姉の弁護人になり 恐怖心を取り除く
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2017年10月23日】私は1997年から法輪大法の修煉を始めました。20年にわたって艱難辛苦の道を歩んで来て、自らは意志の強い持ち主だと自負していました。しかし、恐怖心は未だに取り除かれず、時には、バスの中でボスターに「公安」の2文字があるのを見ても、まだドキドキします。

 昨年7月のある日、姉は電柱に「法輪大法は素晴らしい」の真相シールを貼ったため、警官に連行されました。その後、不当に家宅捜索され、検察庁に起訴されました。私達は姉のために弁護士を頼み、そして同修達の助けで、私も姉の弁護人になりました。

 姉にはよく一緒に行動している同修がいます。彼女はとても有能な人で、彼女に助けを求めました。しかし、彼女は「お姉さんの件に関与したくない」、そして、「弁護士に頼んでも、発正念をしても役に立たないよ」と言いました。「この人は本当に同修なのだろうか? 常人の友達にも及ばないじゃないか! 姉が帰って来て、もし、また彼女と付き合えば、姉に精神的損害賠償を請求するよ」と思うほど彼女を怨みました。

 協調人は数人の同修を呼び、法に則って私と交流しました。最初は、同修から何を言われても、私は聞こうとせず、とにかく怨みました。ある同修が「慈悲心と善の心がれば、氷山も溶かすことができるよ……」と言った時、私は心を打たれ、涙が流れ落ちました。「そうですね。師父は私を地獄から救い上げて下さり、数え切れないほど、そして、人間の言葉で表現し切れないほどの苦難を引き受けて下さったのに、私に人心を放下しない『理由』があるのだろうか?」と思いました。師父に本当に申し訳ないと思いました。そして、同修達に感謝の意を表しました。

 師父のご加持と同修達の支援により、私は弁護人として出廷し、姉の無罪を主張しました。裁判所は証拠不十分のため休廷を宣告し、判決を下しませんでした。しかし、数日後、やはり不当に3年の判決が言い渡されました。姉は中等裁判所に上訴し、裁判官が訴状を受理して3日後、私は親戚や友人、弁護士と一緒に中等裁判所に行きました。しかし、裁判官は弁護士を門前払いしました。

 私達は、「地裁は十分な証拠を示していない。私達は無実だと思っているので中等裁判所に上訴した」と説明しましたが、裁判官はまったく聞こうとしませんでした。私達は、「裁判官として、あなた達は繰り返し過ちを犯さないでください。こうすることはあなた達によくありません」と忠告しました。数日後、中等裁判所は早々と原判決を維持する判決を下しました。

 私達は引き続き不服の申し立てを行い、今年の1月に訴状を中等裁判所に送り、6月にやっと立件、8月に開廷となりました。私はもう1人の同修と早速弁護人の手続きを済ませましたが、しかし、開廷直前になって、裁判官は「親族以外の人は弁護人になってはならない。親族も傍聴できない」と言い出しました。私は1人で弁護しなければならないと思うと、恐怖心がまた出てきて、とても緊張しました。それからの数日間、私は満足に食べられず、よく眠れませんでした。このままではよくない、これは修煉者の状態ではないと思い、師父の『洪吟二』「恐れ無し」を暗唱しました。やっと正念が出てきました。

 開廷当日、同修達は外で発正念をし、加持してくれました。私は正々堂々と法廷に入り、心の中では、「私は大法弟子です。真・善・忍に合致しない生命は一切退きなさい」と念じました。その後、もう1人の同修も法廷に入り、私の正念を加持てくれました。

 法廷で、私は弁護の申立て書を読み上げ、そして警察、検察、裁判所の人達に善を勧めました。「……江沢民は手中の権力を利用し、文化大革命と同じような政治運動を起こしました。しかし、邪悪な政治運動は時の試練に耐えることはできません。歴史という裁判官はきっと公正な判決を下します。善悪に報いがあるのは天理です……。すべての中国人には、国と人民に災いをもたらしたこの迫害を終わらせる責任があります。特に警察、検察、裁判所の人達、あなた達は江沢民に法輪功を迫害する最前線に押し出されています。あなた達は自らの歴史的責任に対して、よりはっきりと認識しなければなりません。あなた達も法輪功の修煉者と民衆と共に元凶を法廷に送り、歴史的審判を受けさせるべきです。くれぐれも江沢民の身代わり・生贄(いけにえ)にならないでください。皆さんにも素晴らしい未来がありますように!」

 二度の裁判を体験して、私はたくさんの恐怖心を取り除きました。同修の皆さんのご協力に感謝いたします。

 更に慈悲で偉大な師父のご加護に感謝いたします。

 個人の体得です。次元に限りがありますので、不適切な所があれば、同修の皆さんの慈悲なるご指摘をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/10/13/355415.html )
 
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