師父は荒波を静め 巨大な貨物船を救われた
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文/湖北省の大法弟子

 【明慧日本2016年12月16日】私の息子は船員です。大きな貨物船に乗って世界中を回っています。昨年の新年、里帰りした息子は家に入った途端いきなり私の手を握り、「お母さん、ありがとう! 全船員を代表してお母さんに感謝するよ!」と興奮気味に言ってきました。そのわけを聞くと、ゆっくりと経緯を説明してくれました。

 ある日、船がオーストラリアの港に到着したところ、突然船体が大きく揺れ始め、暴風や大波がひとしきり襲ってきました。あまりにも激しい揺れだった為、魔法瓶などが床に転落し、人も立っていられなくなりました。事態の深刻さを感じた人々は外へ助けを求めたり、メッセージを発信して救援を求めたり、船上は極度の混乱状態に陥りました。

 災いは重なるもので、その時後尾のエンジンが故障し、船体のコントロールが効かなくなりました。恐怖を感じた人々は益々慌てて、神に頼むほかないと途方に暮れていました。

 その時、息子の和児は突然、前回里帰りして職場に戻る前に、私から渡された大法のお守りを思い出しました。全身が強いエネルギーに包まれ、励まされているかのように勇気を出して船の頂上に上りました。顔を突き出した瞬間、ひとしきりの狂風に襲われ、和児は頭をさげて途切れ途切れに「法-輪-大-法-は-素-晴-ら-し-い!」と叫びました。

 狂風はまるで気が抜けたかのように勢いが弱くなりました。和児は船頭にうつ伏せながら続けて「法輪大法は素晴らしい!」と叫ぶと、風の勢いが又一段と弱くなりました。和児は柱形の物を掴まえながら突然立ち上がり、天に向かって、また「法輪大法は素晴らしい!」と3回連続して叫びました。風は更に弱くなり、和児は両膝を跪いて両手を合わせて合掌しながら、「法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は素晴らしい!……」と念じ続けました。

 船の揺れは次第におさまり、徐々に安定してきました。後尾のエンジンも自然に回復し、和児は生まれ変わった自覚から 「法輪大法は私たちを救った!」と人々に大声で伝えました。船上にいる全員は目覚めたかのように、腕を振りながら「法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は素晴らしい!」と大きな声で叫び出し、その叫びが青空と広い海に響き渡りました。

 私は和児の話を聞いて、助かった息子と船員の同僚のために感激のあまり涙が止まりませんでした。「愚か者、あなたたちを救ったのは大法だった。偉大で慈悲なる師父だった。私に感謝すべきではない」と、息子に話している途中、息子は待ちきれずに私の手を引いて師父の写真の前で跪き、「師父は荒波を静め、巨大な貨物船を救い、息子と船員の皆さんを救ってくださいました。第二の命をくださったご恩に深く感謝申します!」と申しあげました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/12/5/332556.html)
 
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