75歳の老人に5年判決、弁護士は「わざと誤審」と告訴
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 【明慧日本2016年7月6日】四川省宜賓市の75歳の張心鑑さんは法輪功を学び、常に善の心で他人に接し、周りからの評判も高い。昨年4月16日、張さんは自宅で警官に連行され、濡れ衣を着せられた。今年3月22日、5年の不当判決を下された。張さんは当日上訴した。

 6月2日、 張さんの弁護士の唐天昊さんは「宜賓市翠屏区の公安、検察、裁判所の関係者らが、わざと罪名を作り上げ、罪に陥れようとした行為を宜賓市中級裁判所に告訴しました」と述べた。唐弁護士は「最高検察院と最高裁判所は最近公文書を下達し、誤審された事件に対して一生追及すると強調しました。当案件はわざと誤審した案件で、必ず責任を追及されるに違いありません。有権機関は違法者をかばわないよう希望します。さもなくば自分も同じく違法犯罪を犯したことになります」と述べた。

 張さんは1996年に法輪功を学び始め、健康になり、道徳レベルも向上した。「真善忍」を守り、本当の話を言ったため、2008年に不当拘留されたことがある。

 2015年4月16日、宜賓市翠屏区の警官が車で張さんの団地に行き、張さんの家に進入して家財を押収し、張さん夫婦を連行した。張さんの妻の陳星吟さんは当日に帰宅した。

 2015年12月8日、宜賓市翠屏区裁判所は張さんに対して1回目の裁判を行った。張さんの弁護士は無罪弁護をし、当日に判決は下らなかった。

 2016年3月22日、宜賓市翠屏区裁判所は2回目の裁判を行い、すぐ5年の判決を下した。張さんの弁護士は上訴状を書いて、当日の午後、翠屏区裁判所に手渡し、宜賓市中級裁判所へ手渡すよう依頼した。

 上訴状では「上訴人の張さんには、いかなる違法犯罪行為もなく、社会と他人に危害を及ぼしていません。『真善忍』を守ることは中華伝統の美徳であり、罪ではありません。今回の裁判は誤審であり、法律に基づいて判決を取り消しすべきです」と指摘した。

 2016年4月19日、家族と北京の黎弁護士は宜賓市中級裁判所を訪ね、唐弁護士が書いた委托書を皆の前で、案件の責任者の黄雲に渡した。

 2016年6月1日、唐弁護士が黄雲を訪ねて案件の公文書を調べたところ、黄雲は「委托書を受け取ったことがない」と言った。唐弁護士はその場でもう1式を渡した。その時黄雲は「再審はしない。前回の裁判を支持する」と主張した。その後、家族が黄雲を訪ねた時、黄は同じ内容を繰り返した。張さんが昨年4月16日に連行されてから、1年以上経った。情報によると、張さんは高血圧などの症状が現れ、体はとても衰弱している。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/26/330533.html)
 
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