大慶市の学習者2人に 懲役5年の実刑判決が
【明慧日本2017年12月6日】黒竜江省大慶市泰康裁判所は今年12月1日午前、法輪功学習者・石晶さん、邵影さんの2人に、不当に懲役5年の実刑判決を宣告した。
12月1日、当事者の家族と弁護士は裁判所からの知らせの通り、午前9時に法廷に着いたが、裁判所の入り口で足止めされ、家族2人と弁護士だけが入廷を許可された。弁護士が家族2人を連れて法廷に入ると、座席は身分のわからない、見知らぬ若い男女らで占められており、最後尾の一列の二つの座席だけが空いていることが分かった。
家族は後ろの座席に向かっていた際、ある警官が「座席をいくつか空けてくれ、もっと多くの家族を入廷させれるように」と叫んだ。最前列の座席に着席していた数人が、警官の指示に従って座席を空けて法廷を出た。家族が最前列の座席に向かって座ろうとすると、警官に阻止され、再び後ろの座席に戻らされた。結局、空けた最前列の座席に座ったのは家族ではなく、顔の知らない人達だった。
引き続いて、石晶さん、邵影さんの2人が法廷に連れて来られた。邵さんは両手をお腹に当てて、腰を曲げ、警官に支えられながら、かなり具合が悪るそうだった。
後ろに座った家族には前が見えず、立つのも禁止された。法廷内は静かで、カメラマンがずっと録画していた。裁判所は学習者2人に、懲役5年の実刑判決を即座に宣告した。2人はこの判決を不服とし、上訴すると主張した。
今回のいわゆる公開裁判は、大慶のみならず、黒竜江省でも初めてだった。今までは判決書を直接当事者に渡し、弁護士に知らせるだけだった。今回は、40キローも離れた留置場から当事者を裁判所に運んで来た。法廷に座ったのは家族ではなく、裁判所が招待した人達ばかりだった。