監禁から解放 全ての苦しみから解放された法輪功学習者
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 【明慧日本2017年3月29日】河北省廊坊市の文安県警察は、法輪功学習者に対して罪を着せようと企んだ際、今まで18年間の法輪功への迫害でしてきたようなビジネスになるであろうと考えていた。

 しかし、彼らの思い通りにはならなかった。その県の検察は、憲法上の権利を行使するために法輪功学習者を起訴することには同意したくないようだった。それどころか、彼等は刑罰を科すことなく学習者を釈放した。

 2017年1月2日、劉英傑さんと他8人の法輪功学習者は、法輪功に関する情報と中国共産党がこの伝統的精神修養を迫害している情報が入ったカレンダーを配布するため、大留鎮市場を訪れた。警察は9人の学習者を逮捕し、文安県の勾留施設に15日間監禁した。

 劉さんの案件は、彼に対する法的処置に着手する企てにより文安検察へ送検されたが、検察は劉さんの逮捕を承認しないことを決定した。しかも刑罰を科すことなく釈放した。

 おそらく文安検察の職員は法輪功の特性を理解しており、人格または崇高な信仰を修めることは、実のところ中国の憲法により守られていると分かっている。

 学習者に対して、刑罰を科すことなく解放させる例は、中国で広がる傾向の一つの例となっているように見られる。ますます司法関係者は、法輪功の信念である「真・善・忍」を信じる国民を迫害することに嫌気がさしている。

 背景

 法輪功は1992年に一般に公開されると健康と道徳性に顕著な効果があることから、すぐに中国全土に広がり、1999年までにおよそ1億人の人々が学んでいた。

 その人気に嫉妬し、人々に対する統制力を失う事を偏執的なまでに恐れを抱いた中国共産党の国家主席・江沢民は1999年7.20、法輪功への弾圧を開始した。

 その迫害は過去16年以上に及び、非常に多くの法輪功学習者が命を奪われ、さらに信念の為に拷問され、良心の囚人に対する生体臓器強制摘出という国家的制裁で臓器を奪われて殺されている。江沢民の独裁の下、中国共産党は法律の制限を受けない機関「610弁公室」を1999年10月10日に設立した。

 その機関は法輪功に対して「名誉を汚し、経済を破綻させ、肉体を消滅させる」といった江の命令を実行するもので、公安・警察・司法のシステムを覆している。

 中国共産党の情報検閲によって、迫害で亡くなった学習者の正確な数は知らされていない。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/3/18/344440.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2017/3/19/162543.html)
 
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