神にいつ助けて頂けるのか
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2016年6月29日】長年の修煉過程で、多くの同修は身近な大法弟子の身に起きた神業を見聞きしてきたと思います。ここで言う神業とは、健康を奇跡的に取り戻したことを指しているのではなく、大多数の同修が師父に身体を浄化して頂いた経験があるでしょうということです。ただ、敏感に感じた人もいれば、あまり感じなかった人もいるというだけのことで、実際のところ、師父は私たち全員の身体を浄化して下さったのです。

 ここで討論したいのは、正法修煉における能力に関する神業です。たとえば、鋤しか使えない農民がパソコンを操作できるようになったとか、字を読めない老人が師父のすべての説法を読めるようになったとかなどなどです。しかし、このような神業を手に入れた同修はごく一部で、得ることができない同修もいます。なぜでしょうか? 師父は説法の中で「修煉に早い遅いは関係ありません。在席の皆さんが新しい学習者であれ、古い学習者であれ、修煉から言えば、皆さんを同じように見なします」[1] とおっしゃっています。以前の私の理解は「縁の深さの程度によるか、または修煉者自身の心の純粋さによって、神の助力を得て神業を得る人もいれば、得ることができない人もいるでしょう」でした。

 『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』を学ぶ際、私はもう一つの原因が分かりました。それは修煉者自身が修煉において100パーセントの力を出して、真心を持って実行しているかどうかによるのです。

 師父は説法の中で神韻の宣伝について「もしこの地区に一人しかいなければ、神はあなたを手伝ってそれを成功させます。もしこの地区にほかの人がいるのに何もしなければ、神は決して許しません。ですから、必ず多くの人を動員して行なうようにすべきです」[2] とおっしゃっています。私の理解は、もしその地区にまだ時間的余裕のある同修が神韻のために動いていなければ、神は助けてはくれません。人手がいる状況下で、神の助けを望んではいけません。個々の修煉者の場合、何かの超常的なことを成し遂げようとする際、自分の力を100パーセント出さずに神の助けを求められますか? それは絶対に不可能です。しかし、本当に力を出し尽くしても目標を達成できない時、神は助けの手を差し伸べて下さいます。なぜなら、あなたは自分のためではなく、法を実証するため、そして衆生を救うために頑張っていたからです。愚公移山(根気よく努力し続ければついには成功するというたとえ)のように、実際、最後になって神はその二つの山を移したのですが、前提条件として、愚公が全力を尽くし、しかも十分な決心を持って努力していたからです。

 ですから、時々私たちは力に限りがあって、これしかできないと言ったり、環境が悪く、他人が協力してくれないと愚痴をこぼしたりしますが、実際のところ、自分自身が十分な努力をしていなかったのです。本当に真に努力していたならば、神業が現れてくるはずだと思います。

 師父は説法の中で何回もおっしゃっています。天上の無数の神々が私たちの行っているすべてを見つめています。尽力して行えば神は必ず助けてくれますし、旧勢力も妨害する魂胆がありません。良く行っていなければ、神は助けて下さるどころか、旧勢力が隙に乗じて妨害してきます。また、根本的には師父がすべてを掌握されているので、正しく、真心を持って法理に則て行えば師父は必ず助けて下さいます。師父「わたしの法身は何でも知っています。あなたが何を考えているかも全部知っています。そして、わたしの法身は何でもできます。あなたが修煉しなければ、何も面倒を見ませんが、修煉すれば、最後まで助けてくれます」[3] とおっしゃっています。

 私の観察では、西洋人、特にヨーロッパ人は非常に厳格に物事を行い、事の大小は問わず、真心を持って取り組みます。しかし、中国人はその反対で、物事を処理する際は短く、素早く、最小限の努力で最大限の結果を出そうとして、ごまかしが多いのです。党文化を完全に取り除いていない中国人の同修達には、多少そのような問題がまだまだ存在していると思います。中国人の同修達は本当にさらに多くの努力をして、そのような党文化の思想や言動を改めるべきです。師父「何を行なってもしっかり行なうべきです。その過程で見ているのはあなたの心であり、成功そのものを見ているのではありません。」[2] とおっしゃっています。

 個人的な体得ですが、皆さんと分かち合いたいと思います。妥当でない部分があればご指摘をお願い致します。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『二〇〇五年サンフランシスコ法会での説法』
 [2] 李洪志師父の経文:『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/20/330170.html)
 
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