文/中国・河北省の大法弟子
【明慧日本2016年8月31日】明慧ネットには、同修達が力を入れて、編集、発刊した様々な定期刊行物が掲載されています。これらの定期刊行物は数十種類もあり、内容も広範囲にわっています。それぞれの定期刊行物は、人々のそれぞれの問題点に応じて、異なる角度から真相を伝え、衆生を救い済度し、効果が顕著です。
真相を伝えることは、師父が求められた「三つのこと」の一つで、弟子としては、必ずしっかりと行わなければなりません。真相を伝えるには多くの方法がありますが、例えば、明慧ネットの真相を知らせる定期刊行物、新聞のビラ、雑誌の「大きな冊子」を含め、面と向かって渡すこともあれば、他の方法で配布することもあります。他にも、真相を知らせるDVDを配布し、真相を伝える電話をかけたり、面と向かって真相を伝えたり、真相を書いた手紙や資料を郵送したり、真相の書かれたシールを張ったり、真相の書かれた看板を展示するなど多くの方法があります。
真相定期刊行物には、他の真相を伝える方法を補う利点があると思います。例えば、真相DVDの場合、相手にはDVDプレーヤーがなければなりません。また、電話をかける時、数分間で1人の人に三退をさせることはそう簡単ではなく、三退に成功した場合でも、一つは、その人が以前真相資料を見たことがあり、真相資料が下地を作ってくれていたかもしれないし、もう一つは、中国共産党の腐敗に集中して話すことにより、今の中国共産党に対する人々の反感に合致して、効を奏したとも考えられます。さもなければ、数分間で、1人の人に真相を知ってもらい、三退をさせるのは相当難しいことです。しかし、三退させさえすれば、「真相を伝えた。その人を救い済度した」と思っている同修が少なくありません。
師父は「二〇一六年ニューヨーク法会での説法」の法の中で、次のように言われています。
弟子:観光地で「共産党関連組織からの脱退」を勧めているとき、「党員ですか」と聞いたら、相手は「違う」と答えました。「少年先鋒隊に入ったことがありますか?」と聞いたら、「そうだ」と返事をしました。脱退用の名前を作ってあげて、この名前を覚えるようにと話したら、「うん」または「ありがとう」、「分かった」と返事をしました。これは脱退したことになりますか?
師父:私が思うには、観光地の活動は共産党や少年先鋒隊などの関連組織からの脱退そのものを目的としていません。覚えておいてください。真相を伝え人を救うことを目的としているのです!(熱烈な拍手) あなたがその人は救われたと感じたら、はじめて目的を達成しました。相手があなたをごまかしているのであれば、あなたはその人に騙されたことになります。もちろん、まず脱退に応じたら、それは第一歩です。さらに真相を伝えて、本当に分かってもらえたら、それで成功したのです。
弟子:意見が分かれた二つの問題があります。一つは共産党組織からの脱退を勧めるとき、脱退に同意すれば、多く説明する必要がないと思っている学習者がいます。
師父:先ほど話したように、脱退させるのが目的ではなく、真相を伝え、人を救うために行なっています。
師父は繰り返して、「三退」が目的ではなく、真相を伝えて人々を救うことが目的であると強調されており、さらに、「三退」に同意することはあくまでも「第一歩」に過ぎないと述べられました。私の理解では、師父は私たちに真相を伝えてほしい、法輪功の真相を話してほしいと言うことです。
一つの生命は、もし大法を認めなければ、或いは自分を創ってくださった大法に反対するならば、それなら、新しい宇宙は、このような生命を拒否し淘汰するでしょう。現実の中で、多くの同修は「三退」は人が救われる基準だとみなし、さらに一歩進んで法輪功の真相を伝えていません。かつて、私もそうでした。いま、常人に、中国共産党の腐敗や、邪悪などを話せば、多くの人はそれを受け入れ、「三退」を勧めることが比較的に容易になりました。それがゆえに、「三退」をした人の中には、まだ大法のことを理解せず、或いは抵触している一部の衆生もいます。師父のご要求に照らしてみると、私たちは「最初の一歩」しか行っていないのではないでしょうか。
