【明慧日本2017年8月12日】湖北省大冶市の法輪功学習者・朱細霞さんは今年3月、大冶裁判所に懲役4年の実刑判決を下された。現在、武漢女子刑務所で拘禁され迫害を受け続けており、家族との面会が禁止されている。
朱さんはかつてめまい、頭痛の持病があり、その後、大脳が思考できなくなり、手足が無力になり力が入らず、2カ月間病床に伏していた。1999年7月19日、法輪功弾圧の前夜、朱さんは『轉法輪』を読み初め学んでいく内に、人間としての本当の生き甲斐は何であるかということが分かるようになると、病気が次第によくなり、元気になった。
やがて、法輪功への迫害の運動が朱さんに及んだ。現地の派出所の警官らは常に嫌がらせにやって来ては、脅かしたりした。2008年3月、朱さんは不当に連行され、30日の間、思想改造施設に拘禁され、睡眠を剥奪され、毒薬入りの注射をされ、眠らないように楊枝を使い瞼をずっと開けたままで拷問を受けた。
2015年11月3日、大冶国保大隊(法輪功迫害の実施機関)と茗山派出所の警官ら5、6人は江沢民告訴の状況を尋ねるという口実で朱さんを派出所まで連行し、自宅のカギを奪い取り家宅捜索をし、現金人民元数万元、パソコン及び法輪功関連書籍90冊以上を押収した。同年12月8日、現地の検察院により朱さんは逮捕され、現地の第一留置場に入れられ、労働を強要された。
裁判は昨年5月6日に行われるという知らせがあったが、弁護士がその前日に大冶に着いたら、開廷はキャンセルされたということが分かった。改めて7月15日、裁判が行われ1時間40分にわたった。弁護士が弁護している途中に、裁判官による中断はなかった。しかし、今年3月に判決が下り、朱さんに懲役4年、罰金5千元の実刑判決が下された。朱さんはすぐに上訴したが、黄石中級裁判所は開廷されず、直接「原裁判を維持する」という結論が出た。
朱さんは今年7月13日に武漢女子刑務所に移送されたが、朱さんの家族は知らせを受けなかった。朱さんの母親はあちこちを探し回ったあげく、610弁公室の隊長にやっと居場所を教えてもらった。しかし、家族が8月3日に刑務所へ朱さんに会いに行ったところ、面会を刑務所側に拒否された。
情報筋によると、現在、朱さんは思想改造施設に入れられて、転向を強要されているという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)