【明慧日本2016年8月9日】黒竜江省九三農墾嫩北農場の法輪功学習者・周生勇さん、張春艶さん夫婦は2014年12月8日、警官により不当に連行された。その後、夫婦は3回も不正裁判を受けたが、先日、ともに3年6カ月の実刑判決を宣告され、ともに1万元の罰金を科された。
周さんの父親は、息子夫婦が長期間拘禁されていることに苦しんだ末、倒れてしまい、今年5月18日に死亡した。母親は息子夫婦が実刑判決を受けたことを教えてもらえず、孫娘(11)と辛い日々に耐えながら、過ごしているという。
現在、周さんは九三留置場に、張さんはチチハル第一留置場に拘禁されている。夫婦ともに上訴を要求した。
2014年12月8日、周さん夫婦は省公安庁政法委員会(610弁公室を直轄する組織)、610弁公室、チチハル公安処、九三公安支局、嫩北農場公安支局の警官により連行された。その数日後、夫婦は保釈され帰宅した。
昨年10月、嫩北農場公安支局が周さん夫婦の案件を九三農墾検察院に移した。そして、今年3月1日、同検察院は夫婦を九三裁判所に公訴した。
今年4月7日午前8時半、周さん夫婦は第一回目の裁判を開廷された。法廷で夫婦の弁護士は法律、道義、信仰、証拠などの角度から弁護し、夫婦の無罪を主張した。
午後の法廷で、張さんは「本当の犯罪者は江沢民です。江沢民が法輪功迫害を引き起こしたせいで、数多くの人が迫害を受け、数多くの家庭が崩壊しました。しかし、法輪功を学んでいる私たちは、迫害した人を憎んだりすることはありません」と涙を流しながら話した。夫婦は中国共産党の法輪功に対する誹謗中傷に騙された司法関係者を含む人々を、哀れな人だと思っているから。
6月14日午前8時半、周さん夫婦に対する第二審が開廷された。今回の裁判長は簡単な質問をし、公訴人も第一審のときと同じ公訴文を読みあげただけで、40分間で閉廷した。
7月15日、第三回目の審判で、周さん夫婦はともに懲役3年6カ月の実刑判決を宣告された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な関係者らの情報は、中国語のページを参照)