【明慧日本2017年12月13日】天津市南開区の公安局・検察庁・裁判所は、共同で偽証をでっち上げ、今年の11月1日、法輪功学習者・蔡莉莉さん(68)に対して、懲役2年10カ月の不当な判決を宣告し、さらに1万5千元の罰金の支払いを命じた。
以下は、蔡さんが述べた迫害された経歴の内容である。
不当に連行される
2015年10月6日の午前、私はカバンを持って天津水上公園に向かっている途中、カバンの中の法輪功の資料やDVDを通行人に配布した。数人にしか配布していないところを、突然、後ろから私服警官が現れ、有無を言わせず私を車に引っ張って、八里台派出所まで不当に連行した。警官はいかなる身分証明書も提示せず、ものも言わずに私をある部屋に閉じ込めた。期間中、飲食など一切提供してくれなかった。
どの位の時間が経ったか分からないが、警官は「罪を認める書類」を持って来て、私に署名するように強いた。私がそれを拒否したため、警官は私の手を無理やり開き署名させようとした。カバンの中の携帯電話、鍵、財布、定期券、MP3などを押収してから、出て行った。
日が暮れるころ、私は広間に呼び出された。目の前のテーブルの上に置いてある煉功テープ、小さい箱の中の法輪バッジはすべて私の家に置いていた物なので、警官が家宅捜索を行ったことが分かった。警官は鍵、財布、定期券だけを傍にいる弟に返し後、弟を帰らせた。
しばらく経つと、私はパトカーに乗せられて、厳重な警備体制がひかれた場所に送られた。次から次へと鉄の門に入り、鍵を開ける音は絶え間なく耳に伝わり恐怖を感じた。そこは南開区留置所であることをあとで知った。家宅捜索を行った時、押収された物を警官に聞きたくて、監室リーダーに尋ねたところ、「ここは人を閉じ込める倉庫だ、お前は誰にも会うことが出来ない。ここは是か非かを論じる場所ではなく、上がお前に会う時に限って、人影が見える所だ」とリーダーは答えた。
迫害によって、生命が危険な状態に陥る
南開区留置所で、毎日の食事は白菜スープと黒い蒸しパンだけで、そして、コンクリートの地面に敷かれた汚くて臭いマットの上に寝るしかなかった。私は元々多くの持病があり、法輪功を学んでいるから健康になれた。それで所内の環境が劣悪で、煉功もできないため、体調が急激に悪化してしまい、自力での生活ができなくなった。
私は何度も病院に運ばれ、毎回無理やり採血され、5ccの血が入っている試験管を30本以上採血された。なぜかその理由は知らない。
ある日、警官に反省文を書くようにと強制されたが書かなかっため、他の人が代わりに書いた。数日後、警官はそれを持って来て、「署名すれば、すぐ家に帰らせる」と言ったので、私はその話を信じて署名し、拇印を押した。その後、2カ月経っても解放されず、自分は騙されたと分かった。
2015年12月30日、朝起きて身体の異変を感じ、顔色も真っ青になった。病院に運ばれたが、「すでに血圧がない」と医者は言い、もう駄目だと判断された。警官は、保証人を立てて審問を待つという条件付きで私を一時出所させ、家族に迎えに来させた。
家財が押収される
帰宅した後、自力で生活ができないため、息子は仕事を辞めて私の世話をした。私は毎日煉功を続けて、ようやく一命を取り戻せた。
後で知ったのは、警官が家宅捜索した時に、留守で現場には身内も誰もいなかった。手提げの中の黄色い財布の中にあった1束の現金、法輪功の真相が印刷された真相紙幣、習近平宛の手紙、江沢民を告訴する起訴状の原稿、電話帳、2万元の価値に相当する契約書、新品の衣類、布の生地などが押収されてなくなっていた。
法律部門が提供した映像は、犯罪の証拠である
昨年9月21日、南開区裁判所で裁判が行われた際に、検察庁側が数人の証人を提示したが、出廷した証人は1人もおらず、すべて私が聞いたことのない名前だった。
証拠品として提供されたものには、我が家での家宅捜索の映像しかなかった。映像の中に、少なくとも3~4人の警官らが私の家に入り、いかなる証明書をも提示せず、警官の顔もはっきりと映っておらず、どんなものを押収したかも分からない。
法輪功を学ぶことは合法である
私が述べた内容はすべて事実である。法輪功は人に良い人になるようにと教わる功法だから、私は学んでいる。法輪功を学ぶと、自分が健康になっただけではなく、至る所に他人のことを優先に考えるようになることでもある。私はただ法輪功の迫害されている真相と法輪功の素晴らしさを人々に伝えることが、何の罪になるというのだろうか?
私は公安局・検察庁・裁判所が出した、私に対する提訴を取り消し、法律に基づき公正な立場で、私の潔白を明らかにすることを強く求める!!