文/広東省の大法弟子 遅縁
【明慧日本2016年7月28日】私は医師で、ある医療施設に勤めています。私の周囲には経験豊富で、理論、技術共に優れた同僚がいて、現代科学の医療設備も完備し、自分自身の健康保持・治療に対しても、便利な条件が揃っています。しかし、私は不眠症に30年間も苦しめられてきました。
漢方薬や西洋の薬を飲み、規定量の2倍の睡眠薬を飲んでも効果がありませんでした。また心理療法、食事療法などさまざまな方法を試し尽くしても効果はありません。実際の年よりも老けて見え、顔色が悪く痩せこけて、視力の低下、眩暈、動悸、集中力の低下などの症状に苦しめられ、ずっとこのような状態から抜け出せませんでした。
長年の睡眠障害により体の機能が低下し、40歳過ぎから脳動脈硬化症、心筋症、高血圧症、慢性胃炎、慢性大腸炎、頚椎、腰椎の骨髄増殖症などさまざまな病気を発症しました。毎日のように薬を飲み、毎日病気と付き合い、もうすでに人間らしい生活とはいえず、あのような心身の苦痛はとても耐え難いものでした。
その後、大法弟子が善意もって「法輪功の修煉をしてみてはいかがですか。この気功はとても素晴らしく、心身共に健康になり、病気を追い払い、健康を保つ不思議な効果がありますよ!」と教えてくれました。
しかし、中国共産党の法輪功を中傷するデマがテレビや新聞などで盛んに宣伝され、江沢民派の大法弟子に対する残酷な迫害や弾圧を耳にして、生まれつき気が弱く小心者の私には、修煉は口で言うほど容易なことではありませんでした。周りの大法弟子から根気よく数年間真相を伝えてもらいましたが、私はやはり適当に聞き流し、真剣に考えもせず、ただ火の粉が降りかからないように、自分の身を守ろうとしました。
2006年、私は法輪功の真相を伝える小冊子をもらい、その中に李洪志師父のお言葉が掲載されていました。それを読んで、私は心を揺り動かされました。この世にどうしてこのような徳の高いお方がいらっしゃって、このように人の心を震わせることができるのでしょうか?! いまだかつてない感動を覚えました。その時初めて、「法輪功とは一体どういうものかを知りたい」と強く思いました。
その日、私はすぐに『轉法輪』の本を借りてきました。本は分かりやすく書かれており、古今東西、古から現代まで、天文や地理、倫理道徳、現代科学、人体科学などあらゆる方面のものが網羅され、私はその内容に深く引き込まれました。『轉法輪』には人々に「真・善・忍」の基準に基づいて自分を律するようにと説かれており、もっと早くこの本に出会っていればよかったと思いました。自分は愚かで、福が目の前に届いていたにもかかわらず、見ようともせず、長い間大法とすれ違っていたことをとても残念に思い、後悔しました。
江沢民派が法輪功への迫害を開始してから、どうして中国政府は煉功者をこんなに怖れているのか? またこれらの煉功者が強権や拷問を前にしても、命を顧みず、信念を粘り強く固く守り、堅持しているのはいったいどんな力なのか、ずっと考えていました。
本を読み終えた時、目の前がぱっと明るくなり、その答えが分かりまりました。師父は大法弟子に宇宙の真理、人としての道理を教えてくださいました。大法弟子が思っているのはいつも他人の幸福や平安無事であり、自分の安全を顧みず、大法の真相を伝えるために奔走しているのです。なんと偉大で素晴らしいことでしょう! 私は幸いにも今生で法輪功を知ることができ、それでも修煉の機会を放棄するでしょうか? いいえ、私は絶対に法輪功を修煉し、誰であろうと私を阻むことはできません!
私は敬虔な心でひたむきに1回また1回と『轉法輪』を読み続け、3回目を読み終えた時、以前大きい石の下敷きになり、それ以来の腰痛がいつの間にか消えていることに気づきました。しかし、その時は悟性が悪く、本当に完治したとは信じられず、長時間にわたり、働いたり、立っていたり、ベッドに横たわって寝るなど、いろいろ試してみました。何をしても腰痛はありませんでした。
20日後、下痢が頻繁にあり、濁った液体を排出しました。不思議なことに下痢をすればするほど元気になり、気分が良くなり、力も出てきました。それからは、冷たいもの、熱いもの、残ったご飯やおかずを食べても平気になり、慢性胃炎、慢性大腸炎が再発したことはありません。30年間の不眠症による苦しみから解放され、いつの間にか、私は若い時のような睡眠を取り戻し、全身のさまざまな病気も治り、若返ったように感じました。
一生懸命に探し求めていたものが、思いかけず見つかりました。これらのすべては大法から授かったものだと思います。私はこの世で最も幸運な人です!
この場をお借りして、慈悲なる師父と大法に心から感謝を申し上げたいと思います。同時に皆さんにお伝えします。くれぐれも昔の私のようにならないでください。自分を護る観念を固守していると、真理に出会えてもそれを受け入れる勇気が出ません。強権統治の下、是非が転倒した社会で、物欲が強い時代の中で、中国人が冷静に、落ち着いて、今の世界情勢を見極め、みずから大法の真相を探し求めることには多少勇気が必要です。しかし、いくらお金を稼いでも、いくら官職が高くても、自分の命と比べて見れば、どちらが大切なのか、その答えは誰でも分かるはずです! ただ、中国共産党の嘘の宣伝に惑わされ、大法を信じる勇気がないだけです。
法輪功は17年間も残酷に迫害されたにもかかわらず、倒れないどころか、逆に世界の100以上の国や地域に広まり、世界の人々に福をもたらしています。これは全世界に認められた事実です!
自分の運命、これからの人生で何を選択するかは自分自身で決めることですが、くれぐれもこの万古の機縁を見逃さないよう、自分そして家族のために素晴らしい未来を選択するよう心から願っています!