【明慧日本2018年2月1日】遼寧省盤錦市の丁艶清さんは昨年8月22日に、不当に懲役2年6カ月の実刑判決を宣告された。丁艶清さんの家族はこれを不服として、昨年11月9日、上訴したが、同年12月26日、盤錦市中等裁判所は原判決を維持するとした。
2016年10月27日午前10時半頃、遼寧省盤錦市双台子区遼河派出所の警官と双台子区公安支局の警官らは、法輪功学習者・丁艶霞さんの家に押し込み、家宅捜索を行い家財を押収し、個人財産までも押収し尽くした。
同時に姉の丁艶清さんも仕事中に遼河派出所の私服警官に不当に連行された。姉の丁艶清さんも法輪功の学習者である。
家族は何度も盤錦市双台子区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)に釈放するように求め、妹の艶霞さんは同年11月18日に保釈され、家に戻った。
姉の艶清さんは2016年11月18日に盤錦市双台子区検察庁に逮捕状を発布された。その後、案件は検察庁から双台子区公安支局の国保大隊に差し戻された。
昨年1月17日、国保大隊は再び案件を双台子区検察庁に送った。家族が依頼した弁護士はすぐに検察庁に行って資料を調べた。
情報筋によると、艶清さんは連行される前から、すでに尾行され、監視され、ビデオで撮影されていた。警官らは艶清さんを陥れるためのいわゆる証拠を収集していた。
この案件は昨年2月17日に再び双台子区国保大隊に差し戻された。同年3月20日、警察は案件を盤錦市双台子区裁判所に送った。
昨年6月8日午後、遼寧省盤錦市双台子区裁判所は艶清さんに対して、不当に裁判を行った。法廷では艶清さんは自分がいかなる犯罪も犯さず、いかなる法律も犯しておらず、直ちに無罪で解放するように求めた。
艶清さんは連行される過程で体が傷つけられたことを暴き、現在、留置場に拘禁されている自分の体の具合いが非常によくないと述べた。
北京の弁護士は艶清さんの無罪を主張し、警官が証拠をでっち上げたことを指摘し、法輪功を信仰することは合法であると答弁した。
艶清さんの家族も無罪の弁護をしたが、司法官・蓋世賢は法廷審理の時間が長引いていることを理由に、少ししか言わせず、その後、発言を許さないまま法廷審理を終了させた。
艶清さんは昨年8月22日に盤錦市双台子区裁判所に冤罪を着せられたまま懲役2年6カ月の判決を宣告された上に、3000元の罰金を科された。
昨年11月9日、家族はこれを不服として盤錦市中等裁判所に上訴した。そして盤錦市双台子区裁判所が艶清さんに冤罪を着せたまま判決を下したことに対して告発した。
しかし、同年12月26日、盤錦市中等裁判所は開廷しない状況のまま、不当に原判決を維持するとした。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)