中国・赤峰市の女性教師が拘禁され 釈放を求めた親族が連行
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 【明慧日本2016年7月14日】今年6月13日、内モンゴル赤峰市の小学校教師の賈雪冬さん(25歳)は、警官に不当連行され留置場に拘禁された。6月27日、賈さんの母親の趙春霞さんと親族は、巴林左旗公安局に行き釈放を求めたところ、趙春霞さん、趙桂栄さん、趙福霞さん、趙春華さんの姉妹4人が強制連行され、行方不明になった。

 賈さんは法輪功が迫害されている真相を学生に伝えたため、同僚の趙艶麗と高建慧に告発された。6月13日、左旗国保大隊長の黄建は、白音諾爾鎮派出所の警官を連れて、賈さんの寮内のノートパソコンとmp3を押収した。午後4時、賈さんは連行され留置場に拘禁された。

 趙春霞さんは娘を救出するため、親族と一緒に左旗公安局の局長を訪ねたが、局長は会おうとしなかった。そして、大隊長の黄建を訪ねようとしたところ、当番の警官は「黄建はいない」と答えた。親族達は公安局の広間で待ちながら当番の警官に真相を説明した。しばらくして、身内は警官に外の階段へ追い出された。賈さんの高齢の祖父と祖母は孫に会いたがって、広間を離れなかった。

 その時、大隊長の黄建が出てきて、広間を通り車に乗ろうとしていたところを、祖父と祖母が黄健を掴んだ。黄健は特別警察を呼んできて、2人の老人と身内達を広間へ引っ張り出した。

 午後2時30分頃、賈さんの祖父と祖母は解放された。趙春霞さん、趙桂栄さん、趙福霞さん、趙春華さんの姉妹4人は、4人の特別警察に1人づつ持ち上げられ、黒い車の中に押し込まれた。現在まで行方不明になっている。

  趙春霞さんと夫の賈彬さんは、1998年に法輪大法を学び始めた。趙春霞さんの先天性心臓病、椎間板ヘルニア、脳膜炎の後遺症などはすべて回復し、全身が健康になった。夫の賈彬さんは、たばこと酒をやめ、悪い習慣も治った。2012年、夫婦は連行され、趙春霞さんは8カ月近く拘禁された。賈彬さんは5年の不当判決を下され、今なお赤峰第4刑務所で迫害を受けている。趙春霞さんの姉の趙桂栄さんは、2010年4月6日に警官に連行され、刑務所で5年8カ月間、苦しみを嘗め尽くした。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な関係者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/6/30/330705.html)
 
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