中国・湖南省平江県裁判所 3人の法輪功学習者に不正な裁判
【明慧日本2016年9月9日】中国・湖南省平江県の法輪功学習者・鄒穏玉(61歳)さんと胡衛栄さんは、今年8月17日、610弁公室の裏操作により裁判所から3年の実刑判決を言い渡された。法廷で裁判官は、弁護士の弁護を無視し、江沢民を告訴した告訴状を証拠として、2人に罪を被せ、事前に作った判決を読み上げた。
岳陽市平江県裁判所は7月29日に、鄒さん、胡さん、楊道文さんの3人に対して不当な開廷を決めたが、28日午後になって、突然開廷を取り消した。そして、8月17日、平江県裁判所は岳陽市雲渓区裁判所と臨湘市裁判所を借りて、鄒さん、胡さん、楊さんの3人に不正な裁判を行った。
開廷の日、3人の家族や友人が傍聴しようとしたが、そのうちの3人しか傍聴を許されなかった。
鄒さんと胡さんは先に開廷された。法廷で裁判官は弁護士の弁護を聞かず、裁判の最後に2人に3年の実刑判決を宣告した。
楊さんに対する開廷は午後4時半過ぎだった。裁判を早々と終わらせようとした裁判官に家族が強く抗議したため、7時30分まで延長された。楊さんは法廷で「私は罪を犯していません。裁判を受け入れません」と話した。その日、判決は出なかった。
鄒さんは教師で、2002年に湖南省株洲白馬垅労働教養所の迫害により失明し、下半身麻痺になった。そのため、鄒さんは昨年6月19日、最高検察庁と最高裁判所に法輪功の迫害を引き起こした江沢民に対する告訴状を郵送した。
昨年11月3日、ある人に法輪功が不当に迫害されている真相を話していたとき、警官に連行されて岳陽市雲渓流区留置場に拘禁された。自立生活ができない鄒さんに、留置場は「強制拘禁措置を変更」という証明書を出した。しかし、家族が何度も保釈を求めたが、すべて拒否された。
平江県余坪郷の胡さんは20回にわたって連行された。昨年12月1日、胡さんは、江沢民を告訴して連行された鄒さんと楊さんの無実を訴え、人々に署名を求めたが、余坪派出所の警官に集まった署名を奪われた。その後、胡さんは署名を取り返し に行ったため、連行された。
平江県の楊さんは、2001年と2007年に2回の労働教養処分を受けた。昨年9月17日、家で警官に連行され洗脳班や留置場に拘禁された。洗脳班で警官に殴打され鼓膜を破られた。家族は楊さんの解放を求めたが、警官は「楊さんのパソコンから江沢民を告訴する告訴状を見つけた。江沢民を告訴してはならない」と公言した。