明慧法会|正々堂々と衆生を救い 真剣に取り組む
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2016年11月11日】数年来、私は真相を伝え、衆生を救う過程で、絶えず自分を修め、恐れる心を取り除くことから始め、話せないから、話せるようになり、更に正々堂々と、知恵を持って、面と向かって真相を伝えることができるようになりました。ここで、少しの体得を書き出して、同修たちと励まし合いたいと思います。

 一、真相を伝える中で恐れる心を修める

 恐れる心は私が真相を伝える中での最も大きな障害でした。長年の修煉によって、恐れる心はずいぶん取り除かれたと思っていました。しかし、いくつかの場面で、その心はやはり思わず噴き出してきました。

 ある日、真相を伝えた時、誰かに警察に通報され、派出所まで連行されました。当時、恐れる心もなく、連行されて半日後、私は正念を持って派出所を出て来ました。しかし、スクーターはまだ派出所の庭に残され、翌日、私は鍵を持って、派出所の構内にあちこちに監視カメラが設置されている状況の中、そのままスクーターを取り出し、まったく怖いと思いませんでした。

 しかし3日目、私が真相を伝えに出かけて、話している最中に、パトカーが私の近くに止まりました。私は心が一気に乱れ、スクーターに乗ってその場を去り、走りながら心が震え、周りのどこからも監視の目があるように感じ、気持ちは最低に落ち込みました。しばらくして、私は自分に呼びかけながら「あなたは今日何しに来たのか?」と自問し「人を救いに来た」と自答しました。それから「あなたは何か間違ったことをしたか」と自問し「いいえ、私は宇宙の中で最も正しい事をやっている」と答えました。そうだ。私の使命は法を正す師に手伝い、衆生を救うことではないか、ではなぜ恐れるのか? と、自問自答しているうち、自分の空間の邪悪の要素が次第に消え、恐れる心も次第になくなり、心は平静を取り戻し、正念も強くなりました。この時、私は心の底から「人を救うことは大法弟子の使命です。いかなるものも私を阻止することは出来ません」と一念を発しました。

 家に帰ってから、私は時間を切り詰めて発正念をし、法を学び、それからも、相変わらず真相を伝え、人を救い、1日も欠かすことはありませんでした。しかし、暫くの間、恐れる心がまた繰り返して湧き出し、これも怖くて言えない、あれも怖くて言えないと、心に落とされた影は払拭できませんでしたが、私は絶えずそれを排除しました。師父の慈悲なるご加持のもと、ようやく恐れる心の影から脱出することができました。

 この事を通して「なぜ一部の同修が迫害されてから、再び出てこなくなったか」について考えました。恐らく自らの空間にある邪悪の要素が取り除かれず、着実に修める事を通してそれを否定することができなかったのではないかと思いました。

 もう一つの例があります。ある日、同修からある場所に大法を中傷する横断幕があると教えられ、一緒に見に行きました。私が、夜に一緒にそれを取り除こうと言うと、同修も賛成してくれました。帰宅後、あの邪悪の横断幕のことが頭から離れず、とても嫌な気分になり、それを取り除こうと思うと、心臓がドキドキして不安になって来ました。同修に電話して一緒に行こうと思いましたが、彼女は家事が多くて、夜には外孫の面倒も見なければなりません。やはり明日1人で行こうと決めました。しかし、ベッドに横になっても、気になって仕方なく、何度も寝返りを打って眠れず、気分が重く、怖く感じ、更にその後、心が震え始めました。突然「この恐れる心は、もしかしたら、師父はこの件を通して私にこの恐れる心を取り除かせようとされているのではないか」と開き直りました。「駄目です。今すぐ行きます。あの横断幕は1日掛けていれば、1日多く衆生を毒害するから」と思いました。

 私はすぐ起き上がり、ジャケットを着て、ハサミを持ち、スクーターに乗って行きました。そこに着くと、てきぱきとそれをバラバラに切り、帰りました。途中、心がまだ震え、お腹は火の玉が燃えているように熱く、私は自分の心臓を叩いて「怖くない。私は最も正しい事をやっているのだ」と言い聞かせました。家に帰ってから、30分発正念をして、その後、すべて正常に戻り、すべての症状もなくなりました。