明慧の交流の文章の中で、ある同修は、「1人の人に本当に真相を分かってもらえるには、最低でも20分間或いはもっと長い時間が必要だ」と言っていました。もしそうであれば、私たちは、1日で、本当に何人の人に真相を分かってもらえるのでしょうか。
師父は私たちに、必ず法輪功の基本的な真相を重点的に伝えてほしいと求められています。明慧ネットで発表された「世紀の虚言――天安門の焼身自殺の偽りの案件」、「4・25の話」、「1400例の虚言の背後」、「あなたの知らない法輪功の真相」などは基本的な真相の範疇に入ります。1人の人がこれらの定期刊行物を全部読み終わるには、どれだけの時間がかかるのかと考えてみれば、分かるように、私たちは数分間で、或いは十数分間、数十分間でこれらの真相を全部話せるのでしょうか。
私には、77歳の常人の医者の友達がいます。最初、「三退」を勧めた時、彼はずっと、中国共産党のいかなる組織にも参加したことがないと言っていました。その後、彼は「中国共産党は数年毎に、必ず運動を起こし、人を懲らしめ、そのやり方にあまりにも恐怖を感じる」と言いました。さらに、「法輪功以外に、十年間も抵抗する人がいるでしょうか」とも言いました。2009年になって、彼は初めて、1950年代、中国共産主義青年団に入ったことを認め、「三退」をしました。実は、それも真相定期刊行物が功を奏したのです。
彼の家は郊外の村にあり、毎年、数冊の真相定期刊行物しか見ることができませんでした。2014年、彼は、「あなたたちの定期刊行物を見たことがありますが、内容はとても豊富で、もっと知りたいのですが」と言いました。私は即時に「分かりました」と言って、1年分の定期刊行物、基本の真相冊子などを印刷して、彼に届けました。これらの真相資料は、彼にきわめて大きな影響を及ぼしました。彼は記憶力が優れ、それにとても能弁で、徹底的に真相を分かった彼は、正しく生きたマスコミとなってくれました。
人々が集まって、お喋りをする時、彼の腕前を発揮する絶好のチャンスです。そう言う場合、時間の制限がなく、彼は論理がきちんと通り、上手に話をします。中国共産党の罪悪、でっち上げた虚言、腐敗の話など、たくさん喋ります。その時、法輪功の真相について、特に「天安門焼身自殺」の虚言について、彼は徹底的に話し、時には、医学的な細部まで、私達に非常に詳しく話しをしてくれます。最後に、必ず、「私は現役の時、よく北京に出張して、天安門広場に100回以上も行きましたが、警官が消火器を持ってパトロールするのを一度も見たことがありません」と付け加えるのです。彼のこの話を通して、多くの人は、「天安門焼身自殺」は法輪功を陥れるため、中国共産党がでっち上げた虚言だと分かるようになりました。周りの多くの人は彼が大法弟子だと思っているようで、彼のことを「法輪功の人」と呼んでいます。しかし、彼は、「私はまだ法輪功に入る資格なんかないよ」と言います。一度、私が彼の家に訪ねた時、彼が家で友人に法輪功への迫害の真相を話しているのを目撃しました。
この生き生きとした事例は、定期刊行物の重要性を物語っています。目下、電話を掛けるのはとても便利で、安全性も高いため、一部の同修は明慧の真相資料を配布しない、或いは少なく配布するようになりました。こうすれば、「三退」の人数が上がっても、本当に真相を分かる人の人数が、それほど上がらない状況になりかねません。
以上のように総合的に考えると、衆生に本当に法輪功の真相を分かってもらうには、私達は依然として明慧ネットの各種の定期刊行物を活用しなければならないと思いました。それらの刊行物は真相を伝えるための鋭利な武器です。明慧ネットに掲載された文章には、明慧定期刊行物は別の空間ではキラキラと輝き、大法弟子がそれを届けると、別の空間の衆生は事前にすでに察知しっており、みんなが喜んで躍り上がって待ち望んでいることを、天目の開いた同修が書いていました。ですので、同修達に、ぜひとも明慧定期刊行物を大切にしていただき、明慧定期刊行物をより多く配布するようにしていただきたいと思います。
もちろん、他の真相を伝える方法も重要だと思います。しかし、真相を伝える方法はどんなにたくさんあっても、くれぐれも明慧定期刊行物の真相を伝える中で、重要性をもっと理解し、もっと重視するようにしてほしいのです。
不適当なところがあれば、同修にご指摘くださるようお願いします。