中国・杭州市の法輪功学習者 2回も不当に開廷
■ 印刷版
 

 【明慧日本2016年10月22日】中国・浙江省杭州市の法輪功学習者・徐根林さんの家族が雇った弁護士は、今月13日、留置場で徐さんと面会ができ、はじめて徐さんがすでに2回も不当に開廷されたことがわかった。一方、家族には開廷の知らせは、一度も知らされていないという。

 徐さんが訴えられたいわゆる罪は2つある。1つ目は、監視カメラで徐さんに似ている人が「法輪大法は素晴らしい」の貼り紙が貼ってある看板の前を通りかかった画像が収録されていた。そのため、徐さんにあの貼り紙は、徐さんが貼ったものだと自白させたが、徐さんは否定した。2つ目は徐さんの自宅から、法輪功の関連書籍22冊が押収された。関係者はこの2点で徐さんを断罪しようとした。

 徐さんは杭州市半山電気工場を定年退職した職員である。法輪功を学んでから、身体の健康を取り戻し、会社にかかる多くの医療費を節約したうえ、何度も自分の福利を他の職員に譲り、周りから高い評価を博している。

 去年12月23日、徐さんは自宅で、市公安局拱墅区支局の米市巷派出所に不当に連行され、拱墅区留置場に拘禁された。情報筋によると、拱墅区610弁公室は、徐さんが法輪功が迫害を受けている真相を伝えたことを疑っているからだという。

 しかし、家族は徐さんに関するいかなる逮捕状、検察院および裁判所に移送された通知などをもらったことがない。今年6月、拱墅区の法律援助弁護士と自称する、鄭招峰という人が突然訪ねてきて、大変暑いとの理由で家族に徐さんの服を用意させた。

 今月11日、弁護士は鄭招峰に電話をかけ、刑期が満了したにもかかわらず、どうして拘禁し続けるかを問い詰めたところ、徐さんはすでに先月14日に不当に開廷された上、その上今月14日に判決を宣告される予定だと知らされた。

 弁護士が得た情報によると、6月にある富陽という名前の弁護士は留置場を訪ね、徐さんに無料の弁護士を雇うかどうかを聞いた。何も知らない徐さんは富陽と委託の契約を結んだ。それから、すべて家族に知らせる必要がある法律の手続きなどはすべて富陽のところに届いているという。さらに、徐さんは判決を宣告されてから騙されて、上訴の期限を見逃してしまったという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/10/14/336292.html )
 
関連文章