文╱中国の大法弟子
【明慧日本2018年2月7日】昨年末の12月25日、私は郵便局に行って、法輪功の真相を書いた手紙を郵送しようとしましたが、郵便局の職員は受け付けてくれませんでした。理由を聞くと、職員は「第十九回党大会(昨年10╱18日~10╱24日)前に、あなたはあまりにたくさんのものを郵送したため、派出所から止めるようと指示された。あなたはすでにブラックリストに載せられた」と言いました。「私は悪いことをしていません。私は法輪功修煉者です。世界は真・善・忍を必要としています。私はただ真相を伝え、善を勧め、人を救い、人に災難から遠ざかるように言っているだけです」と言うと、他の職員は「上司に聞かなければ、私達は何も決められない。これ以上言うなら、110番に通報するよ」と脅しました。「もっと法輪功の真相を理解してください。それは皆さんが救われる希望です」と私は言いました。
翌日の26日、集団学法をしてから、同修達に正念を発するようにお願いして、私は自ら市庁舎に『九評』などの資料を届けに行きました。警備室に行くと、数人の警備員が出て来て、「おばさん、何の用ですか?」と聞かれ、「市長に資料を届けたいのですが、市長に連絡してもらえますか」と言うと、彼らは「郵便局に行ってください。郵便物に『人民の投書』と書いて郵送すれば、届きますよ」と市庁に入れてくれませんでした。
27日に、私は再び郵便局に行きました。職員は「あなたのものは受け付けません。郵送してあげません。駄目です」と言い張りました。「昨日、あなた達の上司はどう返事をしたのですか?」と聞くと、職員はすぐに電話を取って、110番に通報をしました。私は動じませんでした。郵便局には人が多くて、1人の客が「この人を知っているよ。あっちこっちで法輪功のことを言っている。誰にでも言っている」と冷やかしの言葉を吐きました。1人の中年女性は「早く帰りなさい。パトカーがすぐに来ますよ」と心配そうに言いました。私は依然として動じず、彼らに「ありがとう! 私は法輪功への迫害に反対し、真相を伝え人を救っています! 善を勧めています! 恐れません」と堂々と言いました。
この時、外からパトカーのサイレンが聞こえて来ました。しばらくしてから、2人の警官が入って来て、郵便局の職員は私を指して、「法輪功の人です」と警官に言いました。警官は「お前、何をしているのか? 私達について来い」と命じました。「行きません。私は違法なことをしていません。あなた達も座ってください。法輪功とは何か、江沢民はなぜ法輪功を迫害したか話してあげますから」と言うと、彼らは「だめだ。われわれは○○派出所の警官だ。派出所に来い」と言いました。「あそこなら、私はしょっちゅう行っていますよ」と言って、私は彼らについてパトカーに乗り込みました。
派出所に着くと、かけてくださいと言われましたが、私は彼らの指示に従わず、「結構です」と断わりました。「ここは派出所だぞ!」、「どこでも、私には自由があります」。この時、数人の警官が入ってきて、私のカバンを取り上げようとしました。「中には『九評』がありますから、持って行って読んでください」と私はカバンから3冊の『九評』と他の資料を全部出して彼らに渡しました。
この時、さらに数人の警官が出てきました。私は彼らに法輪功の真相を話し、法輪功とは何か、江沢民はなぜ法輪功を迫害したかを話しました。警官らはとても真剣に聞いていました。横の椅子には4人が座っていて、その中の1人は突然立ち上がって、「おばさん、命とお金、どっちが大事だと思う?」と聞いてきました。「命のほうが大事でしょう」と答えると、「おばさん、法輪功は本当にそれほど素晴らしいのか?」、「私は以前不治の病を患い、煉功をしてから全部治りました。修煉して20年、薬を1錠も飲んでいません。いい人になるように努力して、道徳水準も高まりました」と言うと、彼は「おばさん、李洪志師父にお願いして、僕もアメリカに行かせてもらえないか? この国での暮らしにはもううんざりだ」と言いました。私は「私の師父は中国の人々を救ってくださっていますよ」と彼に言いました。
