【明慧日本2018年1月15日】(米国=明慧記者・李静菲)2017年12月20日の午後、「全世界脱党支援センター」は米国議会でシンポジウムを開催し、中国共産党の法輪功に対する18年来の血まみれの迫害が再びワシントンで注目された。米国議会議員、米国を旅しているニュージーランドの政治家、人権弁護士、政治評論家らが共産党の国民に対する迫害を譴責した。彼らは、共産党が中国国民を迫害しているだけでなく、人類に脅威を与え、邪悪を支持せず、共産党からの脱退は賢明な選択だという。
数人の法輪功学習者がシンポジウムで家族や友人が受けた共産党からの迫害の写真を掲示した。中国遼寧省大連市から来た三姉妹の王春栄さん、王春英さん、王春彦さんは、かつて会計事務所の所長であり、看護師長であり、貿易会社の部長であった。法輪功を修煉しているという理由で長年投獄され、親族も巻き添えになった。彼らと面識のある法輪功学習者の数十人が迫害で死亡した。遼寧省から来た16歳の徐鑫洋さんは、父親が迫害を受ける前と後の写真を見比べた。彼女の父親は共産党の迫害で死亡した。ワシントンの市民である杜海芃さんと母親の袁曉曼さんは、迫害の元凶・江沢民を告訴したことで、3年の実刑判決を受けて投獄され、未だに家族との面会は許可されていない。
米国国家議員、共産党の迫害を譴責
米国下院議員のスティーブ・キング(Steve King)氏はシンポジウムで「法輪功学習者の人権は踏みにじられ、彼らは本来ならば天から賜わった人権を享受し、自由に神を信じ、願い通りに生活すべきです。しかし、7000万〜1億人が自由を剥奪され、迫害を受け、拷問に苦しめられ、疎外させられ、殺害され、彼らの臓器は甚だしきに至っては商品として売買されている。中国政府の人権迫害の罪は語り尽くせない」と発言した。
キング議員は「彼ら(法輪功学習者)はただ静かに修煉し、自由な生活を望んでいる。なぜその願望を阻止するのですか?」、「私は米国議会に法輪功を声援し、共産党の法輪功学習者に対する迫害を譴責する決議案を通過させるよう呼びかけます」と述べた。
米国議会および行政当局中国委員会(CECC)委員長で、米国上院議員のマルコ・ルビオ氏と、上院議員のクリス・スミス氏は、「多くの人が強制収監され、監禁され、拷問で苦しめられ、虐殺されている。中国当局は、中国で真・善・忍を修煉している平和的な数百万人の法輪功学習者に信仰の放棄を強要し、彼らが不当な迫害を受けていることを、受け入れることができない」という。
両議員は書簡の中で、「私たちは法輪功学習者が中国で共産党の理不尽な迫害を受けていることに絶対に沈黙してはならず、共産党はこの迫害および法輪功学習者に対する強制的な監禁の責任を取らなければなりません。近年来、我々は、下院や上院で議案を連署して、法輪功学習者を声援し、共産党の臓器収奪の行為を譴責してきました」と記し、シンポジウムに声援を送った。
脱党支援センター主席「3億人近い人々が中国共産党から離脱した」
全世界脱党支援センター主席の易蓉さんは、真相を知った中国の国民は共産党から脱退することを選択し、目下、2億9200万人が共産党組織からの脱退を声明したという。
易蓉さんは、脱党する人々には中国社会の異なる階層、異なる業種、共産党の高級官僚、警察官、軍人、学生、会社員、農民などが含まれ、彼らは別名や実名で公に共産党組織から脱退した。その中には人権弁護士の高智晟氏、郭国汀氏、鄭恩寵氏、前中国駐オーストラリア大使館外交官の陳用林氏、天津国家保安局、天津「610弁公室」に勤務している郝鳳軍氏、1988年オリンピック水泳銀メダリストの黄曉敏さんがいる。
易蓉さんは、「共産党は度々の運動の中で如何に人々を迫害し、如何に虚言をもって中国人を騙してきたか? 『三反』 、『五反』、『六四天安門学生運動』を経験した人々、これらの一連の迫害は彼らの身近に発生しており、真相を知って理解したあと、大部分の人たちが目覚めた。彼らは共産党からの離脱を選択したのです」と述べた。
米国下院議員のダナ・ローラバッカー氏は中国の脱党ブームに注目し、「私が思うには、脱党運動は非常に重要です。それは共産邪悪体制内の人々に脱退する機会を提供し、彼らを自分の同胞の弾圧に再び参加させず、再び共産党と一緒になって世界の脅威にさせないことです」と語った。
米国旅行中のニュージーランドの政治家「共産党からの脱退は賢明な選択」
ニュージーランドの作家で、映画製作者であり、行動党の副主席であるトレバー・ラウドン(Trevor Loudon)氏は、『共産党に対する九つの論評』は、共産党の本質、および中国問題を的確に分析しているという。「人々を励まし共産党から脱退することは賢明な選択」、「共産党が存在できるのは、人々に精力、時間、承諾と知恵を投入させ、この邪悪な体系を支持させているからです。もし人々が脱退を選択すれば、共産党が崩壊し、最終的に消滅されます。人々がかれらから離れれば、邪悪はきっと瓦解し、問題も存在しなくなります」と述べた。
ラウドン氏は、「罪業から遠ざかろうとする人々は、共産党に加入したことですでに罪業を創り、悪人の手先となって悪事を働くことで、物質上の奨励を受け、優越した仕事を得て、高級車や高級住宅を与えられても、彼らは自分の将来に罪業を創ったのです。ですから、必ず共産党から脱退し、永遠にこの組織に加入してはならず、この組織に金を渡してはならずあなたの子供を醜く汚い共産党から遠く離れさせなければならないのです。外国人は共産党に対抗することができますが、しかしもしあなたが中国で生活し、このようにすればとても危険です。最も簡単な方法は、共産党から脱退することであり、共産党から遠く離れ、最終的には共産党が解体されるのです」と語った。
人権の迫害に参与した中国共産党の官員ら、入境を拒否される
台湾の法輪功学習者で人権弁護士団のスポークスマンの朱婉琪氏は、台湾移民署と行政院大陸委員会などの機関で構成した聯合審査会が、近日、少なくとも法輪功の迫害に参与した共産党の官員3人が率いる訪問団を台湾への入境を拒否したという。
台湾大陸委員会は目下、共産党の官員が法輪功の迫害の事実が判明すれば、台湾政府は直接に彼らの台湾との交流を許可しないという。
中国の人権弁護士・陳光誠氏は、「共産党の末日はそれほど遠くなく、今どれほどの人が共産党の改善、悪を捨て善に従事する希望を抱いているでしょうか? ほとんどいないと言えます。人々はみんなが考えはじめ、共産党の暴政を終わらせようとしています」と述べた。
コロンビア大学政治学博士、『共産主義終極の目的』を推薦する
コロンビア大学の李天笑政治博士は参加者に、『九評』編集部が近日発表した書簡の『共産主義終極の目的』を推薦した。彼は、13年前『共産党に対する九つの論評』は脱党ブームを引き起こし、『共産主義終極の目的』は人々に、共産邪霊は文化の破壊を通して、道徳を破壊させ人類を消滅させようとしていることを見抜くことができるという。
全世界脱党支援センター主席の易蓉さんは、「この本は透徹に中国共産党を分析し、良心のある人は必ず共産党からの脱退を選択することでしょう」と述べた。