内モンゴル第一女子刑務所 法輪功学習者に不明薬物を投与
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 【明慧日本2017年2月26日】内モンゴルの法輪功学習者・翟(てき)翠霞さんは、人々に法輪功迫害の真相を伝えたため、2012年8月、赤峰(せきほう)市元宝山区裁判所に懲役4年の不当判決を宣告された。同年11月、内モンゴル第一女子刑務所に拘禁された翟さんは酷く殴打され、詳細不明な薬物を投与された。

 昨年4月に出所したとき、翟さんの姿は家族にもわからないほど変わり、いまだに完全に回復していないという。

 刑務所に拘禁されて数日後、刑務所の警官・康建偉は革靴で翟さんの頭、顔、胸を猛烈に蹴り、翟さんが倒れると、数人の受刑者が一斉に殴る蹴るの暴行を加えた。翟さんはその後1カ月間、呼吸をすると胸部が非常に痛み、歯も硬い靴で踏みにじられたため、ぐらぐらになった。4年間不当に拘禁された翟さんは、ほとんどんの歯が抜け落ちてしまった。他にもスタンガンで電撃されて失禁した。

酷刑演示:毒打
拷問の実演:暴力を振るわれる

 翟さんを転向させるため、強制転向チームに2カ月間入れられた。その間、高血圧という理由で、詳細不明な薬物を飲まされたため、頭が張って大脳が麻痺し、考えることすらできなかった。翟さんは全身がふるえて力が入らず、お腹が焼けたように痛くて精神状態がもうろうとし、骨がバラバラなったように感じていた。2カ月間ほぼ眠れず、眠ることすら恐れていた。眠るときも体が高い崖から落ちたように感じ、目が覚めると極度の不安を感じて居ても立ってもいられなず、やせ細ってしまった。

中共酷刑示意图:注射药物
拷問のイメージ図:詳細不明な薬物を注射

 ある日、翟さんは座っていられず、精神状態がもうろうとなり、窓から飛び降りようとしたが、窓まわりには柵があるので、できなかった。強制転向チームから普通の監獄区に戻されてから2日間、薬の投与がなくなり、頭がだんだんはっきりとしてきた。体も前ほど辛くなくなったので、投与された薬物が原因で、精神的・肉体的にさまざまな辛さを感じたのだと分かった。その後、また薬を飲まされそうになったが、翟さんが拒否したため、刑務所の警官・王春愛に罵られ、1年間家族との電話連絡を禁じられた。

 詐欺罪で服役中の受刑者・沈波、孫平は翟さんを捕まえ、詳細不明な薬物を飲ませて罵った。

 昨年4月に刑務所を出た翟さんは、いまだに体が完全に回復しておらず、その辛さは言葉では言い表せない。

 翟さん以外にも、同刑務所の第3監獄区に拘禁された法輪功学習者・王鳳華さんは1年間、家族との電話連絡を禁じられていた。数日前、王さんの家族は450キロほど離れた赤峰市から面会に来たが「転向していない」「四書(修煉を放棄する旨の書類 ・ 保証書)を書かない」という理由で、面会を禁止された。また、この刑務所のルールは「転向しない」「四書を書かない学習者」は、家族との電話連絡と面会は禁止だという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/21/343319.html)
 
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