 この二つの事を通して、自分自身にある恐れる物質がますます少なくなったと感じ、心を修めた分だけ、師父はその悪い物質を取り除いてくださったと体得しました。その後、真相を伝える中、私は危険に遭遇してもいつも冷静に対応出来るようになり、怖くなくなりました。まさしく師父がおっしゃったように「皆さんはすでに相生相克の法理を知っていますが、恐れる心がなくなれば、あなたを恐れさせる要素も存在しなくなります。これは強いて行なうことではなく、本当に平然と放下することによって達することです」[1]の通りでした。

 他の例を挙げてみます。私と同修はよくある道路で真相を伝えていました。そこの清掃員はいつも私達の邪魔をしました。私達が真相を伝えると、彼は大声で暴言を吐き、しかもとても言葉遣いが下品で聞くに耐えませんでした。私たちは彼にも真相を伝えましたが、彼は全く聞こうとしません。ある日、運転手さんに真相を話し、ちょうど別名を作って三退をさせようとした時、彼は遠い所から突進してきて、私を罵りました。私は彼を相手にせず、穏やかに運転手さんに別名を作って、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしいとしっかり覚えてください。大きな災難が来た時、あなたの平安が守られます」と言いました。運転手さんはカンカンに怒っている清掃員を見て、笑いながら私に「ありがとう、ありがとう」と言いました。この時、私はスクーターに乗って、その場を離れました。しかし、彼の罵声は後ろから追いかけてきました。

 家に帰った後、私はずっと考えました。あの命はなんと可哀相だろうか、邪悪の虚言に騙され、共産邪霊に憑かれ、衆生を救うことを邪魔して、どれほどの罪を犯しているだろうかと思いました。私は最大の努力を尽くして彼を救おうとしました。翌日、彼を見つけて「こんにちは、あなたと話をしたいですが」と挨拶しました。彼はすぐに烈火の如く立腹して「話だって? お前たちは共産党がくれた家に住んで、共産党がくれた食料を食べて、それでも、共産党に反対するのか? とんでもない」とでたらめな言葉を発して、声もますます大きくなりました。私はずっと正念を発して、彼の目を直視していました。

 私は何度も話そうとしましたが、彼は全部中断させました。彼のこういう行為は全く話にならないと思って、私は「もうでたらめなことを言わないでください。あなたによくないのです。あなたが住んでいる家は自分のお金で建てたし、あなたが食べている食料は自分で買ったものです。町で物乞いをしている身体障害者に聞いて見なさい。共産党はなぜ彼らに家や食べ物を与えないのですか。感謝するなら、まず、あなたに健康な体を与えてくれたご両親に感謝しなさい。あなたは自力で生活する能力があるから、あなたには住む家があって、食べる物もあるのではないでしょうか。共産党は工場も経営していないし、畑も作っていない、どうやってあなたに家を与え、食べ物を与えるのですか? よく考えてみなさい」と彼の表情を見ると、彼のまともでない雰囲気は変わらず、依然として邪霊に取り憑かれ、彼は大声で「おまえは共産党に反対しているのだ。警察に通報するぞ。清掃員の私を馬鹿にするな。私の携帯は素晴らしいぞ」とわけの分からないことを叫びました。

 周りに集まっている人を見て、これ以上を何を言っても、彼を救えないと思って、私はスクーターに乗って、その場を離れました。とても辛かったです。どうしてこの人を救えないのだろうか。自分には何か足りない所があるのではないかと思いました。この時、クラクションが鳴り、振り返って見ると、後ろにパトカーが私についていました。私は気にしませんでした。パトカーは追いついてきて、私と並んで走りました。警官は窓を開けて、私を見ながら、私も彼を見ました。この時、私は突然、あの清掃員が通報したと分かりました。私は恐れず、警官を普通の通行人と同じように見て、心の中はとても穏やかでした。しばらくしたら、パトカーはスピードを出して行ってしまいました。

 また、私は通行人に真相を話して、三退をさせました。その時、パトカーが私に向かってやってきました。その通行人もびっくりして、目を見張って私を見つめていました。パトカーから2人の警察官が下りてきました。私は微笑みながらその人に「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしいとしっかり覚えてください。大きな災難が来たらあなたの平安が守られます」と言いました。それから、スクーターに乗って、2人の警察官の横を慌てず走りました。

 このような危険な状況の中で、どうして怖いと思わなかったのかと考えました。それは自分の正念が強くなり、心が穏やかになったからで、師父は私の体にある恐れる物質を取り除いて下さったからだと思いました。私を恐れさせる要素が存在しなくなったから、私は恐れなくなったのです。

