吉林省の法輪功学習者 朝5時に開廷される
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  【明慧日本2018年5月21日】中国の法律によると、裁判所は開廷の前には当事者の家族と弁護士に、通知しなければならないと定められている。しかし、吉林省楡樹市裁判所は法輪功学習者・寧廷雲さんの家族にも弁護士にも知らせず、寧さんに対し不当な開廷をした。しかも、それは業務時間外の朝5時に裁判を行ったというのである。


寧さん

 2018年4月3日朝5時、寧さんは楡樹市裁判所の第二法廷に連れて来られた。法廷の裁判席には真ん中に女性の裁判長がいて、両側に男性2人が座っていた。寧さんが着くと、裁判長は寧さんに「自己弁護の権利がある」と告げた。

 寧さんは裁判長に「私には弁護士がいます。弁護士が来ないと裁判を受けられません」と話したが、裁判長は寧さんのいうことを無視し裁判を始め、公訴人が控訴状を読み上げた。裁判長は自己弁護の権利があると言いながらも、寧さんが口を開くたびに、寧さんの話を中断させた。裁判は十数分で早々に終わらせた。そして、寧さんは朝6時には楡樹留置場に戻された。

 2018年1月25日、寧さんの弁護士は楡樹市裁判所に行き、委託代理人の手続きをした。当時、この案件を担当する裁判官は、弁護士がこの案件を閲覧することに同意した。

 同4月10日、寧さんが不当に開廷されたことを聞いた家族は弁護士に知らせると、弁護士がすぐほかの地区から楡樹市裁判所に駆けつけた。弁護士は担当の裁判官に会うことを要求した。そして、受付の人が担当の裁判官に電話したが、電話の向こうから女性の怒る声が聞こえてきた。担当者の裁判官が変わったということで、結局、弁護士は裁判官に会えなかった。

 情報筋によると、裁判の終わりごろ、ある裁判官は寧さんに「なぜ、出かけるとき、それらの本と資料を持っているのか」と聞くと、寧さんは「私は以前、たくさんの病気を患っていました。法輪功を学んで救われました。私は法輪功の書籍と法輪功の資料を読みたくて、常に持っています。法輪大法からもう離れられません」と話した。

 「法輪大法からもう離れられません」という言葉は、寧さんの本音である。寧さんは法輪功を学ぶ前、毎日ベッドに横たわって起き上がれず、70代の母親に介護してもらわないといけなかった。しかし、法輪功を学んで4日で寧さんの病気が消え、健康を取り戻し、新たな生命を得られた。20年来、寧さんは薬を飲んだことも、注射したこともないという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/4/28/364689.html)
 
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