明慧法会|衆生は我々の救い済度を待っている
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年12月17日】

 慈悲で偉大なる師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 2008年から携帯電話を使って真相を伝え人々を救い始めてから、すでに5年が経ちました。今日はこの方面における修煉体験を師父と同修の皆さんにご報告したいと思います。

 この5年間を振り返ると、私にとって果てしないようにも感じられ、ほんのひと時のようにも感じられますが、最初に携帯電話を手に取った時はその重々しさにドキドキしました。今では自由に操れるようになり、この5年間で、救い済度されたいと望む衆生のもどかしさと、救い済度された後の心からの喜びと、大法と師父に対する感謝の念を経験しました。法を正す形勢の大きな変化の中で、師父がどれだけの心血を傾けてくださったのかを知る人は1人もおらず、誰もよくわからず、このような中で、私への師父の洪大な恩恵に対しての感謝の言葉を、私は言葉では言い表すことができません。そして私は常に「もし修煉において携帯電話を手放せないのならば、携帯電話を法器として師が法を正すことをお手伝いし、私の先史の大願を成就し、師父について家へ戻るのだ」と考えています。

 厳しい冬に雪をかぶっても、真夏の焼け付くような日差しでも、風雨の中泥水を踏んでも、それが苦だと感じたことはありませんでした。時には、他のことで忙しくて何日も携帯電話を手にすることができないと、内心に懐かしさと待ち望む気持ちが湧き出し、ふたたび携帯電話を取って、相手の着信音が聞こえると、久しぶりに再会した時の喜びのような感覚がありました。ある日、青年の男性が電話を受けた後、男性は驚喜し興奮しながら「おお、ずっとあなたからの電話を待っていました。早く中国共産党を脱退したかったのに、どうやって脱退すればいいのかわからなかったのです」と言いました。私はそれを聞いて千万無量の思いがし、大法弟子の責任と使命の重大さを痛切に感じ、電話で真相を伝えることが、確かに威力の強大な人を救う道の一つであると確信しました。

 一、「なぜ天が中国共産党を滅ぼすのか?」を人々にわからせる

 真相を伝え人を救うことは、どのような方法で行ったとしても、中国の人々からすれば、最終的な目的は、法輪大法が正法であることを認識し大法を認めてもらうことで、中国共産党の邪悪をはっきりと認識し中国共産党組織から脱退してもらうことにより、その生命を将来の大淘汰の中から生き残らせ素晴らしい未来に進ませることです。ですから、携帯電話を使うプロジェクトの中で、ショートメールであろうと、写真付きメールであろうと、音声電話であろうと、その目的を把握し、真相をしっかりと伝え、人を救い続けなければならないのです。

 電話で真相を伝える重要な一面は、知恵を以って相手を把握し電話を切らせない事で、相手が聞きたいと思ったならば、「三退」を成功させる希望が生まれてきます。電話で真相を伝えながら、常にいろいろな方法を試して真相を伝えているうちに、質問をする方式だと相手が私の話題に興味を持ち、効果が比較的良いことにだんだんと気づき始め、特に1回電話を切られたとしても、2回目に再度電話すると話を聞いてくれるような人に対して効果が良かったのです。

 電話がつながると、短い挨拶をした後に主題に入り、ここ数年来、街中で伝わっている非常に重要なニュースについて「『天が中国共産党を滅ぼすが、脱党すれば命が助かる』を聞いた事がありますか?」と伝えます。先に真相に伝えて下地を作っているため、二言や三言で三退に同意してくれる人もいますが、なかなか困難な人も中にはいました。一般的に、すぐに三退する態度を明らかにしない人は、恐れているか、信じていないかですが、中国共産党の嘘をどんなことがあっても認め続けようとする人は、非常に少なかったのです。拒絶や躊躇、反感の態度を示しても、2回目に話を聞いてくれる人には、現在、私は一般的に「なぜ天が中国共産党を滅ぼすのか、知っていますか?」と尋ねています。すると、比較的簡単に相手の興味を引き付けることができるので、大部分の人は続けて話を聞こうとします。