 二、しっかり法を学び、真相を伝え、衆生を救う

 しっかり真相を伝えようとすれば、まず心を静めて法を学ばなければなりません。私は毎日半日、集団学法に参加して、半日は真相を伝え、夜、時間を作って法を暗唱し、朝は5式の功法を煉るようにしています(時にはサボることもあります)。そして、時間を切り詰めて明慧文章も読み、他の人の良い経験を吸収し、自分を充実させています。

 師父と大法の法理は絶えず私を啓発し、知恵を開発してくださっています。時にはスクーターに乗っている時、突然、この質問にはこう答えるべきだ、時にはご飯を作っている時、この真相をこう話すべきだとひらめきます。それによって、真相を伝える時、私はいつも頭が明晰で、反応が素早く、表現が適切で、異なる人から異なる質問をされても、いつも適切に答えられるようになりました。

 面と向かって真相を伝え、衆生を救う過程は、絶えず自分のよくない観念と執着を修める過程でもありました。

 三、正々堂々と真相を伝え、人を救う

 私は正々堂々と真相を伝えています。そうしなければならないと思いました。なぜならば、大法弟子はきょうまで修煉してきて、発するすべての言葉にはエネルギーがあるからです。

 普段、私は口を開いてすぐに「こんにちは。『九評』と『真相資料』をプレゼントします。無料です」とか「こんにちは、法輪功の真相を読んで下さい」と言います。このようにすれば、効果はとても良いと気づきました。私たちは心が純粋で、慈悲で善良の心を持ち、相手のためを考えていれば、普通みな三退をしてくれます。

 ここで、幾つかの例をあげます。ある日の午後、お年寄りに出会いました。見たところ退職した幹部のようでした。私は近くに行って「こんにちは、本をプレゼントします。無料です」と言いました。彼は「なんの本ですか」いうので、私は笑顔で「法輪功の資料です」と答えました。彼の目には変化がありました。疑い、憶測、警戒など・・・。私は続いて「読む勇気がなくても構いません。よく理解出来ます」と言いました。しかし、思いがけず、彼はすぐに笑顔で「勇気があるね。読む勇気はあるよ」と言いました。私は「あなたは良い人です。良い人は皆良いものを読みたいです。良い人はきっと平安になります。あなたは共産党員ですか?」と聞きました。彼は「そうです。40年来の党歴です」と言いました、「今2億以上の人がネットで三退の声明を発表しました。共産党は上から下まで腐敗、汚職が横行しています。人が治めなければ天が治めます。私はあなたに別名を作ってあげますから三退をしてください」と言うと、彼は笑いながら「分かりました。ありがとうございます」と同意しました。

 またある日、40代の男の人に出会いました。私は「あなたに本をプレゼンしてもいいですか?」と言いました。彼はすぐに凶悪な顔つきで、「なんの本ですか」と言いました。彼の表情から、彼はどんな本なのか分かっているようでした。私は動じず、笑いながら「法輪功の本です。読みたくないですか? 読みたくなければ構いません。怒らないでください。私はあなたのために言っていますので、あなたを怒らせるつもりはありません」と言いました、それを聞いた彼は、すぐに180度態度を変え「おばさん、私は読むよ、法輪功の真相でしょう。怒ったりなんかしません」と言って、嬉しそうに本を受け取りました。そして、彼に更に真相を伝えて「三退」をさせました。

 以上は比較的話しやすい例です。話しにくい場合もあります。ある日、退職した人に会いました。私は彼に本をプレゼントすると言うと、彼はすぐに手を振って「読まない、読まない。私は共産党員だ。退職しても5、6千元の退職金をもらっているし、息子も共産党員だ。いい仕事に就いているよ。これはすべて共産党が与えてくれたのだ」と言いました。私はずっと微笑みながら、黙って彼の話を聞いていました。彼は長く喋った後、私は「少し、お疲れになったようですね、それじゃ、私にも言わせていただいて、私の話が道理に適っているかどうか聞いてみますか」といいました。そして「私達の中華民族五千年の文化は儒・釈・道、佛・道・神を信仰して、善悪には報いがあることを信じていました。あなたは退職して5、6千元をもらっているそうですが、それは共産党が与えてくれたと言いましたが、私はそうではないと思います。それはあなたの祖先が積んできた徳だと思います。その徳があなたに残してくれました。その徳はあなたが使い切れなければ、息子さんに残し、息子さんが使い切れなければ、お孫さんに残します。それはご祖先様が残してくれた福です。ご祖先様に感謝しなければなりません。共産党に感謝すべきではありません。共産党は農作業をしますか。工場を作って働きますか。共産党はどこからお金を稼いで、あなたに給料を支払うのでしょうか。反対に、納税者は共産党を養っているのではないでしょうか? 共産党はあなたを養っていません。どうでしょうか。私の考え方に賛成ですか」と言いました。

