中国・青島市の中級裁判所は李雪さんに懲役10年の判決
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 【明慧日本2016年6月16日】山東省青島市中級裁判所は開廷もせず、ただ一枚の「刑事判決書」で上訴を却下し、原審を維持し、膠州の法輪功学習者・李雪さんに懲役10年の重刑を言い渡した。弁護士や家族には知らされていなかった。

 先月12日、李さんの弁護士は当裁判所を訪ね、案件の進展を聞いた時、初めて案件はすでに終わったことを知らされた。結果は上訴を却下し、原審を維持するということだった。

 当裁判所の判決書を見ると、李さんの弁護士が指摘した内容、「事実ははっきりしていない。該当する法律違反は無い。よって上訴人の行為は犯罪行為にならず、無罪である」などはすべて無視された。

 弁護士は改めて案件を受理するように求め、李さんの上訴書には「当裁判所が法律の流れを違反し、開廷の前に召喚状すらも送付せず、弁護士の入場を妨害した」などが書かれた。

李雪
李雪さんの写真

 李さんは90年代に不治の病を患っていた母が法輪功を学んでから完治したことを目にし、法輪功を学ぶことを決心した。

 しかし、1999年の江沢民グループによる法輪功への迫害が始まって以来、李さんは数回にわたって不当に拘禁され、また2007年から7年間拘禁された。残酷な迫害を受けた李さんは2013年にようやく解放されたが、再び懲役10年の不当判決を宣告された。

 昨年9月、李さんは逮捕されてから絶食で迫害に抗議を開始した。しかし、情報筋によると、10月から李さんの身体は極めて衰弱し重体に陥り、身の回りのことはできなくなったという。関連規定では、李さんの身体の状態では続けて拘禁されないはずだが、依然として市第三留置場に拘禁されている。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/11/329912.html )
 
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