 もちろん、異なる時期には異なる事例を運用して「なぜ天が中国共産党を滅ぼすのか」を伝え、いつも注意深く明慧ネットを見て、大法の法を正す進展について行くと同時に、真相を伝える素材を努力して積み上げ、正確なデータとして記憶しました。また、ますます深刻になる中国共産党の「裸の官僚現象(訳注:蓄財に奔る悪徳官僚が親族まるごと留学や移民で海外に生活の本拠を移すこと)」と「薄煕来事件」をつなぎ合わせて真相を伝えると、三退の率が高くなりました。自分の状態が良い時には、10人中7、8人を三退させることができました。今(訳注:2012年11月)は特に「中国共産党はさらに大きな罪悪を犯しており、法輪功学習者の臓器を生きたまま摘出しているのです。人々に道徳規範がなくったからこそ、このような悪が出現し、邪悪な行為を行っているのです。中国共産党の体制下では、市場では偽のコメや偽の小麦粉、偽の粉ミルクが出回り、財物目当てに人を殺し、子供さえ見逃さず、最低限の道徳さえなく悪事を働き、これらの罪悪の根源は中国共産党にあります。中国共産党は人々に因果応報を信じさせず、人々を天と戦わせ、地と戦わせ、人と戦わせ、道徳を破壊し、本当に悪事の限りを尽くしていますが、これでも天は中国共産党を懲罰しないと言えるのですか? ですから、天が中国共産党を滅ぼすことは、すでに決まっているのです」と相手に伝えています。

 正念が強い時は、口から鋭い刃が出て来るかのように、相手の恐怖心と相手の背後にある良くない物質を解体し、人々の良知を呼び覚まし、再び「三退」を勧めると快く同意してくれました。このように三退に同意してくれた時は、相手がはっきりと三退し真相を理解していたということを、自信を持って言うことができました。三退した後、再び大法の真相を伝えると、普通の人はみな認めてくれました。

 電話をかけて三退を勧めていると、いろいろな人に出会い、時には相手の質問にうまく答えられない時があり、そうすると、その人は三退したがらず、相手の質問に答えられない事が三退の効果に影響しました。経験をまとめると、しっかりとした答えを探して万事心得ておけば、中国共産党にごまかされ真相をはっきりわかっていない人にいつ出会っても、多くの話題を持っていれば、すらすらと相手の質問に答えることができました。

 いつも「ちょっと考えさせてください」という口実を使う人がおり、真相がわかっても三退しようとしませんでした。そんな時「次の機会があったら三退してくださることを願います」と言っていましたが、今はもう言わなくなりました。その代わりに「『共産党宣言』の1ページ目になんと書かれているか知っていますか? 『ヨーロッパに幽霊が出る――共産主義という幽霊である』と書かれています。幽霊とは何ですか? 幽霊とはつまり亡霊ですよ! あなたが拳を高く上げて天に誓いを立て、命を中国共産党の亡霊に捧げた時、あなたは少しもためらわなかったと思いますが、今あなたを災難から遠ざけ、神のご加護を得させようとしているのに、あなたはまだ『考えさせてほしい』と言っていますが、あなたは自分の生命に対して責任を負うつもりはないのですか?」と尋ねるようにしました。すると、すぐに考えを改め、中国共産党の組織から脱退することに同意してくれる人もいたのです。

 ある日、邪な力の強い人がいて、私の話を聞いて三退しないばかりか、大声で「どこに亡霊がいるというのだ? どこに亡霊がいるというのだ? 法輪功は亡霊を見たのか?」とわめきました。そこで私は「いいですか、法輪功は怪談話を説きません、法輪功が説いているのは、心を修め良い人間になり神のご加護を得ることです。中国共産党だけが怪談話を説いており、中国共産党は人を亡霊に変えています。中国共産党はマルクス·レーニン主義という死人の亡霊に対して人々に命を誓わせ、中国共産党のために人に命を捧げさせ、政権を握って自分が権力と利益を奪うために人を殺し、人の命を奪い、死人の血で染まった布地を人の首に巻くのですが、死人の血を誰が身にまといたいと思うでしょうか? これはとても縁起が悪いことではありませんか。それなのに中国共産党は、中国共産党が偉大で光栄である、とあたなに伝えていますが、これは人の思想を変異させているのではありませんか?」と言いました。時には状況に基づいて、中国共産党が国民に対して残虐で血生臭く人間性がないだけでなく、中国共産党内に対しても仲間割れをし、良い心がけや道徳や良心を説いたことはなく、中国共産党の十大開国元帥の末路を例に挙げ、共産党の邪霊が人々と自らに対して災難をもたらしていることを実証しました。すると最後には、相手は中国共産党を脱退することに同意してくれました。

