吉林省・梁宝範さん 江沢民を告訴し4年の判決(写真)
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  【明慧日本2016年12月29日】吉林省吉林市の法輪功学習者・梁宝範さん(52)は「告訴があれば必ず受理し、立案調査しなければならない」の司法新政策に基づき、昨年、法輪功への迫害の首謀者・江沢民を告訴する刑事告訴状を最高人民検察庁に郵送し、江沢民の刑事責任を追及し、法律の場で裁くよう求めた。

'法轮功学员梁宝范'
   梁宝範さん

  昨年6月17日、梁さんは吉林市昌邑区延安路派出所、昌邑公安支局と国保大隊の警官らに不当に連行された。梁さんは江沢民を告訴する中で、積極的に呼びかけ、ネット上で情報を広め、告訴状を最高検察庁、最高裁判所に送信した行動が、法を犯す行為であるという。

  7月24日、梁さんに対する逮捕令状が発行された。吉林市国保大隊から昌邑区検察庁に回された書類には、審査を通じて証拠不足と判断され、8月22日に昌邑公安支局に差し戻された。

  今年3月4日、梁さんの家族と弁護士は何も知らない状況下で、不当な裁判が行われた。梁さんは法廷で「私の弁護士は出廷していないので、不当な裁判を拒否します」と述べた。

  先月、梁さんは4年の判決を下された。それに対して梁さんは無実だと主張し、上訴の方針である。11月15日、梁さんの妻の劉俊梅さんは、弁護委托書と2審の弁護意見書を吉林市中級法院裁判所に手渡した。

  法輪功が梁宝範さんを変えた

  梁さんは法輪功を学ぶ前に、利益の前で譲らない人だった。1994年~1995年の間、梁さんは売店を経営していた時、村民の買掛金に対してずっと催促していた。法輪功を学んでから、合計3、4千元の売掛金を追究しなくなった。

  2006年、親戚は商売をするため、梁さんから2万元を借りた。梁さん夫妻はそこでアルバイトをしていた。数カ月後、親戚は梁さん夫婦の給料1万数元と借りた2万元を全額踏み倒した。梁さんの妻は納得いかず抗議したが、梁さんは妻を説得し、大らかに対処した。最後に僅かな金額を返してくれたが、大部分は返済していないままである。

  梁さんは真・善・忍の基準で自分を厳しく要求し、道徳に対する教養を重んじるようになり、どんな事でも自分の方から原因を探し、自分の内心に向けて探し、他人のために考えるようになった。

 以前、村民の金さんが、梁さんのオートバイに乗って一緒に村に帰りたいと声をかけたので、梁さんは金さんを乗せたが、途中で交通事故が発生した。金さんは臨終の前に家族に「梁さんのせいにしないでほしい」と言ったが、金さんの家族はこれを聞かず、あらゆるルートで梁さんに対して責任を追求し、2年の判決を下された後、賠償金を請求した。最後に金さんの家族は訴訟を撤回したが、3万5千元を要求した。この件について、梁さんはずっと不公平だと思い、いつか報復したいと考えていた。法輪功と出会ってから、梁さんの考え方が変わった。如何なることでも因縁関係があり、金さんの家族の立場から考えると、この3万5千元で人の命を買えないもので、不幸に遭った家族の気持ちを考慮して、報復の念が消えたという。

 法輪功への迫害の真相を伝え、1年の労働教養を強いられる

 2004年11月20日、梁さんは民衆に法輪功の資料を配布していた時、真相の分からない老人に駅前の派出所に引っ張られて連れて行かれ、不当に拘留された。名前、住所と資料の出所を言わないため、警察官に手錠をはめられ、ズボンのベルトを抜かれ、ズボンを持たせてしゃがむ姿勢を強要された。梁さんは苦しい姿勢を強要されて、全身に汗をかいた。警官は梁さんの上着を背中からめくって頭にかぶせ、数本のゴム棒で殴るなどの暴力を振るい、さらに手元にあった梁さんのおよそ1千元の現金を押収した。ある警察官が、梁さんは同級生の弟と分かって、800元を返してくれたという。

 梁さんは留置場で7日拘禁された後、本人と家族がまったく知らない状況下で、九台労働教養所に送られて、1年の労働教養を強いられた。毎日の食事は2回しかなく、命を維持する程度の2つの蒸し饅頭だった。警官は重労働を強制し、法輪功を放棄する保証書を書くように強要した。梁さんが一切従わないため、監視役をつけて監視させ、地面に座るように強要した。冬の寒い間、冬着を許さず、肌着だけで地面に座ることを強いられた。警官はさらに地面に水を撒いて、窓を全開させ、水がすべて結氷した。監視役らは帽子と手袋をして、コートを2枚重ねて部屋中を何度も行ったり来たりしながら、罵しり続けた。

  労働教養所で、梁さんの心身ともに巨大な打撃を受けた。1年満期になって帰宅したにもかかわらず、恐怖の中で生活した。

  法律に基づいて「訴江」し、再度連行される

  昨年、梁さんは法輪功を迫害した首謀者の江沢民を告訴する刑事告訴状を最高人民検察庁に郵送し、江沢民の刑事責任を追及し、法律の場で裁くよう求めた。

 その後、6月17日、吉林市昌邑区延安路派出所と国保大隊の警官ら8人は、インターネット会社の作業員に装い、梁さんを職場から家に帰らせ、沙河子思想改造施設に連行した。7日後、梁さんを吉林市留置場に移送して、罪に陥れるように計画した。

  現在、梁さんは妻の劉俊梅さんに委託して、上訴中である。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な関係者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/28/338270.html)
 
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