2017年度上半期|法輪功学習者が迫害され死に至った状況のまとめ
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 【明慧日本2017年9月18日】明慧ネット2017年上半期(1月~6月)、迫害され死に至った法輪功学習者に対する報道の統計によると、全国12の省、直轄市で法輪功学習者を致死させた悲惨な実例が発生した。これらの省市名は安徽、北京、甘粛、広西、河北、河南、黒龍江、湖北、吉林、遼寧、上海、四川である。

 12の省、直轄市に在住の17人の法輪功学習者が迫害によって死に至り、同時に、8人の家族が身内の学習者が迫害に遭ったため、打撃に耐えられず悲しみ、憤(いきどお)って亡くなった。

 以上の数字は、単なる2017年上半期に明慧ネットで報道した情報の一部の統計によるものであり、迫害により死に至ったが、まだ報道されていない法輪功学習者がいるはずである。2017年の上半期に報道した情報の中で、往年に亡くなった法輪功学習者に対して、以前報道した可能性があるため、本文の数字の中に計算されていない。

 一、2017年上半期に法輪功学習者が迫害され、死に至った状況の統計

2017年上半年17名法轮功学员被中共迫害致死

図1:2017年上半期に17人の法輪功学習者が迫害により、死に至る

表1:2017年上半期迫害され、死に至った法輪功学習者の分布状況の省・市別分類表

  省、直辖市    総人数 
安徽 1
北京 1
甘粛 1
広西 1
河北 1
河南 1
黒龍江 1
湖北 1
吉林 4
遼寧 2
上海 1
四川 2
総計 17

 表1に示したように、迫害され死に至った法輪功学習者の最も多い地域の順位は、吉林省4人、遼寧省、四川省各2人、安徽省、北京市、甘粛省、広西省、河北省、河南省、黒龍江省、湖北省、上海市各1人である。

 二、2017年上半期に異なる迫害を受けて、死に至った法輪功学習者の分類統計

图2:2017年上半年法轮功学员被迫害致死分类统计

図2:2017年上半期迫害され、死に至った法輪功学習者の分類統計表

表2:2017年上半期異なる迫害を受けて、死に至った法輪功学習者の分類統計表

 省、直辖市  刑務所の迫害より死亡 不当に拘禁中で死亡 総人数
安 徽 1 0 1
北 京 1 0 1
甘 粛 0 1 1
広 西 1 0 1
河 北 1 0 1
河 南 0 1 1
黒龍江 1 0 1
湖 北 1 0 1
吉 林 2 2 4
遼 寧 2 0 2
上 海 1 0 1
四 川 2 0 2
小計数 13 4 17
比率% 76.47 23.53 100

 表2で示したように、今年の上半期に迫害され、死に至った法輪功学習者は2種類に分けられる。刑務所で迫害されて、死に至ったのは13人で、総計の76%を占めており、不当に拘禁中で致死されたのは4人で、総計の24%を占めている。

 (一)  刑務所の迫害により死亡

 刑務所の迫害により致死された法輪功学習者は、刑務所内で死亡した学習者、執行猶予を受けて自宅で死亡した学習者、重病のため一時出所したり、危篤状態に陥り自宅に戻されたが、回復できず亡くなった学習者をすべて含めるものである。

 2017年上半期に13人の法輪功学習者が刑務所の迫害により、死に至った。安徽の白傑さん、北京の賈玉萍さん、広西の呂瑞珍さん、河北の郭道友さん、黒龍江の劉福財さん、湖北の黄海林さん、吉林の孫玉発さん、劉淑艶さん、遼寧の杜景芹さん、祁慶元さん、上海の柏根娣さん、四川の何先珍さん、程懐根さんの13人である。

 実例1、10年の冤罪を着せられた安徽省亳州市の学習者・白傑さんが死亡

 白さんは亳州市工商銀行の職員で、1995年に友人の紹介を通じて法輪功を学び始めた。その時から、白さんは法輪功の博大で奥深い法理に心服し、「真・善・忍は良い人か悪い人かを判断する唯一の基準」[1]を知り、失わなければ得られず、善悪には報いがあるという道義が分かるようになった。それ以来、白さんは仕事の中でも、生活の中でも真・善・忍の基準で自分に要求し、他人には寛容にし、良い人さらに良い人になるようにずっと努力してきた。

 昨年、白さんは法輪功を放棄しないため、懲役10年の重い判決を下された。刑務所で、警官は受刑者にもともと重病の白さんを殴るように指示したため、白さんの病状はいっそう悪化した。