 明慧ネット上のうまく三退を行った多くの同修の経験は、私にとって益するところ大だったのです。2012年7月のある日、明慧ネットで2012年米国ワシントンDC法会でのカナダ同修の投稿原稿「話し方によって正念が衆生を救う」を読みました。その日の夜、この話し方を参考にしてみると、1時間の間に12人の三退に成功し、その内の8、9人は中国共産党の党員でした。本当に「黄金の話し方」でした!

 電話で三退を勧める対象は様々で、どんな人もいます。最初の頃、ことば遣いが傲慢でいやみたっぷりに怒鳴り散らす人に出会い、自尊心が傷つけられた時は、いつも「恥を忍んで重責を担う」という言葉を思い出しました。もちろん、この数年、結局のところ何人が私に対して怒鳴り散らし、それでも終始たゆまず説得して最終的に中国共産党の組織を脱退することを選んだのか、私ははっきりとは記憶していません。しかし、このように終始たゆまず説得することで、時には1本の電話で数人を三退させることもできました。はっきり覚えているのは、ある時、5回連続して電話をかけ直し、最終的にその場にいた8人が三退したことでした。ある時、1人の中年男性が汚い言葉を放って電話を切ったのですが、再度電話をかけて連続20分間真相を伝えると、相手は最終的に「三退」に同意しました。そして次の日の朝、意外にもその人から「大功無量(訳注:超能力は無量)」という4文字のショートメールを受け取りました。その日の夜、再びその人に電話して感謝を述べると、ちょうどその人のそばにいた奥さんも三退し、その時は夫婦2人が一斉に「ありがとうございます! ありがとうございます!」と言いました。救われた後、この生命が心から喜んだ事を私は知りました。

 5年が経ち、電話をかける時でも穏やかな気持ちを保てるようになり、今では一つの電話をかけ終えると、相手が三退したかしなかったか、態度が良かったか悪かったかに関わらず、自然にそして動じずに電話をかけ続けることができるようになりました。そして「電話で三退を勧めることにおいて、自分の話術は単なる一つの側面であり、修煉者としての自分の正念の場こそが本当に三退の率を向上させるカギである」ということがわかるようになり、さらに師父が説かれた「強い正念であればあるほど、大きな威力があるのです」[1]を心から会得しました。そして現在、最も難しいと感じているのは、電話がつながった時に、修煉者が持つべき慈悲と強大な正念を以って対処できるか、ということです。特に、法を正すことが今日まで進んできて、多くの人々が真相を知りましたが、態度を表明する機会を失ってしまった人もいたかもしれません。ここまで人々に真相を知らせてきたのには、多くの同修が数知れない心血を注いできたからであり、さらに生命を犠牲にしてここまで到達したのであり、もし自分の修煉状態が基準に達していなければ、自分の原因のために、相手は万古の機縁を失ったかもしれません。ですから、電話で真相を伝えるにあたって、法の基準の自分への要求は高いので、自分は法を多く学び、法を多く学んで、法から来る正念があってはじめて、自分の状態を純粋にして電話をかけることができるのであり、そうしてはじめてこの宇宙の特殊な時期における歴史的重責を担うことができるのだ、と感じたのです。

