長春市の学習者一家3人 逮捕令状を出される
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 【明慧日本2017526日】吉林省長春市の農安県に在住の法輪功学習者・孫士英さんは、9年間刑務所に拘禁され出所したばかりの法輪功学習者・呂永珍さんを家に泊まらせたため、36日、遼源市610弁公室と公安局、農安県公安局、長春市公安局、寛城公安分局、蘭家派出所の警官らに連行された。警官は孫さんの息子と娘も連行した。それから、警官は孫さんの家を家宅捜索し、法輪功の関連書籍、パソコン、プリンター、アイパット、携帯電話などの私物を押収した。

 寛城区公安分局は孫さんの家に法輪功の資料が置いてあった、それだけの理由で、孫さん一家3人を拘禁した。413日、孫さん一家に対して同区検察院は逮捕許可を出した。

 そして、428日、孫さん一家の弁護士は検察院に行き、「逮捕許可の解除」という申立書を渡して、公安分局に行った。弁護士は3人の解放を求めようとしたが、警官に公安分局の中に入ることを断られ、「蘭家派出所が案件を担当している」と言われた。それですぐ、蘭家派出所に駆けつけた弁護士は、「こっちは担当していない。市公安局の仕事だ」と言われた。結局、誰も責任を負おうとしなかった。

 孫さん一家4人とも法輪功を学び続けているとして、当局に迫害を加えられた。夫の王啓波さんは数回も連行され強制的に洗脳(思想改造)され、労働教養処分1年、懲役7年の実刑判決を言い渡された。刑務所で残酷な拷問を受け続けた王さんは20073月、冤罪の晴れぬまま刑務所で死亡した。

 王さんの死は両親に大きなダメージを与えた。その後、孫さんは義理の両親に親孝を行し、世話をしていた。孫さんと孫たちが連行されてから、90代の義理の両親はとても不安でショックを受けた。

 孫さんは小学校の教師で、法輪功を学ぶ前には胃潰瘍・十二指腸潰瘍を患って、治療を受けても効果が現れなかった。1997年、法輪功を学んでから、「真・善・忍」に従って自分を律した孫さんは病気が完治し、周りに「良い人だ」という評判を得た。

 現在、一家3人は引き続き、拘禁されているという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/7/346907.html)
 
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