 今年4月1日、家族は刑務所からの電話を受けたが、それは、「白は3月31日夜8時に脳溢血の症状が現れて、意識不明になり、今日の午前8時に病院で緊急措置を取っている」との内容だった。家族が病院に駆けつけたが病室に入ることは許されず、ガラス窓を隔てて見ることだけを許可され、近づくことが許されなかった。

 今年4月14日、白傑さんは宿州市刑務所の迫害により死亡し、享年55歳だった。遺体は強行して火葬されたため、家族は骨灰を持ち帰った。身長178センチ、85キロだった白さんは骨ばかりに痩せこけ、痩せた顔は変形しており、すっかり様子が変わっていため、服を着せる時に手伝った友人でさえ見分けることができなかった。

 病院での十数日間、緊急措置をとっていたにもかかわらず、白さんは依然として足かせをされ、ベッドにつながれていた。亡くなった後、ようやく足かせがはずされた。

 実例2、吉林省楡樹市の学習者・劉淑艶さんが迫害されて死亡

 吉林省楡樹(ゆじゅ)市の法輪功学習者・劉淑艶さん(61歳女性)は今年4月21日、吉林省女子刑務所で迫害されて死亡した。劉さんは2015年11月26日に山東省で楡樹市警察署の2人の刑事により不当に連行された。その後、懲役3年を宣告され、昨年7月7日に吉林省女子刑務所に拘禁された。

 劉さんは刑務所で断食をして迫害に抗議していた間、12日間灌食され、10日間独房に閉じこめられたあと、虫の息となり、吉林省病院まで搬送された。採血し、化学分析などの検査が行われた後に、家族に知らせた。刑務所側と病院側は電話で劉さんの娘に直ちに手術の実施を強要したが、娘は臓器狩りを恐れ、考えた上で、「家族が病院に到着するまでは、手術をしないように」と伝えた。

 劉さんの娘が病院に駆け付けたのは午後で、劉さんは既に意識不明の状態で、脈拍が非常に弱く、今にも死にそうな状態であった。劉さんの娘が「手術の成功率はどのくらいですか」と医師に尋ねると、医師は「なんとも言えない。成功率が90%であっても、10%の失敗になるかもしれない」と答えた。娘は地元の病院に転院しようと決めたが、警察側は「『重病であるため、服役中の一時出所』の手続きをとるように」と言った。劉さんは翌日午後になって、仮釈放された。

 地元の病院で、すでに手遅れだと言われ、4月21日午後9時ごろに死亡した。

 実例3、遼寧省撫順市の学習者・杜景芹さんは、冤罪が晴れないまま死亡

杜景芹
杜景芹さん

 法輪功学習者・杜景芹さん(67)は、法輪功を学ぶ前に多くの病気を患い、法輪功に出会った後、健康になった。

 杜さんは法輪功を堅持し続けたため、かつて4回連行され、1年の労働教養を強いられ、懲役4年の不当な判決を下されたことがある。

 2008年5月、杜さんは再度、撫順留置場に連行された。5カ月後、懲役4年の不当な判決を言い渡された。遼寧省女子刑務所は、移送されてきた杜さんに対して、すぐ強制的に「転向」させるために迫害を行った。革靴を履いた十数人の受刑者は杜さんを打倒して、思う存分に杜さんの身体や手の上に、飛んだり踏んだりした。

 また、受刑者らは数日間連続して杜さんを滅多打ちにし、食事を満腹にさせず、睡眠を許さず、杜さんの髪の毛を掴んで壁にぶつけたりした。それでも杜さんは署名を拒否したため、受刑者が代わりに署名した。

 杜さんはその署名を認めなかったため、冷凍室に閉じ込められた。警官はさらに床板をめくって、杜さんをコンクリートの上に立たせるように命じた。監視役は中に入るとこれに耐えられず、すぐ外に逃げ出した。

 杜さんはまた独房に閉じ込められ、暴力を受けて、身体のあちこちにアザができ、青紫色になった。刑務所で拘禁され1年半になった頃から、杜さんは脳血栓の症状が現れて記憶力が明らかに衰え、言葉や反応が鈍くなったが、それでも解放されなかった。2012年5月12日、4年の冤罪の満期日となり、杜さんはようやく解放された。