 二、観念を切り替え正念をもって物事を見る

 2009年の初めごろ、数人の同修とS市に行き、S市の同修と交流した時は、私にとって益するところが大きかったのです。交流に集まった人たちのほとんどが『轉法輪』を暗記しており、年齢を問わず年配の同修も暗記していました。多くの同修が『轉法輪』をすでに暗記していたのです。『轉法輪』は、私も以前、何度も暗記しましたが、完全に1通り暗記したことはありませんでした。S市から帰ってから、頑張って『轉法輪』を暗記しました。今はすでに12回暗記しました。法を暗記した後の私の変化は大きく、何度問題に遭っても、どのように法の中で認識すればいいのかがわかりました。

 例えばある時、数人の同修が警官に不当に連行され、携帯電話の問題に影響を及ぼしました(私たちはこの事件を「A事件」と呼んだ)。当時、どこから情報が漏れたのかわかりませんが、真相を伝えるために使っていた携帯電話の全ての機種が監視されていました。しかし、全員が持っている携帯電話の中である機種の携帯電話はIMEI(端末識別番号)を変えることで対応できました。この知らせを聞いて、急速に発展してきた携帯電話のプロジェクトはすぐに止められました。携帯で発信するショートメールと音声電話は、当時、私たちが真相を伝え人を救うための主要な方法だったのですが、ある同修は携帯電話を送り返してきました。その頃は、本当に黒雲が城にのしかかっているかのようでした。以前、私と一緒に電話をかけていた同修の甲さんが不当に連行されました。気持ちが低迷し、ストレスが大きくなりました。とはいうものの、自分は携帯電話のプロジェクトの中で引き続き前に進むことを希望しており、なぜなら、携帯電話を利用して真相を伝えることには洋々たる前途がある、と思っていたからです。

 ある日、携帯電話を持って、かつて、甲さんと協力して電話をかけた場所へ行き、自分に対して「電話をかけよう、中国共産党は私を監視できない、なぜなら私には師父の保護があるからだ」と言いました。師父は「わたしは根を宇宙に下ろしているので、あなたを動かせる人がいれば、このわたしをも動かすことができることになり、はっきり言って、その人はこの宇宙を動かすことができることになります」[2]と説かれたのではないでしょうか。さらに、中国共産党は師父の小指の一ひねりにも耐えられないのではないでしょうか。やれるものならやってみなさい! もう一度言いますが、監視されていても関係ありません、もし中国共産党が来たら、それこそ真相を伝えるいい機会なのではないでしょうか? このように考え、数日間途切れることなく電話をかけ続けました。

 しかし、私がどんなに真相を伝えても、誰も三退しようとはしませんでした。それでも私は諦めず、旧勢力が演化した虚像を私は認めませんでした。そしてある日、努力して説得した結果、ある青年男子がついに中国共産党の組織からの脱退に同意した時、思わず涙が流れました。その日から、三退を勧める私の電話は正常な状態に回復しました。

 この頃、学法グループでは毎回、法の勉強が終わった後、携帯電話で真相を伝えるプロジェクトでの体験について交流し、このような環境があったために、A事件の学法グループ全体に対する動揺は大きくなかったのです。穏やかな気持ちを保てるようになった後、協調グループで学習した時、A事件に対する私と学法グループの考えを同修と交流しました。私が電話で三退を勧めた体験を、現地の状況を指し示している物として、法に沿った認識の下に書き出し、明慧ネットに投稿し、同修と交流し、みんなが携帯電話のプロジェクトを行っていけるよう励ますことを、同修は提案しました。その後、A事件で不当に連行された同修が次々と戻って来て、この時になってはじめて、数人の同修が不当に拘禁された事と、すべてのタイプの携帯電話が監視されていることの間は、まったく無関係だったことがわかり、さらに、すべてのタイプの携帯電話を監視するなんていうことは、これまでに存在しなかったし、不可能であることがわかり、これには本当に驚きました。この時すでに、師父がみんなを見守ってくださっていたので、全体でこの魔難を乗り越えることができました。

