【明慧日本2017年6月26日】安徽省広徳県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らが、5月31日、法輪功学習者・黄均栄さん(81歳)を不当に連行した後、拷問室で恐喝したり、記録を取った。最後に、弁解する時間2分間を与えられたので、黄さんは落ち着いた表情で「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と繰り返し念じたため、警官は驚いて沈黙を続けた。
黄さんは、1998年に法輪功を学び始め、娘と一緒に生活している。5月31日、広徳県国保大隊長・楊学忠の指示の下で、5人の警官が黄さんの家に押し入り、家宅捜索をして部屋中を荒らし回り、すべての法輪功書籍、『明慧週刊』、MP3、プレイヤー、パソコン、プリンターなどの家財を押収し、白紙の印刷用紙まで見逃さず持ち去った。最後に、家で留守番をしていた黄さんを広徳県公安局の拷問室に連行し、自白を強いた。
拷問室で、黄さんは穏やかな気持ちで法輪功の真相を警官に伝えた。記録の中で2分間の自己弁解の項目があるので、警官は黄さんに「何か言いたいことがあるか」と聞くと、黄さんは「私は9文字だけを言います。『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』」と2分の間繰り返してこの9文字を念じた。警官は目の前の黄さんの行動に驚き、何も言わずに静かにその言葉を聞いた。
拷問室の外で、黄さんの娘は警官に問い詰めた。「母親は法輪功を学んでいるおかげで病気が治り健康になったため、続けようとしており、百利があって一害もないのに、あなた達はなぜ何回も連行し、財物を押収して、母親に学ばさせないのですか。いつまで、このようなことを繰り返すのですか。何回連行すれば気が済むのですか。最近、香港やマカオに行きましたが、至る所に法輪功学習者がおり、警官は何も干渉しないのに、あなた達はどうしてやめないのですか!」
警官が「我々もこんな事をしたくないが、仕事で仕方がない。今後、家の中で学んで、外に出て宣伝しないでくれ」と言うと、娘は「母親は家にいたのですが、あなた達が我が家にまで来てここまで連行し、私達に心配させているのです」と言い返すと、警官はもうそれ以上、答えられなかった。
夜8時過ぎ、娘が保証人となり、「保証人を立てて審問を待つ」という形で、黄さんは帰宅した。