 帰宅した杜さんは、すでに自力で生活ができなくなっていた。2014年10月13日、脳出血で10日間入院したが、迫害を受けて以来、医療保険は削除されたため、入院する費用を全額負担せざるを得なかった。長年にわたり、心身に大きな傷を負った杜さんは、今年2月24日に冤罪が晴れぬまま死亡した。

 実例4、上海市の法輪功学習者・柏根娣さんが迫害されて死に至る

柏根娣
柏根娣さん

 上海市の法輪功学習者・柏根娣さんは、元北京石油部の人事部門の幹部で、東海石油の中間層の指導者であった。中国共産党が法輪功に対する18年間の迫害の中で、柏さんは6回不当に連行され、14年間近く刑務所で苦しめられた。今年6月15日、柏さんは迫害により亡くなった。

 2012年9月10日、徐匯公安支局の警官は街で柏さんを強制連行した。2013年5月3日、上海市徐匯区裁判所は、柏さんに懲役6年6か月の不当な判決を宣告した。柏さんは上訴したが、6月18日に上訴を却下され、上海女子刑務所に拘禁された。

 柏さんはずっと独房に閉じ込められていた。ある監視役の話によると、普通の人はダウンを着ても寒く感じる冬に、独房の中の柏さんは依然として夏の半袖と半パン姿のままであった。家族が持ってきた服は、上の命令で着用を許されず、それは柏さんが、何事もここの命令に屈しないからである。

 昨年8月24日午後、65歳の柏さんは危篤状態に陥ったため、松江人民病院に運ばれ緊急措置をとった。そして、重症治療室から家に移送された。家での柏さんは、よく身内を警官と間違えたり、自分の居場所を刑務所と勘違いして、無目的に同じ動作を繰り返したという。

 柏さんはある程度の記憶が回復すると、普通に会話もできたが、突然9月30日に意識を失った。その後、錯乱状態になり、家族でさえ分からなくなった。また、食事を「毒物」として拒否し、異常に興奮して、法輪功の書籍を読みたがっても、目はすでに字がはっきり見えなくなっていた。

 11月30日と12月29日、柏さんは突然気絶してけいれんを起こし、家族に再度第六人民病院に運ばれた。入院の期間中、柏さんは頭が破裂しそうに痛く感じたという。その時でも、610弁公室の人員がずっと病院の周りで監視していた。

 実例5、四川省西昌市の学習者・何先珍さんは、冤罪が晴れぬまま死亡

 何先珍さんはかつて腰の椎間板ヘルニアを患い、腰骨が曲がって、歩く時に体が歪んでいる姿勢になっていた。そして、肩からかかとまで年中、痛みを抑える薬シールを貼りすぎて、皮膚もぼろぼろになっていた。法輪功を学んでから、何さんの病気が奇跡的に治った。

 2009年9月23日、何さんは西寧鎮の西郷で法輪功の迫害の真相を伝えたため、西昌市留置場に連行された。期間中、何さんは迫害され重体になったため、西昌市の市病院に運ばれ入院したことがある。

 2010年5月13日、何さんを含めた4人の法輪功学習者が、西昌市裁判所に不当な判決を下され、刑務所に拘禁された。2014年12月19日、何さんは刑務所で脳出血が現れ、簡陽市人民病院で頭蓋骨を開いて手術を受けた。同時に、背中の骨髄も手術をされた。

 今年2月2日、家族は刑務所からの知らせを受け取り、何さんは亡くなったという。家族の強い要求で、刑務所側は火葬費と家族の旅費のみを負担した。

 (二)不当な拘禁中に、迫害により死亡

 拘禁中に迫害により死亡した法輪功学習者は、留置場、拘留所で不当に拘禁された間に亡くなった学習者、あるいは重病になったため、帰宅し後、死亡した学習者を含めて4人いる。

 不当に拘禁された間に亡くなった学習者は、甘粛の張秉武さん、河南の柴玉蘭さん、吉林の韓紅霞さん、于桂香さんの4人である。

 1、甘粛省靖遠県の学習者・張秉武さんは、迫害されて死亡

 甘粛省靖遠県の法輪功学習者・張秉武さんは、昨年5月13日の「世界法輪大法デー」に、中国共産党の虚言を暴くため、法輪功の迫害の真相が書かれたポスターを貼り付けた。そのため、張さんは同月17日に身柄を拘束され、靖遠県留置場に拘禁された。拷問を受けた張さんは、意識がもうろうとして、大小便を失禁するようになり、身の回りのことができなくなった。 