 ある時、明慧ネットで「中国共産党が多くの地区の電話を監視している」という知らせを見ました。この時、私は何も考えませんでした。次の日、同修と真相を伝えに行った時、同修はショートメールを発信し、私は電話をかけていました。私が携帯電話を取り出そうとした時、同修が「今、多くの場所で電話が監視されている、とネット上で言われています」と伝えてきました。私は心が少し不穏になりましたが、たちどころにその不安を否定することができなかったので、多くの人に続けて電話をかけたにもかかわらず、誰も三退しませんでした。これは自分自身に問題があるのだと気づき、すぐに「三界の全ては大法のためにやって来たのであり、携帯電話の出現は今日大法弟子が人を救うためであり、中国共産党の妨害によって大法弟子の人を救う方式が変えられてはならないので、旧勢力の按排を私は全面的に否定するのだ!」と自分を正しました。そして引き続き電話をかけると、なんと連続で3、4人が三退し、本当に「物事の善し悪しは人間の一念による」[3]でした!

 三、携帯電話で真相を伝えるプロジェクトの中で、心を修める

 2008年、私と甲さんは協力して携帯電話を利用して「三退」を勧め始め、最始はショートメール発信後の何枚もの使えなくなったカード(その時はまだ手元に音声電話がなかった)が手元に残り、カードの浪費がもったいないと思ったので、いっそのこと直接電話して「三退」させようと決めました。しかし、直接電話するのに、この時は少し消極的でしたが、しばらく試してみて、効果が良いと思いました。そこで、携帯電話を使っているプロジェクトの同修と交流し、電話をかけて「三退」を勧めることを広めました。採用した方式は、みんなで一緒に座り、もう1人の同修と私が模範を示し、他の同修が順番に電話をかける(これは初期の状態で、今この方法を国内で行うことはできない)というものでした。師父の慈悲なるご加持の下、この方法で毎回、多くの人が三退しました。ある時のことをはっきり覚えているのですが、ある同修は1回電話をかければ1人三退させ、2回電話をかければ2人三退させ、効果がとてもよかったのです。それ以降、だんだんと多くの同修が携帯電話のプロジェクトに加入するようになり、特に、ある同修はいつも口下手で、面と向かって真相を伝えるのにも障害があるほどでしたが、携帯電話で真相を伝えることは頑張り続けており、自分なりの法を実証する道を歩み出しました。

 携帯電話でのプロジェクトを行いながら、私は次々とたくさんの文章を明慧ネットに投稿し、毎回、違う角度から文章を書き、たとえば、自分の体験や同修の体験、安全性と実現性、作用と効果などの面から書き、中国の同修に対して電話で三退させることを勧めると同時に交流し、文章の大部分は明慧ネットに載り、『明慧週刊』にも選ばれたので、同修と交流しました。

 しかし、1篇だけ掲載されなかった文章がありました。それは2011年の新年の後に書いた文章でした。その頃、『明慧週刊』に掲載されたある文章を読んだのですが、それは同修が新年に真相を伝えた経験を語った文章で、携帯電話で真相を伝えたという内容でした。その文章を読んだ後、心性上でその同修の文章と学びあい修めあうことをせず、悟りの面から学びあい修めあうこともせず、さらに人心を用いてどれだけ多くのことを行ったかを比べ、その状態で文章を書き、明慧ネットに送りました。結局、その文章は明慧ネットには載らず、何の報せもありませんでした。そこで振り返って見て、再び自分の文章を見直してみてはじめて、行間に現れているのは自分を実証しようとする言葉だけである、ということに気づき、本当に冷や汗ものでした。そこで、すぐにその文章を削除しました。

 文章を削除するには数回キーを叩くだけのことですから、もちろん難しくはないのですが、人心を取り除くことはこんなに簡単ではありませんでした。この自分を実証しようとする人心を取り除くために、この数年来ずっと修煉し続けて来たのに、それでも大きな執着が噴き出してしまいました。最近、師父が説法の中で「宇宙体系の最終的な大きさですが、一兆層の巨大な宇宙を一つの範囲とし、一兆の範囲を一兆の兆に並べ、一兆の兆を一つの空気の分子とし、会場のいたるところにこのような粒子があり、これほど多くの宇宙でも宇宙のある空間の目立たない小さな粒子に過ぎません」[4]と説かれているのを拝見しました。自分の人としてのちっぽけさや能力の低さ、浅はかさなどを豁然(かつぜん・突然迷いや疑いが晴れるさま)として感じ、もし師父がいらっしゃらなければ、宇宙のあらゆる生命は歴史に伴って過去のものとなってしまうのに、三界内の小さくて取るに足りない私のような人間が自分を実証して何をするというのでしょうか?!

