検察が故意に調査を先延ばし 十種類の拷問の傷跡が消失
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 【明慧日本2017年4月26日】安徽省合肥市の法輪功学習者・紀広ケイさんは今年3月18日夜、巣湖市警察の国保大隊の警官らが自宅に押し入り、連行され、拘留された。警察署で尋問された時に、自白を強要され、拷問された。楊枝で手の指の先を刺され、ビンタされ、心臓のところを拳で殴られ、蹴られ、手の指で目を弾かれ、睡眠剥奪され、トイレに行くのを禁止されるなど、14時間にわたって10種類の拷問を受けた。

 同月23日、紀さんの息子が弁護士に依頼して、拷問に加担した市警察署の国保大隊長・郎登山、警官・王兵、朝陽派出所の警官・柯レイを市検察局に告訴した。しかし、検察局の担当者は22日間以内に調査をせず、そのまま放置したため、紀さんが受けた拷問の傷跡が消えてしまった。

 紀さんが受けた拷問の詳細

 今年3月18日午後10時ごろ、十数人の警官らは紀さんの家に押し入り、簡単に質問した後、家宅捜索を始めた。ノートパソコン3台、パソコン本体1台、プリンター3台、法輪功の関連書籍30冊以上、携帯電話2個、乗用車およびその鍵などの私物を押収した。押収した私物のリストを紀さんに渡さなかった。

 朝0時ごろ、紀さんは警察署のビルの尋問室に閉じ込められ、鉄の椅子に縛られた。朝3、4時ごろ、私服の警官・郎登山が入ってきて、「自白させるいい方法がある、楊枝で手の指の先を刺せば、普通の者なら半分まで差し込んだら自白する」と言った。 

酷刑演示:用竹签扎手指(绘画)
楊枝で手の指の先を刺すという拷問のイメージ図

 郎警官は楊枝4本を持って紀さんの右の手の中指を刺し、半分ぐらい刺し込んだ後抜いた。次に、爪と指のすき間の部分に刺し込んだ。また中の2本を抜いて、再び奥深くまで刺し込んだ。赤い血がどっと流れた。依然として自白しなかった紀さんに対して、郎は4本の楊枝を薬指に半分まで刺し込み、また抜き、再び奥深くまで刺し込んだ。

 郎はまた掌で3回、拳で3、4回紀さんの顔を殴り、手の指で目を数回弾き、心臓の部位を力強く激打した。紀さんは今でも心臓のところが痛く、息をするだけでも痛いという。郎はまた両手で紀さんの首を強く締め、危うく息を絶つところだった。殴打は20分間以上も続いた。

 郎は「お前らに対しては、どんな手段をつかってもいい。俺らはビールの瓶の蓋を取って、満タンの圧力の高いビールびんを直接肛門に差し込んだことがあり、その方法でやれば自白しないやつなどおらんぞ。新疆の者に俺らはそうやって白状させた」と脅した。

 拷問が終わった後、柯レイと王兵2人は引き続き尋問しメモをとった。メモには嘘の記録が書かれており、例えば、紀さんが巣湖市に行っていないのに、「行っていた」と記録されており、紀さんはサインを拒否した。 

 3人の私服警官は警察証などを見せず、名前も教えてくれなかった。尋問は朝から日が暮れる6時ごろまでずっと続けられた。その後、紀さんは巣湖市留置場に送られた。そこで、紀さんは睡眠を剥奪され、トイレ行くのを禁止され、強い光の電球でずっと照らされ続けた。

 弁護士は案件を受理する課に行き、そこで係員がパソコンを検索すると、紀さんは、3月19日朝2時38分から午後18時にかけて、計13時間22分間にわたって拷問されたことがわかった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/4/16/345694.html)
 
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