【明慧日本2017年9月29日】四川省楽山市の法輪功学習者・黄チョン女医は今年3月9日、楽山市中区支局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官により連行され、家宅捜索された。黄さんは何回か強請られ、これまで奪われた金額は合計1万元以上もあり、身分証や多くの家財なども押収された。黄さんはまた住宅を監視され、端午節にも両親に会えなかった。
8月17日、黄さんは楽山市及び中区の検察院、紀委、公安局、司法局、国保大隊、派出所などに次々と刑事訴訟書を提出し、関係者の責任追及、奪われた現金や家財の返還、法輪功修煉が自由に出来るようになること、人間の正義と法律の公正さなどを強く求めた。
9月7日、黄さんは国保大隊からの知らせを受け、警察署に行って現金や身分証を返還してもらい、住宅の監視も解除された。しかし、押収された家財は未だに返還されていない。警察署で、以前の国保大隊長がおらず、他の警官が皆礼儀正しく接してくれ、態度が凄く悪かったあの警官さえも起立して、手を振って別れの挨拶をしたことなど、以前と変わっていたことに黄さんは気付いた。
9月中旬、黄さんは再度関連部署に行き、家財の返還を求めた。黄さんは時局について語り、皆に理解してもらったようだが、押収された師父の写真、書籍、パソコン、プリンターなどは、依然として返還されていなかった。「ブレーキをかけても、すぐに止まれないではないか」とある関係者は、家財が返還できない理由を述べた。
黄さんは医師として多くの病人の病気を治したが、自分が難病に遭うとは思わなかった。2010年、元病気があった彼氏の紹介により、黄さんは法輪功の修煉を始めた。その後、2人は結婚し、幸せな生活を送っていた。酷い迫害の環境下で夫は修煉を放棄した。昨年、夫はプレシャーの重圧で病気が再発し、死亡した。今、黄さんは5、6歳の娘と一緒に生活を送っている。