彼は「非常にイライラしてきた。一発殴りたいぐらい気分だ」とすこし興奮気味に言いました。私は「誠心誠意に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じれば落ち着きますよ」と言うと、彼はすぐに声を上げて「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」と叫びました。隣の警官は「おばさん、彼にもっと法を広めてあげてください」と言いました。部屋の中に穏やかな空気が流れていました。
私は口が乾くほどいっぱい喋りました。警官は「座って休んでください」と勧めてくれ、「確かに疲れました。しかし、あなた達に逢えば、とにかく真相を話してあげたくて仕方ありません。そうすれば、あなた達は将来の進むべき方向が見えてきますから」と私は言いました。
「皆さんに歌を歌ってあげましょうか」と言うと、警官は「お願いします」と言いました。私は「中国共産党は政権を奪ってから毎回政治運動を起こして、8000万人の同胞を殺害しました。江沢民は18年間で数え切れない程の大法弟子を迫害して死に至らしめ、さらに残虐に法輪功学習者の生体から臓器狩りをしました。私は迫害されて死亡した大法弟子と無辜の同胞に一本の蝋燭を捧げ、『蝋燭の光』を歌います」と言いました。歌い終わると、彼らは皆うつむいて、黙り込みました。
1人の警官は、「おばさん、本当に上手だった。もう一曲歌ってくれないか?」と言いました。私は「分かりました。じゃ、もう一曲『尊師の手』を歌いましょう」と言って、もう一曲歌いました。彼らは「法輪功にはこんなに素晴らしい歌があるとは知らなかった」と言うので、私は「法輪功のすべてが超常的ですよ。もっと真相を知ってください。それは救われる希望になりますから」と言いました。その時、資料を持って行った警官が帰って来ました。彼らは車を出して、私を家まで送ってくれました。
家に帰ってから、「やはり郵便局に行って真相を伝えなければならない」と思い、私は再び郵便局に行きました。郵便局の職員らは再び現れた私を眺めて驚きました。私は警察に通報した職員の前に行って、「ありがとうございました! お陰様で警官らは真相を聞いて皆救われました。資料も彼らに届けました、本当に完璧でした」と言うと、その職員はとぼけて、「私は耳が悪いから聞こえません」と言ったので、私は「それなら、もう一度教えましょう。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』としっかり覚えてください。三退をして平安を守ってください。これから、このような事を二度としないでください。あなたに悪いですから」と容赦なく言いました。もう1人の職員は、「あなたの郵便物は?」と聞いてきたので、私は郵便物を渡しました。
そして、家に帰ってさらに資料を整理して、また郵便局に持って行きました。職員はそれを見て、封をして、はかってから、「12元です」と言いました。私は料金を払って順調に資料を郵送しました。
修煉の道では、師父からすこしでも離れると前へ一歩も進まないとつくづく感じました。そして、師と法を敬い、師と法を信じることの重要性を体得しました。魔難に遭う時、自分が幸運で、幸せで、師父が自分の悪いものを取り除いてくださっていると思えるかどうか、順調になった時、これは試練であると認識できるかどうか、それもとても重要なことだと悟りました。そして、いつでもどこでも大法に照らして自分の一思一念を修め、恐怖心を取り除き、はじめて人を救う事ができる事を悟りました。
師父は「法輪大法には、間違った方向へずれることから学習者を守る力があります。どのように守るのでしょうか? あなたが真の修煉者であれば、われわれの法輪が守ってくれます。わたしは根を宇宙に下ろしているので、あなたを動かせる人がいれば、このわたしをも動かすことができることになり、はっきり言って、その人はこの宇宙を動かすことができることになります」[1]と説かれました。私達は正念を持って正しく行い、全体で高まり、全体で昇華することができれば、邪悪はきっと一掃され、迫害も終焉を迎えるでしょう
個人の次元の限りがありますので、法に則っていない所があれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』