【明慧日本2017年3月27日】上海のある外資系企業に勤める法輪功学習者・韓雪嬌さんは1カ月間不当に拘禁され、今月17日に解放された。
家族は国内外の正義ある方々の救援や助力に感謝し、韓さん本人も明慧ネットのこの場をかりて、皆さまにお礼を申し上げたいと表した。
韓さんは先月17日、上海長寧支局の国保大隊の警官に身柄を拘束され、不当に拘禁された。それから1カ月の間、韓さんの母親は毎日国保大隊を訪ねては、娘の解放を求めた。米国在住の親族も中国領事館前で抗議し、さらに、米国領事館および国会にも助けを求めた。
国内外の圧力を受けて、長寧支局は3月17日に、やっと韓さんを解放した。
この解放の前に、長寧支局の国保大隊は韓さんの故郷の幹部を上海に招き、いわゆる保証書を書かせるつもりだった。韓さんはこれを断固拒否した。
韓さんは1988年生まれの黒竜江省チチハルの出身者である。上海のある外資系企業の経理係として勤務していた。
韓さんは幼いころ病弱であったが、法輪功を学んでから前向きになり、楽観的になり、心性が昇華したうえ、身体もますます健康になった。
先月17日午前、市公安局長寧支局の警官および街道弁公室の関係者らは、ぼんやりしている韓さんの写真を持って韓さんの家を訪ねた。韓さんは当時不在だったため、街道弁公室および派出所の警官2人は、午後から再び韓さんの家に行き、韓さんの個人情報と身分証明書の写真を撮影し帰った。それ以後、韓さんは外出すると尾行され、午後5時ごろ長寧支局の国保大隊、程家橋派出所の警官に不当に連行され、家財を押収された。
親戚は情報を得て、それぞれ深セン市、黒竜江省から上海に赴(おもむ)いた。家族と弁護士が韓さんの連行された理由を聞いたところ、警官はなにも答られず、証拠は1枚のぼんやりしている韓さんの写真であるという。しかし、手柄を立てるため、大家に韓さんの強制退居および部屋の回収をするように強いた。さらに韓さんの会社まで行き、嫌がらせをした。
韓さんはアメリカ籍の李蓮蓉さんの姪の娘である。李さんは韓さんが連行されたことを知ってから、中国駐ヒューストン領事館に赴き、解放を求めた。また、上院議員、下院議員の事務所を訪ね、救援を求めた。
米国南部法輪大法学会は今月2日、中国領事館前で記者会見を開き、長寧区公安の暴行を暴露し、迫害を非難し、韓さんをただちに解放するようにと要求した。また、領事館前で行列している人々に向けて、中国で今もなお起きている法輪功への迫害や学習者への生体臓器狩りの実態を訴えた。
李さんの話によると、中国の官僚や領事館の関係者は韓さんのことが手に負えず、手紙すらも受け入れないことに対して、アメリカの議員事務訴のスタッフは真剣に事情を聴き、李さんとその家族に同情し、できる限り支援の手を差し伸べたいと表した。
参議院のジョン・コーニンさんは李さんに手紙を送り、安否確認や直接連絡してくれたことにお礼を言った。数日後、再び李さんに手紙を送り、アメリカ国務院は韓さんが連行された事情を知り、議員本人もこの件の調査をするように願った。また、李さんを助けるチャンスが与えられたことに感謝したという。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2017/3/21/162572.html)