文/中国の大法弟子
【明慧日本2016年9月7日】2009年、私は夫と一緒に、娘を訪問するため海外に来ました。異国の地に来て、多くの不慣れなことがありました。おまけに、周りに大法弟子がいないため、とても喪失感を味わいました。運転ができない私はどこにも行けず、毎日明慧ネットを見て、煉功をし、法を学んで過ごしました。
この町には、中国人がとても少なく、唯一接しているのは、娘の数人の友人達だけでした。そのため、法輪功が不当に迫害されている真相を伝えることはほとんどしませんでした。一方、娘は恐れる心から、他の人に真相を伝えることを妨げました。さらに「母が法輪功を煉っているので、やめるように説得してほしい」と友人達に言いました。
ある日、娘の友人達がある宗教に入るようにと勧めに来ました。彼女は「ここには、法輪功の情報を集めている人がいますので、やめたほうがよいですよ」と忠告しました。つまり法輪功を煉功することは、大変危険なことだという意味です。私は彼女に法輪功の真相、そして、大法を修煉してから、心身共に起きた変化を話しました。
さらに、大法はいかにいい人になるかを教え、いかに人を善に導くかを教え、大法を信じれば、福の報いが得られることを話しました。そして、私は大法修煉のおかげで、こんなに健康になれたことを話している時、大法と師父に感謝する気持ちを抑えきれず、思わず涙を流しました。話を聞いていた彼女は、黙ってしまいました。その後、彼女は「大法がこれほど素晴らしいものなら、煉功を続けてください。私はもうやめるように勧めませんから」と言いました。
私はなかなか中国人と接する機会がないので「もし仕事をしていれば、もっと多くの人と出会えるかもしれない、縁のある人に真相を伝えることができるかもしれない」と思いました。この願望がでたとき、師父は本当に私に按排してくださいました。
ある日、娘が帰って来て「お母さん、友人達が里帰りするから、彼女のブティックには手伝う人がおらず、1カ月間替わりに店番をしてくれますか」と聞かれました。これはチャンスだと思い、すぐに引き受けました。
数日後、娘の友人達が帰国したので、彼女のブティックで働くようになりました。こうして、1カ月の間に2人の中国人に出会いました。1人に真相を伝え、1人を三退させました。時間はこうして、あっという間に過ぎて行きました。
店主が帰って来て、洋服がよく売れたと喜んでくれました。娘の友人達とは、以前にも会ったことがありましたし、家で一緒にご飯を食べたこともありました。しかし、なぜか彼女にあまりいい印象を持たず、不真面目そうな人だと思い、彼女とあまり関わりたくなく、真相も話していませんでした。1年があっという間に過ぎて、ビザの期限になり、帰国しました。
2014年、私は夫と再び海外に来て、娘と一家だんらんをしました。娘は仕事の関係で、以前住んでいた都市から、小さな町に引っ越していました。
海外では祝日や休日が多く、また、何かの休みで復活祭のようでしたが、4日間の連休となりました。娘は私に、「お母さん、今度の休みにお客さんが来ます。家にしばらく泊まりますよ」と言われ、「誰ですか」と聞くと、「あのプディックの店主よ」と言われました。それを聞いた私は「え? また彼女か」と思いました。以前の彼女に対する反感が、また噴き出てきました。
その後、私は「自分は修煉者なのに、どうしてあの人のことが気に入らないのでしょう。私の使命は人を救い済度するのではないでしょうか。娘のこの友人達はきっと大法と縁があるから、いつも近寄って来るのではないでしょうか。きっと彼女を救うために、師父が按排されたのではないでしょうか」と思い直しました。そして「必ず彼女に真相を伝えて救えるよう、今回の機会を逃さないようにしよう」と思いました。そう思うと、私は娘と喜んでご馳走を用意して、彼女の来訪を待ちました。
彼女がやってきました。彼女はもうプディックを閉店していて、今はある会社で家の販売をしているそうです。そして「今の商売は大変で、なかなか契約までいかない」とも言いました。この話題をつかまえて、彼女に大法の真相を話し、三退をして平安を守ることを強く伝えました。さらに、「法輪大法」を信じ、「真・善・忍」を信じていれば、何をしても順調になり、福の報いが得られると話しました。彼女は大法の真相をとても信じてくれて、「中国共産主義青年団と少年先鋒隊から早く脱退したい」と願い、2回も繰り返しました。その時、私は心から彼女のためにうれしく思いました。師父が彼女を救ったのです。師父に感謝いたします。
彼女が帰ってから、暫くたちました。ある日、娘が「お母さん、彼女から電話がありましたよ。彼女は帰ってから、もう6軒も家を売りました。彼女はとても喜んでいましたよ。結構儲かったらしいです」と教えてくれました。私は本当に心からうれしく思いました。彼女は法輪大法を信じて、三退をして、福の報いが得られたのです。
昨年のクリスマスの日に、彼女は数人の友達を連れて、娘の家でクリスマパーテをしました。家に入ると、彼女は真っ先に私のところに来て、挨拶をしてから「おばさん、私は『大紀元時報』と『家園』に家を販売する広告を掲載しましたよ」と言いました。私は「本当にしたの? それは素晴らしいですね。商売はどうですか?」と聞きました。彼女は嬉しそうに「商売は大変順調です。『大紀元時報』と『家園』に広告を掲載したら、不思議な事がたくさん起きました。『家園』に広告を載せると、家はすぐに売れるのですよ」と言いました。さらに「私は会社では唯一の中国人ですが、西洋人も中国人もみんな私から家を買いたがるのです。ある数年も売れなかった家が、私が売り出すと、1カ月以内で売れました。また、他の人が売りにくいと思った家でも、私が売り出すと、すぐに売れてしまうのです。同僚も『家園』で広告を掲載したいと言って、アドバイスを求められましたので、私はぜひ広告をのせるようにと勧めました。他の人からは、別の新聞を使ったほうがいいと言われましたが、私は、『家園』も『大紀元時報』もとても素晴らしくて、その新聞社に行ったことがありますが、みんないい人たちですよ。とにかく、私はそこの職員たちを信じていますから。私の同僚は皆私のことを信じているから、他の人に勧められた新聞に行かなかったのです。それどころか勧められたその新聞社は、この間、潰れてしまいました。一方、私たちの商売はますます繁盛しています。この地域で一番の売上実績を上げました。今年、私は思い切って『家園』と『大紀元時報』ともに1年分の広告契約をしてきました」と嬉しそうに言いました。
私は本当に嬉しくなって「あなたは、法輪大法が素晴らしいことを信じて、法輪功を支持しているから、大きな福の報いが得られましたね。これからも法輪功を応援してくださいね。その功徳は、計り知れないほど大きなものです」と言いますと、彼女は「私は何もしていません。ただ信じているだけです。法輪功は素晴らしいと認めているだけです」と言いました。帰る前、彼女は「また非常に不思議なんですよ」と言いました。彼女の友人達も、大法を信じて福の報いが得られたことを目にしたんです。それを聞き、私は彼女たちにも真相を伝え、三退をさせました。
彼女が帰ってから、私はいろいろ考えました。私たちが真相を伝える時、くれぐれも自分の偏見で縁のある人を逃してはいけないと思いました。なぜなら、彼らは皆大法の為に来た者だからです。彼らが真相を知るのは、大法を広めるためにやらなければならないことだったのです。ですので、私たちは師父からいただいた人を救い済度するこのチャンスを大事に大事にして、縁のある人を1人も逃さないように、しっかりと真相を伝えなければならないと思いました!