 昨年11月22日夜、留置場の所長と警官2人は張さんの家に行き、「張は脳腫瘍を患い、裁判所に一時出所の申請を出してあげるから、裁判所に出所の手続きをしなさい」と家族に話した。そして、留置場の所長と警官は人に見られるのを恐れて、わざと25日の夜に、こっそりと張さんを家に戻した。

 しかし、帰ってきた張さんは目が死んだように動かず、反応が鈍く大小便を失禁した。目に付くすべての物を口に入れて食べ、普通に話すことすらもできなかった。殴ろうとする姿勢をする時だけ、すぐに反応して逃げ回った。今年1月27日、張さんは亡くなった。

 2、河南省孟州市の学習者・柴玉蘭さんは、迫害されて死亡

柴玉兰
柴玉蘭さん

 昨年4月19日、孟州市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官・王功軍らは、柴玉蘭さんの家に押し入り、柴さんを焦作市留置場に連行した。王功軍は柴さんに「まだ法輪功を学ぶのか」と聞いたところ、柴さんは「学びます」と答えたため、王功軍は「絶対に死なせてやる」と言った。

 留置場で、柴さんは迫害され脊椎骨と肋骨が折れて、大便をすることができず、かろうじて這い這いで動ける身となり、虫の息の状態に陥ったため、ようやく焦作市病院に運ばれた。その時、まだ手錠と足かせをつけられていた。

 柴さんは食べ物がのどを通らず、骨と皮ばかりに痩せこけて、がん細胞は全身に拡散した。ある善意の人が家族に知らせたため、昨年12月12日、家族は病院を探し、柴さんを孟州市病院に連れて行った。

 残念ながら病状がひどいため、すべてが手遅れであった。今年3月23日に、柴さんは亡くなった。享年62歳であった

 3、吉林省大安市の学習者・韓紅霞さんは迫害されて死亡

 昨年10月18日午後、市公安局・国保大隊の警官7、8人が、学習者・王毅さんの自宅に侵入し、王さんと韓紅霞さんを連行した。その後、警官は韓さんの家財を押収し、韓さんを白城市留置場に拘禁した。さらに、資料をねつ造し、韓さんに対して判決を下そうとした。

 今年3月8日、家族は突然韓さんが危篤状態になったと知らされた。その時の韓さんは、 息も絶え絶えで長春病院に送られた。肺が感染し水がたまったため衰弱したと診断された。連行されたときの韓さんは元気だったため、病因は灌食と考えられる。3月10日の晩、韓さんは亡くなった。

 韓さんは、真・善・忍に従って良い人になるために迫害に遭った。家族は事実を受け入れられず、遺体を火葬させず、弁護士を雇い、訴訟手続きをして関係者を告訴し、冤罪を晴らし、真実を伝えて、広めようとしている。

 4、吉林省長春市の学習者・于桂香さんは、不当に拘禁され死に至った

 長春市法輪功学習者・于桂香さん(65)は、法輪功を学んでから健康になっただけではなく、さらに優しくなり、熱心に他人を助けるようになった。隣近所の人達はみんな「于さんはいい人ですよ」と認めている。于さん自身ももっと多くの人に受益できるように、法輪功の素晴らしを人々に伝えたいと考えていた。

 今年6月16日、于さんは自分の体験や法輪功の素晴らしさを人に紹介した時、中国共産党の歪曲された報道に惑わされた人に通報され、不当に連行され九台馬家岡子留置所に拘禁された。

 于さんは署名をすること、写真を撮ることおよび拇印を押すなどをすべて拒否した。于さんの身体に異状が現れても無視され、結局、6月20日の晩にトイレの中で倒れて、意識が戻らなかった。

 三、2017年上半期に身内の学習者が迫害に遭ったため、学習者の家族が死亡した状況の統計表

  省、直辖市  

 打撃に耐えられず死亡した家族 

貴  州

1

河  北

2

黒 龍 江

2

湖  北

1

吉  林

1

内モンゴル

1

総 人 数

8

 2017年上半期、身内の学習者が迫害されることによって、貴州、河北、黒龍江、湖北、吉林、内モンゴルの6省の8人の法輪功学習者の家族が死亡した。

 貴州省の田徳玉さんの連れ合い、河北省の周秀霞さんの母親、万永紅さんの父親、黒龍江省の高雨林さんの妻、王淑英さんの姑、湖北省の張新子さんの母親、吉林省の劉広海さんの母親、内モンゴルの趙玉さんの連れ合いの8人がなくなった。

