数千人が署名して元大学教師の解放を求める
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 【明慧日本2017年3月28日】山東省煙台市に在住の法輪功学習者・畢秀淑さんは、魯東大学の元教師である。昨年8月末、畢さんは人々に法輪功が迫害されている事実を話したため、芝フウ区南大街派出所の警官に連行され、家宅捜索をされた。そして、9月6日に逮捕令状を出された。

 煙台市の市民は畢さんの拘禁に関心を寄せ、3600人が署名して、畢さんの解放を要求した。

 山東省煙台市・芝フウ区610弁公室に操られた裁判所は3月3日、畢さんに対して不当な開廷をした。

'超过三千六百名善良烟台民众签名支持立即无罪释放被非法关押的烟台法轮功学员。'
市民3600人の署名

 裁判は9時30分から開廷された。畢さんの親戚10人と同市の市民数十人が裁判所に駆けつけ、傍聴しようとしたが、警官に「傍聴席が満席になった」との理由で、法廷に入れてもらえなかった。

 610弁公室は事前に裁判所の実習生などを連れてきて、二十数席の傍聴席を埋めていた。そのことに親戚と市民の不満が噴出した。

 法廷で検察官は「法輪功を伝播し、法輪功の資料を所持している」と、畢さんを公訴した。

 畢さんは法廷で「私は退職する前に体育の教師でしたが、病気を患っていて、元気がありませんでした。しかし、法輪功を学んで心身ともに健康を取り戻した」と話した。法廷にいる人が、6カ月間拘禁され、健康で白髪がない70歳近い畢さんの姿を見て、法輪功に感心したという。

 弁護士は法律に基づき、「当事者は憲法で与えられた権利に従って行動し、法律には違反していません。当事者に迫害を加えた人が法律に違反しており、刑事責任を追及すべきです。無罪である当事者をすぐにも釈放してください」と訴えた。

 裁判は12時過ぎに終わったが、判決は出されなかった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/3/4/343827.html)
 
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