【明慧日本2017年8月24日】遼寧省営口市の法輪功学習者・陳麗麗さんの家族は、今年5月29日、現地の留置場の警官から「陳麗麗は懲役5年の判決を下された」という知らせを受けた。しかし、裁判所からの書類や通知は何も届いていない。
この不当な裁判に対して、陳さんと家族は同時に上訴した。
陳さんは昨年6月28日午前、ある商業センターで国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官により不当に連行された。それまで、陳さんはずっと尾行をされ、移動場所がGPSで監視されていたという。
警官らは陳さんの両足と腕を持ち挙げ、パトカーに投げ込んだ。陳さんの姉が口論しようとしたが、警官らにすぐに手錠をかけられ、腕と手首を捻じられて怪我をした。パトカーの中で、警官らは姉に「お前も法輪功を信じて煉っているのか? そうでなければ師父を罵れ」と言った。姉は「何で罵らなければならないのですか? 理由もなくあなたを罵っても良いのですか」と答えた。口論中、陳さんの2人の姉妹は時々警官に殴打されていた。陳さんは心臓に不具合な状況が現れ、警官は恐れを感じて、パトカーを止めて速效救心丸を買った。
午後9時過ぎたころ、陳さんは4、5人の警官に連れられて一度家に帰り、着替え用のパシャマを1枚持って家を離れ、営口市留置場に拘禁された。その間、警官らは陳さんの2カ所の住宅の捜索を行い、パソコンやプリンターなどを押収した。
2日後、陳さんの家族は警官からの電話を受け、陳さんに対する拘禁のサインを求められた。
1カ月後、家族はまた警官から連絡を受け、「陳は逮捕されたから署名をするように」と求められた。
今年4月6日に現地裁判所で、4月17日に当留置場で、2回にわたって陳さんに対する裁判が行われた。家族は弁護士に依頼したが、依然として陳さんに懲役5年の判決を下されたことが、その後分かった。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)