蘭州市城関区検察院 学習者2人の案件を差し戻す
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 【明慧日本2017年10月27日】蘭州市城関区検察院は9月26日、法輪功学習者・袁秀英さん、王雄珍さんの案件を同区公安分局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)に差し戻した。

 6月18日朝、蘭州市七里河区小西湖派出所の警官と同市特殊部隊の警官ら10人は、不当に法輪功学習者・袁さん、高軍さん夫婦の家に侵入した。警官らは何の証明証も提示しないまま、袁さん夫婦に手錠をかけ、行動を制限した。その後、警官らは蘭州市城関西公安分局の国保大隊の警官を呼んできて、袁さんの家を家宅捜索し、家にあるパソコン4台、プリンター1台、法輪功関連書籍数冊、法輪功の資料などの私物を押収して、袁さん夫婦も連行した。

 同じ時間帯、七里河区晏家坪派出所の警官と特殊部隊の警官ら8人は法輪功学習者・王雄珍さんの家に行き、王さんの家の鍵をこじ開けて、不法に入室した。警官は王さんに手錠をかけ、家にあるパソコンやプリンター、法輪功関連書籍、法輪功の資料などを押収した。

 同じ日、西駅派出所と特殊部隊の警官らは、法輪功学習者・梁玉英さんの家を家宅捜索した。

 昼ごろ、袁さん、高さん、王さん、梁さんの4人は共に渭源路派出所に連行され、城関分局の国保大隊の警官に夜8時まで、尋問された。

 夜10時になって、警官は学習者4人を白銀路公安病院に連れて行き、留置場入所のために健康診断を受けさせてから、蘭州市第一留置場に向かった。途中、高さんは解放され、帰宅した。

 7月21日、城関区検察院は袁さんと王さんに対して、逮捕許可を出した。梁さんは解放された。

 その後、袁さんと王さんの家族は2人のため、別々に弁護士を雇った。

 弁護士たちは2人と面会したが、袁さんの健康状態が良くないと家族に伝えた。袁さんの家族はとても心配して、城関国保大隊に足を運び、袁さんの解放を求めたが、返答はなかった。

 城関区国保大隊が主導した今回の連行は、証明証もなく、法を知っておきながらの不法行為である。「証拠不足」で、検察院は案件を差し戻したが、警官らは新たないわゆる証拠を補おうとして、懸命になっている。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/10/21/355738.html)
 
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