 この数年、師父の慈悲なる按排の下、数人の技術担当の同修の助けを続けて得ることにより、携帯電話で真相を伝えることに関する各種の技術を掌握し、さらに、ショートメールや音声、写真付きメールなどの編集技術も掌握したので、携帯電話のプロジェクトの協調にいつも参加し、その技術を広めました。同時に、同修が迫害されたり、反迫害に影響するような大きな事件が起こった時には、自分で編集するか、同修と協力して音声や写真付きメールを編集し、全体で協力して真相を伝えました。

 始めのころ、協調をはかっている同修が私と協力して携帯電話の技術を広めようとした時、私はちょうど協調の仕事に参加したばかりで、全体意識を持っておらず、携帯電話のプロジェクトを自分だけのこととし、さらに技術を広める事で自分の時間を逃してしまうのではないかと認識し、心の中ではいつも電話をかけに出かけることを考えていました。ある時、協調をはかっている同修が私に「あなた1人が電話して、1日に何人三退させることができるのですか? もしすべての同修が毎日1人三退させたら、毎日、何人の人が三退するのですか?」と言いました。私は突然、大法弟子が全体を形成する大きな意味がわかり、これが自分の責任であると気づいたので、この数年ずっと、携帯電話関連の協調の仕事に尽力しました。

 ここまで書いてきて、ある体験について同修と交流したくなりました。610弁公室や法曹機関者などの特殊な人間に音声電話をかける時、職業柄そうなるのか、それともこのような電話が多いからなのかはわかりませんが、ほとんどの人が法輪功の電話だと聞くとすぐに電話を切ってしまいます。ある時、悪人を暴露し不当に連行された数人の同修を救い出すために、同修の啓発を受けて音声データを作っていた時、悪人が法の番人として法を犯した事実を先に述べ、それから被害者が自分が無実であることを訴え出る先もないままに、逆に不当に拘禁されてしまったことを述べ、最後に再び、法輪功学習者が迫害を受けている事実をはっきりと指摘しました。この電話の内容を聞くと、聞き始めは一般的な民間の普通の事件のように聞こえるので、この電話の音声を編集し終わり、悪人のいる職場に電話をかけた時、7、80%の人が迫害の真相を暴露した1分以上の電話の全てか、またはその大部分を聞き終え、中国共産党を震え上がらせる役割を果たしました。

 この携帯電話の技術を開発し、この技術を広めた同修にとても感謝し、これは技術担当の同修たちの無条件の協力があってはじめて、中国において携帯電話で真相を伝えるこの道具によって師が法を正すことのお手伝いができるからです。全国各地の同修が携帯電話を利用して真相を伝え、中国共産党を震え上がらせる多くの素晴らしい仕事を行っていますが、安全の問題から、同修たちは携帯電話で交流することはできないのです。大法弟子の威徳はすでに歴史に記され、宇宙に永遠に残される、と信じています。

 法を正す形勢が迅速に発展する中で、時は自分を待ってはくれません。目の前にまだ数知れない人々が私たちの電話によって救い済度されることを待っているのです。これは衆生への呼び掛けであり、師父が望んでいらっしゃることであり、大法弟子が世に下った宿願でもあるのです。私は必ず努力し続け、この最後の機縁を無駄にせず、神佛が救い済度され、危難の前に人々に福音がもたらされることを、中国の津々浦々の人々にまで広めてまいります!  

 師父に深謝いたします!

 同修の皆さん、ありがとうございました!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「同じく二言三言」
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [4] 李洪志師父の経文:『二十年説法』

 (明慧ネット第9回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/29/264307.html)
 
関連文章