米国議会「中共による生体からの臓器狩りについて」の公聴会
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 【明慧日本2016年7月2日】6月23日、米国議会上院外交事務委員会は、中共(中国共産党)による良心の囚人の法輪功学習者の生体から強制的に臓器を摘出するすべての行為について公聴会を開いた。公聴会に参加した証言者らは、中共が現世界において最も邪悪であり、法輪功学習者の生体からの臓器狩りの犯罪行為は、手術服に隠されたジェノサイドであるとの認識で一致している。注目、困惑、驚愕などの形容詞を用いても、中共の暴行の残酷さを表すことはできない。

デビッド・マタス氏「膨大な人数の法輪功学習者が臓器を摘出され殺害されている」

听证会现场
公聴会の会場

加拿大人权律师大卫•麦塔斯(左)
カナダの人権弁護士デビッド・マタス氏(左)とイーサン・ガットマン記者(右)

 カナダの人権弁護士のデビッド・マタス氏は「デビッド・キルガー氏と私は10年来、中共が法輪功学習者の臓器を摘出して殺害していることについて調査してきました。その結果を報告書にまとめ各地で迫害の実態について講演しています。イーサン・ガットマン記者は私たちを取材したことがあり、彼自身もこのことについて各方面から調査しています。私たちの調査した結果を分析し、その結論として、中共が、国家ぐるみで大規模な虐殺を行っており、その被害者の多くは主に法輪功学習者です。もちろんウイグル人やチベット人、並びにキリスト教会の地下メンバーも含まれています」と話した。

 マタス氏は「私たちが調査した臓器移植の件数は、中国の発表で実際に行われた臓器移植の件数よりはるかに多いのです。この大きな開きが一つの結論に至ったのですが、臓器狩りによる殺害された法輪功学習者の人数は当初の予測よりはるかに多いのです」と話した。

イーサンガットマン氏「手術服に隠されたジェノサイド」

资深调查记者伊森•葛特曼
ベテラン記者のイーサン・ガットマン氏

 ベテラン記者のイーサン・ガットマン氏は証人として公聴会に出席した。彼は「1999年に中共は法輪功を消滅する運動を発動しました。2001年の時点で百万人以上の法輪功学習者が収容所に送られ、強制的に血液や臓器の検査を受けさせられています。それと同時に、軍隊の病院や移植専門病院での移植件数が急激に増加しています。2006年の初め、キルガー氏とマタス氏は中共による法輪功学習者からの臓器狩りについての調査結果を発表しました。北京(中共)は死刑囚の臓器を使用していると認めました。2012年、中共を覆い被さった仮面が、臓器狩りに参与した中心人物の薄煕来を手助けしていた王立軍によって剥がされました。王立軍は生体臓器移植ネットワークの一つを牛耳っており、数千例の移植手術を行ってきました」と話した。

 ガットマン氏の話によると、6月23日まで彼を含む3人のメンバーで調査した最新報告によれば、中共の良心の囚人である法輪功学習者からの臓器狩りはいまだに行われれており、その人数に驚愕しているという。

ガットマン氏は「これはジェノサイドであり、それは手術服に隠されて行われています」と話した。

李祥春氏「中国には生きた人間の臓器庫が存在する」

追查国际公众事务主任李祥春
法輪功の迫害を追跡調査する国際組織の事務主任の李祥春氏

 法輪功の迫害を追跡調査する国際組織事務主任の李祥春氏は公聴会で「中国において臓器の供給者(ドナー)が、臓器需給者を待っていて、充分なほど大量の臓器供給候補者が存在しています」と言った。

 李氏は、中共の前衛生部副部長の黄潔夫を例に取り上げた。2005年9月、黄は新彊で肝移植手術のデモンストレーションを行った。彼は患者本人の肝臓が移植に適していると判断して移植した。しかし彼は予備用の臓器として事前に、重慶、広州、新彊に肝臓の準備を指示していた。中国のマスコミの報道によると、重慶、広州から肝臓をすばやく届いたという。

 黄は移植した臓器を放棄し、9月29日7時に再度肝臓移植の手術を始め、30日の10時に終了した。黄は「手術は成功した。  もう一つの予備肝臓は必要ない」と話したという。李氏は「移植肝臓の冷却時間は6から10時間以内で、中国においてそれほど厳しくなくとも、15時間以内と定めされている。この重慶と広州からの2つの臓器は、生きた人間から摘出していることを確定することができます。それは臓器を摘出する時間、空輸する時間、黄の手術する時間と観察する時間を合わせると少なくとも50時間以上かかります。もし死亡者からの臓器であれば使用できるはずがありません。ここで言えるのは事前に予備として生きた人間から2つの肝臓が準備されたのです」と話した。

 李氏は「今日まで追跡調査の国際組織が収集した中国の臓器に関する論文3千部以上、中国学術界や政府機関が出版した大量な論文からも分かるように、中国において臓器移植のためにジェノサイドの犯罪行為が確実に存在し、その対象となっているのは法輪功学習者である。これらの臓器移植論文の発表時期は、ちょうど法輪功を迫害し始めた1999年以降であり、特に2000年から2008年に集中している。これらの論文に対して提供者の性別、年齢、健康状態、死亡原因、臓器の摘出手順、常温保存の時間、冷却保存の時間、移植手術を選択する時期などの時間がすべて短縮され、さらに更新されています。中国には生きている人間による臓器庫が存在しています」と話した。

米国国会議員ダナ・ローラバッカー氏「中共は今の世界で最も邪悪である」

国会议员达纳•罗拉巴克
米国国会議員のダナ・ローラバッカー氏

 米国国会議員のダナ・ローラバッカー氏は「中共は今の世界で最も邪悪です。中共は系統的に臓器の強奪を行い、極悪非道な犯罪を犯しています。国民の基本人権を奪うだけでなく、臓器を強奪して莫大な利益を得ています。法輪功は平和的で人々に尊敬される修煉です。しかしながら法輪功の学習者は中共の残酷な迫害を受けています。法輪功学習者は中共の臓器強奪の対象とされています。人権の守護者である記者や調査員の絶え間ない努力により、中共の暴行が世間に広く知れるようになりました」と話した。

米国国会議員クリス・スミス氏「中共の暴行は極めて残忍である」

国会议员史密斯
米国上院議員のクリス・スミス氏

 米国上院議員のクリス・スミス氏は「中共の法輪功に対する迫害は極めて惨烈で醜悪で、突出した邪悪であります。中共が17年来行ってきた法輪功に対する迫害は、中国の近代史上最もの醜聞です。現在中共が行っている法輪功学習からの臓器強奪が、世界二次大戦の際ナチスが行ってきた収容所での大量虐殺と全く同じなのです。今は人々が立ち上がり、法輪功学習者からの臓器摘出の犯罪の責任を追及する人は少ないのが、とても悲しいことです。本日の公聴会の目的は中共の邪悪さを暴露することです。注目、困惑、驚愕、これらの形容詞では中共の暴行を表すことができません。中共の暴行は極めて残忍です」と話した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/25/330507.html )
 
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