は再審、証拠捏造

 2016年5月22日、新泰市裁判所は再び曹さんと李さんに対して不当裁判を行った。裁判所側は証拠としてのDVDを以前の8枚から12枚に増やした。しかし取り出したのはビデオテープだった。妻の李さんは「家にビデオテープの書き込みドライブがないので、ビデオテープを作ったことがない」と主張した。

 裁判所側は補充の証拠として、曹さんの家から発見した真相シール244枚を提示した。しかし、標語ようなシールもあった。曹さん夫婦は「それらの標語を見たこともなく、自分の家のものではない」と指摘した。

 それでも244枚に足りないのを見て、裁判所は小冊子を分解してページ数を増やした。曹さんの弁護士が「すべての証拠の数が正確ではない」と指摘したところ、裁判所の裁判官は「調べる時に誤差がある可能性もある」と答えた。

 最後に、新泰市裁判所は2016年6月29日に維持判決を宣告するといった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/5/31/329451.html)
 
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