メキシコの修煉者が歩んだ修煉体験
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文/メキシコの大法弟子

 【明慧ネット2018年4月26日】

 尊敬してやまない師父、こんにちは。

 同修の皆さん、こんにちは。

 私の母は精神的な面で信仰に対してとても興味を持っているため、母の影響で私は小さい頃からいろいろ信奉に触れることができ、人生の真諦を議論する古い学説に興味を持つようになりました。

 少年になった私はひどい鬱病を患い、薬剤に頼る生活を始めました。私は髪を長く伸ばし、ヒッピーのような恰好をし、よくドラムを持ち回って歌ったりして、表面上では明るくてまじめな少年のように見えていますが、しかし内心ではある種の言い表せない哀愁や虚しさが私を浸食していました。

 南米に長期旅行をする時に、南米原住民の伝統療法などを使って、私の状況は多少改善されました。メキシコに帰った後、私はすべての悪い習慣を止めて、悪友たちと縁を切りました。しかし2年後、持病が再発して完全にまた以前の状態に戻りました。

 法輪大法と出会う直前に、私は苦難の時期をちょうど経験していました。仲の良かった彼女といつの間にか喧嘩ばかりするようになったため、数年前に止めたはずのタバコや酒、覚せい剤に、もう一度手を伸ばしました。自分自身がダメになる道に向かって滑っていると分かっていながら、それを止める力が私にはありませんでした。

 法輪大法に出会った喜び

 私は故郷で行われた漢方医の主催するイベントで、法輪大法に出会ったのです。休憩時間に私はトイレに行って戻って来たとき、母は「あなたが席を外した間に、とても良い気功を紹介していたわ。ある中国人が轉法輪の本と気功を紹介し、本はすぐ完売したわ。でもイベントが終わる前に彼らはまた戻って来るらしいわ」

 そうして、『轉法輪』と出会いました。『轉法輪』を読み終わった後、私は本に書かれている奥深い法理に震撼されました。長い間、心の落ち着き先をあちこち探していた私は、やっと欲しいものに出会いました。師父のお言葉はストレートで回りくどい言い方を全くされず、時には厳しい言い方をされていますが、しかしその中には無限な慈悲と知恵が含まれています。『轉法輪』に書かれた事は全部本当のことで、師父は生きている仏様だと私は思いました。

 修煉の道は困難に満ちた道だと分かっていて、私は多少躊躇し感傷的にもなったのですが、しかし常人としての生活はもう意味がないし、これからはこの宇宙大法の道をしっかりと歩み続けようと決心しました。

 『轉法輪』の第一講、「人類社会全体は、同じ次元にあります。ここまで堕ちてしまったら、功能の角度から見ても、あるいは大覚者の立場から見ても、これらの生命体は本来消滅されるべきものでした。しかし、大覚者たちがその慈悲心により、彼らにもう一度機会を与えたので、このような特殊な環境、特殊な空間ができあがったわけです」、「返本帰真することこそ、人間としての本当の目的です。したがって、ある人が修煉しようと思うと、佛性が現われて来たと認められます。この一念こそ最も貴重なものです。なぜならその人が返本帰真を願い、常人という次元から抜け出そうとしているからです」[1]を初めて読んだとき、私の心は震撼されました。ここの部分は現在人類が置かれている次元、および大覚者の慈悲を闡明(せんめい・明瞭でなかった道理や意義を明らかにすること)にしました。現在人類はすでに消滅されるべきところまで堕落し、滑落しているのですが、大覚者はそれでも人類に返本帰真の機会を与えました。そして、私の手に返本帰真の道を指導してくれるこの本『轉法輪』は、つまり法輪大法のこの修煉法は、私を目標達成まで導いてもらえるものであると私は確信しています。

 とても簡単に私は酒と覚せい剤を止めました。あれ以来、私は二度と憂鬱を感じたことがなく、今まで感じたことのない内心からの穏やかさを、今よく感じられます。同修を知らないため、ビデオを見ながら煉功動作を覚えました。煉功するとき心がとても落ち着き、エネルギーが全身を走り、『轉法輪』に書かれた通りでした。これは本当に有効な功法だと感じ、私はすぐにも友達や家族と分かち合いたい気持ちになりました。

 修煉の関を乗り越える

 煉功を始めた頃、私はメキシコ南部の山に一時滞在しており、そこで、毎日山から湧き出る泉の水を飲用していました。都市部に帰って間もなく、胃腸に寄生虫が感染している症状が現れ、現地の多くの人達がその症状を持っていました。症状は数カ月間続き、私は薬草とホメオパサー療法(瀉血,下剤,多剤投与など、当時の強引な療法に代わる穏やかな代替医療として、多くの患者および一部の医師に歓迎される)を使って、一時、効果がありましたが、しかし治ったかと思うと、また下痢をしました。私はだいぶ痩せて虚弱になり、その状況がずっと続き、『轉法輪』をもう一度読み直す時まで続きました。

