中国・四川省、横断幕で「真・善・忍」を伝えた学習者は懲役4年の不当判決に
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 【明慧日本2016年6月29日】「世界には真・善・忍が必要」などの横断幕を掛けたとの理由で、成都市の住民が不当判決を宣告された。弁護士は「世界には真・善・忍が必要ではないのですか? 」と問い詰めた。

 今月14日午後、四川省成都市の法輪功学習者の程懐根さんは、双流区裁判所に不当裁判を行われ、懲役4年の不当判決を言い渡された。

 昨年5月、市内のある住宅地区で、法輪功に関する2つの横断幕が発見されたとの理由で、天府新区の警官らは法輪功学習者に嫌がらせをした。その結果、多くの学習者が派出所に連行された。指紋を取られ、採血され、DNAを調べられた。程さんは6月3日に不当に連行された。7月3日に逮捕状が発付され、双流留置場に拘禁されている。その期間、程さんは何度も病院に送られた。現在痩せこけている。610弁公室、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は開廷した時、衰弱した程さんの万が一を考え、第120号の救急車を待機させた。

 程さんは法廷で法輪功を学んだ体験を述べた。程さんはひどい喘息を患い、命を失う可能性があった。親友の喘息を患っていた2人は、その辛さに耐えられず、1人はビルから飛び降り自殺し、もう1人も自殺した。その後、ある人が『轉法輪』という本を貸してくれた。読み終えたら、人間はどうして病気になるのか、どのように病気が治るのかがわかり、法輪功の動作を習い始めた。しばらく後、身体に大きな変化があり、それ以来病院に行く必要がなくなった。また、考え方も生まれ変わり、家族は和気あいあいと暮らしていた。

 程さんは自ら恩恵を受けたことを、人々に伝え法輪功への誤解を解消し、より多くの人も自分のように、恩恵を受けられるように、昨年5月に住宅地区に「世界には真・善・忍が必要」、「世界法輪大法デーをお祝いします」の横断幕を掛けた。

 程さんの弁護士は法廷で「法輪功は1992年から伝え出されました。1999年、江沢民は3カ月で法輪功を消滅すると宣告しましたが、現在法輪功は世界に広がり、ますます多くなってきました。程さんのわずか2枚の横断幕は何がわるいのですか? 誰の利益を損いましたか? 世界には真・善・忍が必要ではないのですか? 」と問い詰めた。起訴者は頭を下げ、傍聴者もまじめに聞き、多くの人は法輪功の無実がわかってきた。

 休廷期間、傍聴席で話題になり、多くの人は親指を立て「この弁護士は素晴らしい」と褒め「程さんはただちに解放されるべきだ」と主張した。

 しかし、民衆の意見は届かず、程さんは懲役4年の不当判決を宣告された。みんなその結果に、ただ唖然としたという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/25/330486.html )
 
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