【明慧日本2017年8月20日】成都市新都(しんと)区の法輪功学習者・蘇青華さんは8カ月間にわたって上訴した結果、懲役3年の不当判決の撤回の知らせを今年8月11日に受け取り、その後、解放された。
蘇さんは成都市新都区の住民で、成都市内でアルバイトをしていた。中国共産党による法輪大法への誹謗中傷を暴露し、人々に真相を伝えるため、2015年9月2日夜、外で法輪功の真相を伝えていた時、通報されて高新区派出所の警官により連行され、翌日、留置場に入れられた。蘇さんの家族はあちこち探し回っていたが、1カ月後に、蘇さんは留置場に拘禁されていることがわかった。
昨年12月29日午前、成都市高新区裁判所は蘇さんに対して裁判を行った。公開裁判だと言われ、蘇さんの母親と複数の親族らは傍聴しに行った。しかし、他の裁判員がまだ着席していないのに、裁判長は傍聴者席の方に向かって大声で「なぜそんなに大勢なんだ? みんな誰だ? 出ていけ!」と傍聴者を追い払おうとした。「蘇さんの家族と親族達だ」と返答したが、蘇さんの母親以外は皆、法廷の外に追い払われた。そして最後に、蘇さんは懲役3年の不当な実刑判決を下された。
この判決を不服として、蘇さんの母親はすぐに上訴した。8カ月後、蘇さんはやっと解放された。
蘇さんは留置場に拘禁された初日から、すぐに手錠と足かせを嵌められ、それは67日間も続いた。ヘルメットを24時間被ることを強要され、眠る時も外してはいけないなどの嫌がらせを受けた。
拷問のイメージ図:手錠・足かせの拷問 |
迫害に抗議するため、蘇さんは4回にわたって断食をし、2回、病院に搬送された。病院でも酷く殴打されて頭が腫れあがり、目は充血し、靴の底さえ切れた。何回か灌食され、複数回、採血を強要された。
昨年4月21日、刑務所の警官らが蘇さんに1時間近く拷問を加えた。その後、連日、蘇さんを痛めつけた。そんなに酷く迫害されても、蘇さんは衆生を救い済度することを忘れてはおらず、刑務所で真相を伝え、中国共産党の関連組織から120人もの人達を脱党させた。