遼寧省の半身不随の呉占廷さん 再度連行される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2017年12月26日】遼寧省朝陽市西大営子の法輪功学習者・呉占廷さんは、今年11月29日、現地の市場で市光明支局の警官に不当に連行された。

 朝陽市国保支隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は、よく市内の西大営子区域を秘密に調査しては、真相資料を配る法輪功学習者を見かけると、尾行してビデオを撮り、そして、各管轄区域の警官に連行するように命令する。

 中国共産党の法輪功に対する迫害が18年続いている中で、呉さんと妻の車淑賢さんは法輪功を学んでいるという理由だけで、2002年5月に警官らに不当に連行され、それぞれ懲役4年6カ月と懲役4年の実刑判決を宣告された。呉さんは錦州南山刑務所で、様々な手段で「転向」を強制されたことにより、脳血栓になり、身体の片方が不自由になり、未だに回復していない。

 それにもかかわらず、呉さんは今年2回も連行された。10月24日、向陽支局と西大営子派出所の警官4人が、呉さんの家に押し入り、『轉法輪』1冊を押収し、扉に貼ってある「福」の字を引き裂いて、呉さんを派出所まで不当に連行した。その後、呉さんは体調不良のため解放されたが、記憶力はさらに低下した。

 今回、呉さんは再度不当に連行され、家族は非常に焦っている。家族は転々と探し回り、やっと朝陽留置場にたどり着いた。そして「身内がすでにこんな状態になったのに、なぜ入所させたのですか?!」と警官に問い詰めたところ、警官は横暴な態度で「ここには決まりがある、基準に達したから入所させたのだ」と答えた。家族はそれなら留置場の決まりを見せるようにと要求すると、拒否された。

 現在、光明支局は家族に、呉さんを出所させるのに「保証人を立てて審問を待つ」という条件付きの手続きをしなさいと要求している。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/12/4/357454.html)
 
関連文章