法輪功学習者・王斌さんの妻が香港で救援を呼びかける
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 【明慧日本2017年7月7日】広東省江門市の法輪功学習者・王斌さんは5月22日、現地の610弁公室および警官により不当に連行され、拘禁された。5月30日、王さんの妻で香港に移住している学習者・梁金友さんは、地元の学習者と一緒に中国政府駐香港出先機関の前で抗議し、中国当局に直ちに王さんを解放して、娘と一緒に1日も早く香港で再会できるように、各界の救援を呼びかけた。

 

图1:香港法轮功学员在中联办外抗议,要求大陆当局立即释放王斌。
中国当局に直ちに王さんの解放を訴える王さんの妻

图2:王斌在香港的妻子、法轮功学员梁金友呼吁各界正义人士及机构协助营救王斌。
梁金友さんは、各界の正義人士と機関に救援の協力を呼びかける

 梁さんの話によると、5月22日、江門市610弁公室および数十人の花園派出所の警官らが、家の中に押し入って王さんと10歳の娘を連行し、江門市の花園派出所に拘禁した。家にあった法輪功の創始者の写真、法輪功の書籍、携帯電話、パソコンなどの家財が押収され、警官は部屋中を荒らし回った。当日の夜10時、親族が娘を迎えに来るようにとの知らせを受けた。情報筋によると、現在、王さんは江門留置場に拘禁されているという。

 梁さんは「今、娘は独りで家におり、世話する人がいません。5月27日の晩、610弁公室および花園派出所の警官らは親族のところに行き、娘の面倒を見るようにと指示しました。そして、夫の王さんに7年の判決を下すと言いふらし、その理由は、王さんが法輪功の迫害の真相を伝えたことでした。警官は、また娘の面倒を見る者がいなければ施設に送るとも言いました」と訴えた。梁さんは夫と娘の安否を非常に心配し、各界の正義ある人士に救援への協力を呼びかけた。

 王さんは1996年に法輪功を学び始め、中国共産党が法輪功を弾圧して以来、何度も尾行され、嫌がらせを受け、不当に労働教養を強いられたことがある。2000年、王さんは江門市内で法輪功の迫害に関する内容のビラを配布したため、三水労働教養所で3年間拘禁され、非人道的な拷問で苦しめられた。また、2006年11月1日、王さんは法輪功の真相を伝えたとの理由で人に通報された。その夜10時に、地元の警官が家に来て家財を押収し、王さんに暴力を加えた後、三水思想改造施設に拘禁し、6カ月後、王さんは帰宅した。

 梁さんは、2002年8月、不当に広東省三水労働教養所に拘禁され、1年6カ月間迫害を受けた。梁さんの話によると、4年半前から、夫と娘の香港移住する手続きをすでに申請したが、ずっと妨害されて手続きが難航している。出入国の審査の条件を満たしているにも関わらず、江門市の入管部門と610弁公室は許可しないように働きかけ、申請書はいまだに受理されず江門市入管部門に留め置かれたままだという。

 香港法輪大法佛学会のスポークスマンの簡鴻章氏は次のように示した。「中国共産党が法輪功を迫害した後、香港の法輪功学習者および親族が、相前後して中国国内で不当に連行され拘禁され、中には不当に判決を下された学習者もいました。救援の過程の中で、各界の正義ある人士のご協力を頂き、多くの学習者が比較的早く自由に解放されました。今回、王斌さんが連行された事件について、私達は共産党の江沢民一派の勢力者に対して厳しく非難し、同時に、国際社会および現地の正義ある人士とその機関の関係者に救援の協力を呼びかけます。特に香港特区政府とそれに王斌さんは中国国内にいますが、事実上、香港へ移住する手続きを申請しており、共産党の妨害がなければすでに一家が再会できているはずです。そのため、香港政府は人道的にも、あるいは道義的責任の立場にからも、王斌さんを救援する責任があります」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/6/1/349021.html)
 
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