天書 『轉法輪』を大切に扱っていますか
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2017年2月21日】数日前、ある女性同修の家に行きました。その同修は泣きながら 「夫は体調が悪く、いくつもの重い病気を患っており、2回も入退院を繰り返し治る兆しがないため、夫に大法を学ぶように勧め同意してくれました。やがて、師父が病を一つずつ取り除いて下さいました。この度、私は新しい「論語」を『轉法輪』の本に挟んだだけで、師父の要求に従いませんでした。学法をする度に新たらしい「論語」を本から取り出して、テーブルの上に置いておくのです。ある日、私は片付けをしたときに、新しい「論語」は古い「論語」だと勘違いして、確認もせずに、師父の写真に向けて『師父の法身はこの紙から離れるようにお願いします』と念じ、新「論語」が載っている紙を丸めてごみ箱に捨てました。その後、が『轉法輪』を開いたら、本の中の師父の写真が無くなっていることに気づきました。最初、が本を読む時に足元の近くに置くため、師に対する敬意を払ってなかったことが原因だと思いました。しかし後になって、本の中に挟んでおいた新『論語』がなくなっていることがわかり、自分の手違いで過ちを起こしたことに気づきました」と私に訴えました。

 すると、師父の写真のない『轉法輪』を私に見せ、彼女は泣きながら「全部私が悪いのです。罰が当たったのです。師父はまだ私たち夫婦を見捨てないでおられますか?」と私に尋ねました。「もちろんです、師父はあなた達のことをずっと見守っておられますよ。でなければ、師父からの導きがないはずです」と慰めました。

 ある同修夫婦は私にこのようなことを話してくれました。「中国共産党政府が大法を迫害しはじめたころ、恐れる心があったため、大法の書籍を覆い隠すため他の場所に移した際、うっかりして書籍をどろ水の中に落とし、ずぶ濡れにしてしまいました。辛うじて読むことができる2冊だけを残して(師父の写真は破損していました)残りの書籍を全部焼却しました。その時、一縷の不思議な雲が登っていくのを目にしました」。その後、同修夫婦は大法の書籍を一式新たに購入したため、残ったその2冊の大法の本を近所の年配者の同修に譲りました。しばらくして、年配の同修は「引き出しにしまっておいた2冊の大法の本を誰かに貸した覚えがないのに、なぜか見当たりません。師父が取り戻されたのではないでしょうか」と言いました。

 また、数年前に、ある同修が子供に与えていた『轉法輪』は汚れてしまいました。同修が汚れた本を開くと、中の文字が全部消えていたことに気づきました。まるごと一冊全部、空白のページしか残っていませんでした。他の同修に「なぜですか、字が全部消えてしまいました」と尋ねました。

 ある同修夫婦の『轉法輪』の本の縁(ふち)が黒ずんでいました。本を開いてみますと、写真に写っている師父が涙を流しておられました。同修は「は仕事が終わった後、手を洗わずに本を読むのです」と話しました。その同修夫婦は精進できず、主人の方は常に家の外と中の仕事に追われ、奥さんは病業の状態に陥って抜けられません。師父の写真に厚い埃が被っているので、私は埃をきれいにふき取りました。汚れた『轉法輪』の本を家に持ち帰って、汚れた部分を小さなナイフで削りました。しかし、なぜか写真の師父の顔にはまだ涙が残っていました。原因は同修夫婦が師を敬い、法を敬うことが出来ていないだけでなく、師父は彼らが精進できていないことに胸を痛めておられたのです。

 師父がすでに『轉法輪』の中で 「悟性がどうしても上がって来ない人がおり、わたしのこの本に勝手に線を引いたり印をつけたりします。われわれの中の天目が開いた人なら見えますが、この本は色鮮やかで、金色の光を放ち、どの字も私の法身の姿かたちです。わたしがもし嘘を言っているなら皆さんを騙していることになりますが、あなたが一筆でも書いたら真っ黒になってしまいます。それでも勝手に書く勇気が本当にあるとでも言うのですか? われわれはここで何をしているのですか? あなたに修煉を教え、上へ導こうとしているのではないでしょうか? こういうことも考えてもらわないといけません。この本はあなたの修煉を指導することができるものです。これほど貴重なものがほかにありますか? 佛を拝むことは本当の修煉の役に立ちますか? あなたは非常に敬虔で、佛像に触らないように気を付けたり、毎日線香を立てたりしているようですが、本当にあなたの修煉を指導できるこの大法をそんなに汚していいのですか」と私たちに教えておられます

 私が接触している同修の中で、師を敬い、法を敬うことの出来ていない同修は、ほとんど精進が出来ていないのです。これらの同修たちのことを心から心配しています。師父が、どれほど私たちのことを大切にされているかその思いが、なぜその人達に分からないのでしょうか? どうすれば気付いてもらえるのでしょうか? 小さなことから気をつけ、自分を律し、精進していきましょう!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/2/342514.html)
 
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