【明慧日本2018年1月11日】湖北省潜江(せんこう)市の裁判所は昨年11月7、8日、5人の法輪功学習者に対して不当な裁判を行った。そして、劉雄さんに懲役2年6カ月、胡縫成さんに懲役2年、劉軍さん、張家興さん、楊冬梅さんにそれぞれ懲役3年と執行猶予3年の判決を宣告した。劉雄さん、胡さんは判決を不服とし、上訴するつもりだが、劉軍さん、張さん、楊さんは12月25日に帰宅した。
劉雄さんと胡さんはかつて社会の不良青年だったが、法輪功を学んだ後、悪習を一掃し、真・善・忍の教えに従って身を処し、もめ事を起こすばかりのヤクザから、誰からも好かれる良い人になった。これは親戚や隣人達が目撃している事実である。新しい学習者・楊冬梅さんはかつて病気だらけだったが、法輪功を学んで健康になった。
2016年4月13日午前6時ごろ、江漢田警察署と仙桃市警察署は十数台のパトカーを出動させ、仙桃市龍華山街道在住の胡さんを連行した。警官らは短機関銃を持ちながら、何の捜査令状の提示もなく、ドアを蹴破り胡さんの自宅に押し入り、室内をめちゃくちゃに乱し、家宅捜索を行った。警官はパソコン2台、ノートパソコン1台、工業用パソコン1台、法輪功の書籍数冊、mp4を2個、押収した。押収品、および胡さんをどこに移送するのか警官は教えてくれなかった。
ほぼ同時に、仙桃市干河街道で販売店を経営していた劉雄さんも連行された。劉さんはパソコン1台、法輪功の書籍数冊を押収され、妻のバッグまでも失くなった。バッグには携帯電話、身分証明書、鍵、現金1千元以上が入っていた。劉さんと押収品はどこに運ばれたか分からない。
同市の楊冬梅さんも同日に連行された。
上述の3人が連行された後、家族はあちこち探し回って、半月後やっと拘禁された場所が分かった。劉さんと楊さんは潜江留置場に拘禁されていた。1カ月後、胡さんが悪名高い板橋洗脳班に拘禁されていることが分かった。その洗脳班で、仙桃市の王玉潔さん(24)が迫害されて死亡した。胡さんの拘禁に対して、弁護士は板橋洗脳班の違法拘禁行為を起訴しようとした。施設側は恐れて、すぐに胡さんを潜江留置場に移送した。
張家興さんは2016年7月20日、劉軍さんは同年12月6日に連行された。2人とも長い間、潜江留置場に不当に拘禁された。
上述の法輪功学習者5人が連行された理由は、法輪功の真相を伝えただけである。真相を伝えることは言論の自由に符合しており、憲法により認められている。案件は2016年11月に潜江裁判所に回った後、主審裁判官は前後計3人に変わった。馬啓礼、王永成の2人はこの案件にかかわらないように、主審裁判官を担当しなかった。裁判の時間も何度も変更された。最初に定められた開廷日は2017年2月17日だったが、その後取り消された。また5月26日に開廷すると通知があったが、その後、再び取り消された。冤罪だとはっきりわかるだろう。
しかし、一部の悪辣な警官は諦めず、戻された書類の再提出を何度も繰り返した。2017年11月7、8日、潜江市裁判所は学習者5人に対して開廷した。法廷は市裁判所内ではなく、民事トラブルを解決するある地方の小さなホールに設置して開廷され、中には僅かな数人しか入れなかった。当局はホールが小さいという口実で傍聴者の入廷を拒否した。家族は傍聴に行ったが、裁判官に「仙桃に行って傍聴証をもらってから傍聴するように」と入廷を拒否された。しかし、間もなく開廷するので、仙桃に行くにはすでに間に合わなかった。これは明らかに裁判所側の越権行為ではなかろうか。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)