山東省聊城市の学習者・劉慶雷さん 不当判決
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 【明慧日本2018年2月4日】山東省済南市平陰県裁判所は昨年12月15日、聊城(りょうじょう)東阿県の法輪功学習者・劉慶雷さん(42歳男性)に対して不正な裁判を行い、今年1月16日に懲役2年の実刑じ判決を宣告した。劉さんは判決を不服として、上訴したという。

 法輪功を学び、身柄を拘束される

 劉さんは2016年3月7日、済南市平陰(へいいん)県のある友人宅を訪ねた時、中国共産党による法輪功の誹謗中傷宣伝を信じている人に通報された。車の中に法輪功の資料があるという理由で平陰県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)や派出所の警官により身柄を拘束された。1カ月後、劉さんは一時出所できた。

 昨年の春、劉さんはまた平陰県の派出所から呼び出された。いわゆる、修煉を放棄する旨の書類 や 保証書 を書かないため、県検察庁に送られた。当庁は劉さんを県裁判所に起訴した。

 同年4月25日早朝6時過ぎ、東阿(とうあ)県派出所の警官ら6人は劉さんの自宅に侵入し、身柄を拘束した。理由は2015年に江沢民を告訴したからだという。その後、健康診断を受けられないため、家に戻された。

 6月14日午後、平陰県裁判所は劉さんに6月15日に出廷するようにと求めた。

 10月15日の夕方、市開発区の警官2人は劉さんの身柄を拘束し、県留置場に拘禁した。

 2回開廷され、懲役2年の判決

 平陰裁判所は家族に11月28日に開廷すると知らせた。家族は劉さんに弁護士を雇い、11月17日、弁護士と一緒に留置場へ面会に行った時、劉さんはすでに県裁判所で開廷されているところだと告げられた。

 家族と弁護士は急いで裁判所に向かった。当時の劉さんは裁判所で「私の弁護士がいないので、開廷できません」と抗議した。

 劉さんの家族は裁判官に法律に従い、執行してほしいと求めたが、かえって脅迫行為だと言われた。

 劉さんの弁護士は裁判官や傍聴人に「中国の法律では、法輪功を学ぶことは合法です。当事者は無罪です」と訴えた。しかし、裁判官は「それでは『刑法』で判決を下す」と言った。弁護士はまた「これは法律を犯した判決です」と反論した。裁判官は何も答えることができなかった。

 最後に、裁判所側はやむを得ず11月28日に開廷することにした。しかし、その2日前、裁判官は再び家族に日を改めて開廷すると知らせてきた。

 12月15日、県裁判所は再び劉さんに対し開廷した。弁護士は無罪であると弁護をした。しかし、今年1月16日、劉さんは懲役2年を宣告された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/1/27/360106.html)
 
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