遼寧省の鄭威さん上訴を阻まれ、不当判決を
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 【明慧日本2016年12月30日】遼寧省営口市の法輪功学習者・鄭威さん(52歳女性)はこのほど、不当に3年の判決を下された。裁判官は意図的に裁判の情報を隠していたため、弁護士や家族は、今月21日にはじめて裁判の結果を知った。だが、不服の申し立てをする上訴期間がすでに過ぎていたため、上訴が出来なかった

 中国の刑法によれば、案件の担当者は必ず当事者の家族に情報を伝え、訴状および裁判結果を届けなければならない。しかし、鄭さんが連行されてから裁判するまでに、公安局や裁判所からの捜査令状、開廷の知らせ、訴状、判決文などが一切家族や弁護士には届かなかった。

 鄭さんに対する裁判は、10月19日に開廷された。当日、入廷を許可されたのは鄭さんの夫と娘だけで、他の家族は入廷を禁止された。法廷で、弁護士は鄭さんの無罪を主張した。当日、法廷では鄭さんの無罪のための釈放を宣告しておらず、家族はずっと裁判の結果を待っていた。

 鄭さんは昨年、江沢民告訴の訴状を最高検察庁に郵送し、最高検察庁からの訴状の受取の返事も届いた。しかし、同年10月20日、地元の7、8人の警官らは鄭さんの住宅に押し入り、法輪功の関連書籍、迫害の真相小冊子100冊、プリンター2台、パソコン2台、3箱のコピー用紙、200個のお守りを押収した。鄭さんは当時不在のため連行されなかったが、それから家に帰宅できず、やむを得ず放浪生活を始めた。

 今年2月11日朝7時ごろ、鄭さんは営口バス停で警官に不当に連行され、市留置場に入れられ、そこで労働を強要された。

 鄭さんの案件は有罪となる証拠が不足していたため、検察庁から何回か警察署まで戻されたが、8月15日、国保大隊の警官は、再度案件を検察庁に提出したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2016/12/23/339262.html )
 
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