【明慧日本2017年11月12日】湖北省武漢市洪山区の裁判所は先月31日、法輪功学習者・周錫坤さん(70代)に懲役3年、罰金5千元(およそ8万5千円)の不当判決を宣告した。周さんは判決を不服とし、その場で上訴した。
昨年12月20日の夜8時ごろ、武漢大学情報部の警備員と610弁公室の男性警官3人、女性警官3人は、聞きたいことがると言って周さん夫妻を騙し、ドアを開けさせた。6人は何の証明書の提示もないまま、家宅捜索を行ない、法輪功の関連書籍・資料、プリンター、パソコン、法輪功創始者の写真などの私物を押収した。1時間後、家中はめちゃくちゃにされた。警官はさらに周さんを連行し、すぐに戻すと言いながら立ち去った。
12月21日、周さんの妻と息子は、武漢大学情報部居民委員会と警備課に周さんの解放を求めたが、担当者は責任を転嫁しあい、知らないとごまかした。
家族は洪山支局を訪ね、周さんの行方を聞いたが、何も教えてもらえなかった。洪山留置場が家族に薬を送るようと知らせた時、家族ははじめて周さんの居場所がわかった。
家族は弁護士を雇い、面会して初めて周さんが拘禁された後、知らない人にサインをさせられ、3カ月間無視されていたことがわかった。
家族と弁護士は洪山区卓刀泉派出所を訪ね、周さんの解放を求めたが、担当者は回避し、一度も家族に会わせなかった。
今年3月25日、周さんが拘禁されて3カ月後に、案件は検察庁に提出された。
4月5日、洪山区検察庁は周さんの案件を卓刀泉派出所に差し戻し、起訴しないことにした。
周さんは4月27日に解放された。
しかし、卓刀泉派出所は諦めず、周さんを罪に陥れる案件を再び検察庁に提出した。
9月13日午後2時、洪山区裁判所は周さんの裁判を開廷した。
先月31日、洪山区裁判所は周さんに懲役3年、罰金5千元の不当判決を宣告した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)