徳陽検察庁は逮捕状を発付せず 張国華さんを解放
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 【明慧日本2017年10月24日】四川省徳陽市の法輪功学習者・張国華さん(女性)は市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)に身柄を拘束された後、弁護士との面会を禁じられたうえ、区公安局に「国家の安全を損なう」という罪に陥れられた。家族は北京の弁護士を雇い、区検察庁に「逮捕しない申請書」を出し、区検察庁はそれに応じて逮捕状を発付しなかった。そのため、張さんは今月12日、家に戻された。

 張さんは先月5日から身柄を拘禁され、合わせて37日間拘禁された。

 先月5日、張さんは家に帰る途中、市国保の関係者に身柄を拘束され、家財を押収された。理由は張さんが中国共産党を愛するスローガンをペンキで塗ったからだという。国保の警官は捜査証や押収リストなど何も提示しなかった。

 25日、家族は弁護士を雇い、張さんとの面会を要求したが、留置場、国保大隊および刑事警察隊の関係者に面会を禁止された。弁護士は「中国の法律では、下記の3種類のみ当事者との面会を認めないことになっている。1、国家の安全を損なう犯罪。2、テロ活動の犯罪。3、重大な賄賂による犯罪」と指摘した。しかし、張さんはその3件のどれもに当てはまらず、弁護士はこの違法行為をした関係者を訴えると宣言した。関係者は訴えられるのを恐れ、電話で弁護士に面会できると言い、面会の時に知らせるという条件を付けた。

 今月11日午前9時ごろ、弁護士は張さんと面会し、初めて張さんの案件はすでに区検察庁に提出されたことがわかった。弁護士はすぐに区公安局を訪ね、関係者と話し合い、違法行為を指摘しようとしたが、2時間近く待っていたが、誰も受付てくれなかった。

 当日午後2時半、弁護士は区検察庁を訪ね、「逮捕しない申請書」を出した。翌日の12日午後6時、張さんは解放された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/10/19/355646.html)
 
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