 実例1、黒龍江省の高雨林さんの妻は、憂いと苦労のあまり死亡

 夫の高雨林さんを救出するため、長期にわたり駆け回った妻の董艶玲さん(61)は、今年4月18日午前、大通りで一時出所の書類をコピーした時、心筋梗塞を起こし地面に倒れて、病院に運ばれたが助からず死亡した。

 昨年9月21日、高さんは不当に連行されて以来、妻の董さんはハルビン道里区国保大隊、新発派出所、道里検察院、呼蘭刑務所、黒龍江省刑務所管理局など部門を駆け回って、体重が55キロから40キロまで激減した。今年1月から、高さんが重病であることを知って、何度も一時出所を求めたが、各部門は互いに責任をなすりつけて、高さんの病状を隠した。

 今年の4月上旬、高さんは呼蘭刑務所の14監区に入れられてから、ようやく一時出所が可能になった。妻の董さんは夫の病状を心配しながら一時出所の手続きをしており、家の借金などのプレッシャーに耐えている中走り続け、身体がとうとう限界になり、書類をコピーしている最中に亡くなり、過労死した。

 実例2、黒龍江省の学習者・王淑英さんの姑さんは、心配する中で死亡

 黒龍江省ジャムス市の法輪功学習者・王淑英さんは、昨年4月8日に不当に連行され、今なおジャムス市留置場に拘禁されている。

 王さんは以前に多種の病気を患って、弱い体質だったが、法輪功を学んでから、全身の疾病は一掃され、毎日使い切れないほど力が溢れて、家では親孝行の嫁でもある。

 昨年の年始に、王さんは家に帰ることができず、放浪生活をしていたため、老人は息子の嫁の安否を心配し、焦慮のあまり倒れて、ジャムス中心病院に入院した。王さんはそれを知った後、連行される危険を冒して、大きなマスクをつけて病院で数日間看病した。

 老人が退院した時、王さんはすでに不当に連行された。老人の健康を配慮するため、家族のみんなは王さんのことを老人の前で内緒にした。家で世話する人がいないので、老人は上海に住む長男の家に行ったが、やはり王さんのことを心配し、情報が入らないため、一層に焦って、また上海の病院に入院した。

 今年の新年の時も、王さんからの電話がないため、老人は「連行されたのではないか」と疑い始めた。そして、電話で王さんの妹に尋ねたが、王さんの妹は実情を老人に言わなかった。

 今年4月2日、老人は上海から帰って、依然として王さんの姿が見えず、毎日外を眺めて王さんの帰りを待っていた。18日目、老人は残念な思いの中でこの世を離れた。

 四、結び

 2017年上半期、さらに17人の法輪功学習者の貴重な生命が奪われ、同時に、8人の身内が精神上の打撃に耐えられず、悲しみや憤りの中で死亡した。

 この世の中で人の生命は最も尊いもので、簡単に殺戮されるべきではない。法輪功学習者は道徳の高尚な人達で、真・善・忍を遵守する修煉者であり、この人達を殺害すれば、殺害者はこの世の中で最大の罪を犯したことになる。何故なら、この宇宙では等価交換の規則があり、それによって均衡を保っているからである。あなたがもし、10円のものを壊したら、10円あるいはそれ以上の価値で弁償しなければならない。あなたは無上の宝物を壊したら、何を持って弁償するのだろうか。修煉者は無私無我の境地に達し、他人を優先する正覚になるように、即ち私利私欲から抜け出て、俗世間を超越する高級生命を目指している生命である。歴史上の聖人はずっと人類に警告している。「佛と佛法を誹謗中傷し、修煉者を殺害することは人類史上、最もひどい罪であり、自身に返済できない罪業をもたらすことになる」のである。

 法輪功への迫害に参与したすべての人は、みな自ら自滅する道を走っている。法輪功学習者は18年の長きに渡り、圧力に耐えながらも各種の方法で、なおかつ、平和的に迫害の真相を伝え続けており、江沢民の罠に掛けられた司法人員に、すぐにも悪事を停止させるように願い、さらに、今後、法律の制裁を受けないように願っている。

 私達は真心で、そして誠意な心で呼びかけている。未だに、迫害に参与している人達は、早く目が覚めるようにと、そして、直ちに殺戮を停止するように願い、手柄で過ちを償うように強く望んでいる。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作: 『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/2/353231.html)
 
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