 師父が『轉法輪』に書かれたお言葉の中に、「こんな身体を一気に浄化してあげるのですから、何の反応もないというわけにもいかず、反応は必ずあります。 中には吐いたり、下痢したりする者もいます」[1]を思い出して、今の症状は病気ではなく、体を浄化しているのだ、それと同時に、本当に大法を信じているかどうかを試されている。これぐらいの苦痛が耐えられるかどうか、師父は少しの試煉を与えておられるのだと分かりました。分かった瞬間、私の症状も消えてなくなりました。

 煉功点を設立する

 師父の説法を読んでから、より多くの人に法輪大法を知ってもらうことの重要性が分かりました。私は友達を公園に誘っては、一緒に煉功をしました。最初、どのように煉功動作を教えるのか、集団煉功をどのように仕切るのかが分からなくて、煉功の入門ビデオを見ながら皆と一緒にやりました。だんだんと、私たちは良くできるようになり、煉功点を設立して、それからここを学法場所にもしました。

 集団煉功をより良く運営するために、私は通信連絡用のメーリングリストを作りました。ある日、7人ものメンバーが翌週の集団煉功に参加すると連絡してきました。私はとても嬉しくて、そのとき歓喜心が生じているとは気づきませんでした。

 それから、私はフェイスブックで知ったAさんを私のメーリングリストに入れました。Aさんは以前ほかの気功を習得したことがあります。私はフェイスブックで法輪功を紹介すると、Aさんは法輪功に対する評論を書きました。彼の評論には法輪功を否定する部分がありますが、もし彼が功法を一度学びに来たら、きっと法輪功の良さが分かると思って、集団煉功に誘いました。法輪功をどの程度知っているかにかかわらず、みんなに普く法輪功を知る機会を与えるのは良いことだと思っているからです。

 Aさんは煉功点に来ると、メンバーは全部で何人いるのかと聞かれました。また、法輪功の動作を少し変えると、より健康に良いと言い出しました。彼の言行は師父と法輪功を貶(けな)していると感じたのですが、私はできるだけ慈悲で寛容な態度をもって、自分が『轉法輪』で教わったことを彼に教えました。しかし彼の言動はとても私を傷つけ、その上、彼はずっと法輪大法を貶して冒涜していました。私は少々怖くなり、新しいメンバーも帰ろうとしました。

 Aさんが改正した方法を習得すると、私たちは想像も付かない高い次元に到達できると言って、彼について学ぶようにとAさんは私を説得しようとしました。しかし私は師父のお言葉を思い出しました。師父は「いかなる佛、いかなる道、いかなる神、いかなる魔に対しても、心が動じることがなければ、必ず成功するに違いありません」[1]とおっしゃっています。

 知らず知らずのうちに自分が煉功点の運営を通じて名利を求めていて、自分の正しくないこの念がとうとう魔を招いた、と分かりました。必ずこのような試煉を経て心を浄化し、はじめて師に助けられて法を正すことができると私は悟りました。

 その後、Aさんはずっと私を挑発し、甚だしきに至っては、「あなた、私を尊敬せよ、あなたの師父がそう言ったから」と言ってきました。私はもう彼のメッセージに返事もせず、彼がより多くの悪事をするのを防ぐため、フェイスブックの友達リストから削除しました。それからはもう、彼の消息を耳にしなくなりました。

 師父は「悪はいよいよ根絶され、人間世界の堕落した者も受けるべき報いを受けますが、これ以上、罪悪を続けさせるわけにはいきません」[2]とおっしゃいました。寛容を保つことと邪悪を放任することの間は、本当に紙一重だと私は悟りました。それから、同修は私に発正念の方法を教えてくれ、私は法輪大法に対してより深い理解をしました。

 師を助けて 法を正す

 人に法輪大法について言及するとき、私はいつも先に簡単に自身の経歴を紹介し、自分の行為や考え方が、そして全体が徐々に良い方向に変わっていくことを伝えています。また、法輪大法が砂漠の中のオアシスのように、世の中に法輪大法に比類なものは何一つない、といつも伝えます! また人々に中国共産党がどのように法輪功を迫害しているかを伝え、周囲の知り合いに法輪功の真相を広めています! より多くの人達に法輪功学習者が迫害されている事実を教えてほしいと彼らに頼みます。そうすることにより、自分の正しい位置が決められ、将来、必ず救われる機会があると皆に伝えています!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』  「圓満成就に向かって」

(2017年メキシコ法輪大法修煉体験交流会の発表原稿)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/27/357205.html)
 
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