師父の法理に従い 生死の関を乗り越えた
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文/海外の大法弟子

 【明慧日本2018年3月29日】私が自ら経験したことを以下に書くことは、同修達の役に立つかもしれず、また自分に対する励ましにもなり、神の道を歩んでいると確心しています。

 2016年8~9月頃、私は突然、腹腔右側の肋骨からお腹まで硬いできものが出来て、夜痛くて眠れず、煉功した時に腰を曲げると痛くて、確実に存在している硬いできものによって、私の心性は試練を受けることになりました。

 その後息が苦しく、歩くのも辛くて、寝るときには身体が冷えました。目が覚めると首から冷や汗が出て、いつまでその痛みに耐えられるか分かりませんでした。この状態が2カ月も続き、死ぬかと思いました。その時私は強く冷静さを保ち、頭に入っていた良くない観念を取り除き「私はまだ衆生済度の任務があり、まだ死ぬことはできない」と思いました。

 師父が修煉者は病気に罹らないと何度も語られましたので、これは絶対に仮相だと分かりましたが、しかし確実に硬いできものがあり、痛いだけでなく、精神的にも負担になり「修煉すればするほどこんな状態になってしまい、他人にどう思われるか」などと、世間体にこだわる自分に苦笑いをしてしまいました。

 病気でなければ病院に行き身体を医者に任せてはいけません。「病気、病院、医者」の言葉は、修煉者の私にとって存在しません。その頃は心身ともに調子が悪く、体調がさらに悪くなり、1カ月で9キロ余り痩せてしまいました。同修が細く痩せた私を見てビックリし、思わず私は「ダイエットをして痩せた」と答えたのでした。

 私は再び自分を落ち着かせ、修煉の道を歩まなければならず、師父が語られた確固たる正念に従わなければならないと思いました。師父は「どこかに腫瘍ができたとか、どこかに炎症が起きたとか、どこかに骨増殖症が起きたなどは、他の空間では、まさにその箇所に一つの霊体が居座っており、かなり深い空間に一つの霊体がいるのです」[1]、「もしそれを取除いてしまえば、こちらの身体に何の異常もなくなることに気付くでしょう」[1]と説かれました。師父の法理が理解でき、私はより強く正念を発し、お腹にある硬いできものの背後にある霊体を取り除きました。

 師父は「煉功の時にあれこれと妨害が現われてきた場合、まず自分自身から原因を捜し、まだ何か捨てなければならないものがあるのではないかと考えるべきです」[1]と語られました。私は「なぜ邪悪に利用されたのか?」と内から探しました。私は、同修とのトラブルにうまく対応できず、内心はずっと悔しさと憎しみがあった事を思い出しました。表面に出さなくても、同修に会うたびに気分が悪く、なるべく避けて、うまくこの関を乗り越えることができませんでした。

 また自分の安逸心、顕示心、他人のことが気にいらない心、そして深く隠れていた嫉妬心を見つけました。他の同修はお互いに家族の世話をしながら自分の幸せを楽しんでいるのに、「なぜ私だけ、幸せが何もないのか?」と考えました。若い頃から家庭を大切にし、家族の為に一生懸命尽くしました。しかし求めれば求めるほど、全てがなくなり、一家が離散しました。私は自分を常人の世界に戻らせました。

 体調が悪かったとき、私は「死ぬ時に際し、自分の良くない心を見つめ、執着心を持ったまま死んではいけない」と思ったことがあります。私は探して、探して……たくさんの良くない心を見つけました。最後に私は「結果がどうあろうと、絶対に身体を医者に任せてはいけない。むしろ何が起きても動揺しないで、師父にお任せし、真の大法弟子として、生死を師父に委ねよう」と思いました。

 すると奇跡が起きました。2カ月以上の病業は、やっと平静に、平然として、確固たる信念を修めることができました。

 ある日トイレが近く、午後はずっとトイレから離れられませんでした。当時「やばい。ズボンが汚れてしまい、私はもう耐えられないかもしれない……」と一つの念が出て来ました。私はすぐに「全ては自分がしっかりせず、執着心がたくさんあったため、他人に文句を言えない。全て自分の問題なので、私はこれらの良くない心を認めない」と念じると、その後、濁ったものとピンク色のものが出てきました。

 夜になると腹部の硬いものがなくなり、痛みも消えました。寝ても煉功しても、痛くありませんでした。私はまた、「回光返照(人が死ぬ間際に一時元気を取り戻すこと)ではないか」と疑いました。当時の悟性がそこまで悪かったのです。

 1週間後、硬いものがなくなり、腹部も柔らかくなりました。私はまず法会期間中に出会った、1人の以前中国で知り合った米国の同修(当時彼に正念を発してもらった事があります)に電話し「小斌さん、私は徹底的に治りましたよ」と伝えました。彼の最初の言葉は「師父、ありがとうございます!」と言い、私は思わず涙が溢れました。

 弟子が精進しなかったので、2カ月も伸びてしまいました。師父に浄化していただき、悪いものを取り除いていただきました。師父に感謝しています。

 今回の病業と魔難を経験したことにより、私は「師父を信じる」と深く感受しました。師父が語られた病業に関する法理で、私は正念で表面空間のこの硬いできものを根絶することができました。自分を常人と考えれば、病院に行き、医者に腫瘍か癌だと言われたかもしれず、病院で死んでしまったかもしれません。体調が悪いと感じたら、正念を確固とし、内から自分を探さなければなりません。自分を冷静にさせ、一歩一歩法理に従い、自分の一思一念一行を正さなければなりません。師父に見守っていただいて、私の生命は変えられ、昇華することができました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/2/25/362196.html)
 
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