迫害で持病が再発した重慶市の学習者に5年の不当判決 
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 【明慧日本2017年7月6日】重慶市奉節県の法輪功学習者(女性54歳)李賢成さんは9カ月の間不当に拘禁されてから、6月27日に秘密裏に裁判が行われ、懲役5年の不当な判決を受けた。

 李さんは過去患っていた伝染性皮膚病が再発し、現在、体調不良で深刻な状態に陥っている。

 昨年10月10日朝、李さんは家事をしていたところ突然ドアが叩かれ、公安局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官が大勢で侵入し、「あたなは通報されたので、今から家宅捜索を行う」と言われた。

 警官らは李さんの自宅から、パソコン、プリンター及び法輪功の書籍、『明慧週間』などの個人所有の物品を押収し、留置所へ連行した。そして、上記に押収したものをいわゆる「犯罪の証拠」として取り扱われた。

 4月18日午前9時、奉節県裁判所は李さんに対し開廷した。検察側は押収された法輪功迫害の真相を伝えるための資料を証拠品として起訴した。李さんの弁護士は有弁に無罪であることを弁護したが、結局、裁判所側はそれでも無罪で釈放せず、後日判決を下すと伝え終了した。

 6月27日朝、突然、李さんの夫は弁護士から、当日午前中に裁判が行なわれ判決が下りるが、他人には一切知らせてはいけないとの連絡を受けた。

 李さんの夫は連絡を受けた後、直ぐに裁判所へ行き、手錠をかけられ警官に挟まれた妻の李さんに会った。もともと肌が白くてぽっちゃりした体型の李さんが痩せこけ、顔色もくすんでいた。裁判所の関係者は早いスピードで裁判を行い懲役5年の判決書を読み上げ、サインを強要した。李さんがそれを拒否したのを見て、裁判所の関係者は、「別にあなたがサインしなくても同じことだ(結果は同じだ)」と軽蔑した口調で言った。

 李さんの夫は目の前に苦しんでいる妻を見て、心が痛み体を大事にと伝えたが、李さんはズボンの裾を持ち上げ、殴打されて濃い紫色になった両脚とふくらはぎを見せ、苦しそうな表情を見せた。

 痛ましいその表情から、過去に患っていた重い皮膚病が再発したと李さんの夫には直ぐにわかった。李さんは法輪功を修煉してからこの持病は治っていたが、不当に拘禁されている中で持病が再発したうえ、懲役5年の刑務所生活に直面しなければならないことを考えると、李さんの夫は気を失いそうになり、愕然とした。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/1/350454.html)
 
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