天津市の警官 同日に23人の法輪功学習者を連行
■ 印刷版
 

 【明慧日本2018年1月21日】天津市公安当局は昨年12月28日午前、法輪功学習者を連行するために、大勢の警官を出動させた。

 不完全な統計によると、今回の不当な連行で23人の法輪功学習者が連行された。その後、4人の学習者が解放されたという。

 警官らは濱海新区、武清区、南開区、紅橋区、北辰区、河東区などの地域に住む学習者を連行した。

 連行された学習者たちのほとんどが、携帯電話で法輪功の真相を人々に伝えていた。警官は「俺たちはとっくの前から監視を始めた」と学習者に漏らした。

 天津市公安当局は、2015年3月2日に37人の学習者を一斉に連行し、2016年12月7日にも22人の学習者を一斉に連行したことがある。

 「法輪功学習者を迫害することは罪になるのでは?」と問われたとき、警官は「間違っていても、捕まってもやる。もし捕まったとしても、国が賠償すればすむことだ」と言った。

 武清区の学習者7人を連行

 12月28日朝6時、上馬台鎮王老庄村の学習者・黄俊娟さんは家で連行され、家宅捜索を受けた。黄さんは現在、刑事拘留されている。警官は「黄さんが電話カードを買ったことで、黄さんを連行した」と、黄さんの息子に言った。

 同日午前8時過ぎ、公安当局と派出所の警官らは、歯科医・李永泉さんを連行して家宅捜索した。

 その後、警官らはすぐに、上馬台の劉樹清さんの家へ行き、家宅捜索したという。

 昼12時過ぎ、二十数人の警官らは高玉明さんの自宅に不法侵入し、高さんと高さんの家を訪ねていた斉志銀さん、周厚美さん、高建玲さんの4人を連行した。建玲さんは殴打され意識を失った。

 警官は高さんの家にあるパソコン、プリンター、携帯電話、スピーカー、現金1万元などの私物を押収し、斉さんの家も家宅捜索し、現金十数万を押収した。

 翌日、家族たちは派出所へ行き、学習者たちの解放を求めたが、警官に「すでに武清留置場に送った」と告げられた。

 28日午後1時過ぎ、豆張庄郷の学習者・劉金鳳さんは家で洗濯していたとき、地元派出所の警官と郷政府の人員十数人がいきなり家に侵入し、何の証明書の提示もなく家宅捜索を行った。警官は法輪功の書籍、ノートパソコン、wi-fiルーター4つなどを押収し、劉さんを派出所まで連行した。その日の夜11時、劉さんは解放されたという。

 南開区の学習者2人を連行

 南開区の学習者・呂厚芬さんは12月28日朝8時30分、十数人の警官に家のドアを叩かれた。家族がドアを開けると、警官らは捜索令状を見せ、直接呂さんの部屋に向かった。法輪功の書籍三十数冊、法輪功創始者の写真、携帯電話などを押収し、呂さんを連行した。現在、呂さんは北草バ留置場に拘禁されている。

 同日午後、学習者・許全勝さんは南開区公安当局の警官により、勤務先の天津大学から連行された。午後3時過ぎ、学府街派出所の警官十数人が許さんの自宅に不法侵入し、空白の捜索令状を持って、家宅捜索を行った。2時間にわたって捜索した警官はパソコン、プリンター、法輪功の書籍、子供の勉強用品などを押収した。そして、警官は家族に何も書かれていない空白の令状に、サインするように強要したが、拒否された。

 現在、許さんは南開区留置場に拘禁されている。

 濱海新区の学習者9人を連行

 12月29日8時過ぎ、大港油田の学習者・崔彦卿さんは、警官により家宅捜索されて連行された。崔さんの家で一緒に法輪功の書籍を読んでいた高齢の学習者2人も派出所まで連行された。

 現在、崔さんは刑事拘留され、濱海新区第三留置場に拘禁されている。

 同時間帯に、大港勝利派出所の警官は天津市党校に行き、勤務中の学習者・高麗娟さんを連行した。それから、警官は高さんから押収した高さんの家の鍵を持って、高さんの自宅へ行き、家宅捜索をした。家にいた母親(80代)は警官を見てびっくりして倒れそうになった。午後、高さんは刑事拘留され、濱海新区第三留置場に拘禁された。

 同日午前9時、濱海新区塘沽渤海石油新村の学習者・王娟娥さんは、家族と一緒に車で出かけた際、途中で黒塗りの乗用車に止められた。その車から私服警官が降りて来て、王さんを派出所まで連行した。その後、私服警官らは王さんの家を家宅捜索し、パソコンやプリンター、現金、携帯電話、法輪功の書籍などを押収した。

 昼12時30分、遠洋城公安当局の警官は、学習者・王平さんの家の前で、王さんを連行し、家宅捜索をした。警官はパソコン、プリンター、携帯電話、現金を押収した後、法輪功を学んでいない王さんの夫も連行した。

 3時過ぎ、夫は「子供を迎えに行く人がいない」と怒ったため、解放された。翌日、家族は王さんの解放を求めに行ったが、王さんはすでに趙家地留置場に送られたと知った。

 同日夜9時、濱海新区の学習者・楚燕さん(女性)が連行された。警官は楚さんの家から法輪功の資料、プリンター数台、パソコン、法輪功の書籍などを押収した。

 同日、大港油田の学習者・楊芸响さんも連行された。

 紅橋区の学習者3人を連行

 12月28日午前9時、紅橋区の学習者・姜さん(女性)は会社で連行された。王淑燕さん、金枝さんは咸陽北路派出所の警官により連行された。

 河東区の学習者1人を連行

 12月28日、河東区に在住の学習者・藍淑芬さんは北辰区天穆派出所の警官により連行され、家宅捜索を受けた。警官は何の証明書の提示もなかったという。

 北辰区の学習者2人を連行

 12月28日、北辰区の学習者・徐雪麗さんと王さんが連行された。現在、2人は北辰区留置場に拘禁されている。

 中国新聞出版総署は2011年3月1日、第50号令を発布し、1999年に発令した法輪功の書籍を発行禁止の撤廃を発表した。その決定に基づいて、法輪功の書籍のすべてが合法であり、法輪功の書籍の閲読ならびに伝播もすべて合法である。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/1/5/359277.html)
 
関連文章