 彼は少し何か考えるところがあるように「確かにあなたが言う通りですね」と言いました。私は続いて「今の共産党は上から下まで腐敗しきっており、道徳レベルは極めて早い速度で落ちています。法輪功は佛法修煉です。佛法の上乗大法です。しかし、江沢民は手にある権力を使って、独断専行して法輪功を抑圧し、迫害し、天安門の焼身自殺をでっち上げて、虚言で民衆を騙し、法輪功に対する恨みを煽りました。ご存知でしょうか。佛を修める弟子を恨み、迫害するのは、大変な罪になります。必ず応報がありますよ。江沢民がなぜまだ応報に遭わないのかというと、それは神佛が善良な衆生に最後の選択の時間を与えて、共産党から脱退させるためです。そうすれば、将来の大災難の中で生き残ることができるのです。佛法を敵視する悪人は淘汰されるのです。神は良い人を救っておられるのです。あなたのような良い人はぜひ別名を作って三退しましょう。いかがですか」と言いました。最後に、彼は喜んで「退きましょう。退きましょう」と言いました。

 今まで真相を伝えた時、いつも底力が足らず、よもやま話をしてから、こそこそ隠し立てをするように、病気治療、健康維持の小冊子をあげるとか言ったので、いつも効果はよくありませんでした。今は、口を開いてすぐに本題に入り、正々堂々と真相を伝えています。真相を伝える中で、私はいつも師父の法身が側にいらっしゃると感じています。何もかも師父が下地を作ってくださり、残りは、私達が話すだけです。一部の人は法輪功と聞くと、敵意を持って凶悪な目つきで見ている時、あなたは穏やかで優しく微笑み、慈悲で人を救いたい心、また大法修煉から得られた正念、その全てが彼の背後にある邪悪の要素を解すのです。時には僅かな言葉で相手の態度を変えることが出来、相手の人は喜んで三退を受け入れるようになります。

 ある時、私は若者に法輪功の資料を渡しました。彼は「要らない、私は法輪功に反対します」と言いました。私はすぐにとても厳しく「読む時間がなければ、あなたを理解しますが、しかし、くれぐれも反対しないでください。法輪功は佛法です。佛家の上乗修煉大法です。あなたが佛法に反対すれば、神の罰に見舞われます」と言いました。彼は突然「反対するのではなく、読む時間がないだけです」と態度を変えました。それから、彼に真相を話し、そして彼は「三退」しました。

 師父の『洪吟四』が発表された後、私は暗唱し始めました。暗唱の過程では、大法弟子の責任の重大さを改めて感じ、師父が私たちに人を救い済度させることの重大さを改めて感じました。真相を伝える道で、いつも「高らかに一曲を歌い 世間の人を呼び起こし 危険の前に必ず神がやってくる 大法弟子は真相を伝え、それは神が天門を開いている 末世はにぎやかで乱れ、赤い悪魔はうそをばら撒き、天門が開かれるのは長くならず、どれだけ帰りどれだけ煙とほこりとなり」[2]を暗唱しました。私は暗唱しながら、涙を流し、師父の洪大な慈悲と浩蕩たる佛恩を深く感じました。師父は私達をどれだけ高い位置に置いて下さったのでしょうか。私たちは天門を開く神ですよ。時には、道で洪水が流れるような通行人を見て、心の中で「可哀想な世間の人は、赤い悪魔の虚言に騙されている。私たちが彼らを救わなければ、彼らは未来を失うことになる」と思うと、私の正念がさらに強くなり、底力もさらに強くなります。

 最後になればなるほど、着実に修めなければなりません。更に人間の観念と恐れる心を放下し、慈悲で善良の心を持って、時間を切り詰めて衆生を救わなければならないと思いました。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『精進要旨二』「最後の執着を取り除こう」
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟四』「高らかに一曲歌って世間の人を呼び起こす」

 (明慧ネット第13期中国大陸大法弟子の修煉体得交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/2/336967.html)
 
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