江沢民を告訴した内モンゴル・魏建華さん 2年の懲役
■ 印刷版
 

 【明慧日本2016年11年24日】(中国内モンゴル自治区=明慧記者)中国内モンゴル豊鎮市の法輪功学習者の魏建華さんは、迫害の首謀者であるん江沢民を告訴したことで、昨年10月、当地の警察官に不当に連行された。公安局、検察、裁判所が結託して魏さんを陥れ、先日、懲役2年と罰金1万元の判決が下された。魏さんはすでに烏藍察布市高等裁判所に控訴したという。

 昨年10月21日午前8時ごろ、6人の見知らぬ警察官が魏さん宅にやって来て、魏さんを連行すると言った。魏さんは許可書の提示を求めたが、提示せずに連行した。同時に家宅捜索をして、携帯電話、ノート型パソコンなどの私物を押収た。約2時間後、またもや2台の車が来て、さらにパソコン1台、印刷機1台、現金800元などの物品を押収した。この際、何らかの許可書の提示もなかった。当時、魏さんの主人は自宅におらず、家宅捜査した2人は、現金やアクセサリーを山分けした可能性がある。警察署に到着した魏さんは、はじめて豊鎮市警察官や国家安全局隊長の劉耀らに連行されたことが分かった。そして、警察官らが書いた書類に強制的に捺印させられた。

 翌日、劉隊長は馬と閻を引き連れて、再び魏さん宅を家宅捜索した。そして、さらにコピー機1台とヘッドホンの私物を押収した。この度も何らの書類も提示せず、家族に押収品のリストも渡していない。

 魏さんの主人は劉に妻の今後の処遇について尋ねたると、劉は「3年、もしくは5年の懲役刑に処するつもりだ! 楽しみに待つように」と意地悪く答えた。

 今年の1月、魏さんの弁護を依頼した弁護士が魏さんとの接見を求めたが、烏藍察布市留置場はこれを拒否した。その理由は国家安全局の意向だとして、留置場側はその命令に従うだけのことだという。魏さんの主人は再三、劉隊長に弁護士との接見を許可するよう求め続け、大晦日の前日、やっと許可された。この時、劉は魏さんに暴力を振るったことを自慢気に話した。

 魏さんの主人は公安の不当な行為を検察院に告発していたが、取り上げられなかった。その後、豊鎮市地裁から通知を受け、7月5日に初公判を開く予定であった。当日、家族と弁護士は裁判所に訪れたのだが、初公判は中止になったと言われた。

 8月18日公判が開かれたが、魏さんの夫の傍聴は、またもや禁止された。

 法廷において弁護士は、魏さんは無罪であると弁護した。午前9時に開廷され、夕方の7時に閉廷したが、何らの結果も出されなかった。

 9月29日裁判所からの連絡を受けた弁護士が、魏さんの夫に電話をし、裁判所の判決結果が出ていると伝えた。夫は裁判所に電話をかけて、妻の魏建華さんが不当に2年の懲役刑を科せられ、罰金1万元の判決を受けたことが分かった。魏さんはすぐに烏藍察布市高等裁判所に控訴したという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/15/337689.html)
 
関連文章